アルゼンチン vs オーストラリア
カタールW杯何試合観れるかチャレンジその27
サウジオフサイド祭り以来のゼンチン。
オーストラリアはぼちぼち良いサッカーする。
メッシ基準
サウジ戦に比べてだいぶ洗練された感のあるアルゼンチン。選手起用で見ると変化はエンツォ・フェルナンデスとマクアリスター、アルバレスなどなど。
ビルドアップ隊は2CB+フェルナンデスのサリーダしたりしなかったりをベースに色んな人が降りてくる。メッシとかデ・パウルとかマクアリスターとか。
メッシはライン間からヘソのポジションまで縦横無尽のフリーマン。メッシが降りるとアルバレスが中央へ移動し裏抜けもこなしながら奥行きを確保。運動量が凄まじい。アルバレスがいなくなったところにはSBが1列上げて幅を取る。
とまぁこんな感じで色々移動しながら全体のバランスを保っていたが、これらの移動の基準は全てメッシにあるのがアルゼンチンの最大の特徴と言えるだろう。
「メッシがここに来たから俺向こう行こ!」「メッシあんなとこ居るから俺ここ埋めといた方がええか」みたいな。
メッシの守備は諸刃の剣
オーストラリア戦のメッシは普段より守備に意欲的であった(普段と言ってもサウジ戦しかサンプルにないが)。あのメッシが1stプレスを掛けたもんなら後方に構えるメッシ後援会の皆さんが連動せずにはいられないしメッシをただ走らせるなんてアルゼンチン人として許されない。
ということで必死に連動するが、メッシの頑張りが単発的なので結局ハマりきらず逃げられてガラ空きの中盤を突破される、なんてこともありましたとさ。この辺りは強豪国との対戦でより顕著に現れそうな懸念点。
どうでもいい話
前半4123ベースだったアルゼンチンが後半リサマルを入れて532にシフト。リードを守る姿勢見せる。
リサマルと同じタイミングで入ったラウタロだが後半だけでハットトリックできそうなくらい(?)チャンスあったのに全部外したのは笑った。彼にとってはそういう大会なのかもしれない。
話は戻ってシステムについて。どうも最近3-1ビルドを信用していないフシがある自分。それぞれの配置がはっきりしすぎて変化が少なく相手は対応しやすいのでは?と考えるようになった。
アルゼンチンで言うと前半はフェルナンデスがサリーダしたりしなかったりで相手2トップの守備をはぐらかしていたが、後半は後ろが3になったことでアンカーの位置に固定されることに。動きが制限されどこか捌きづらそうな(バイアス強め)フェルナンデスであった。
そもそも3バックにした目的が守備の安定にあったと思われるこの試合では保持に関して言及するのはナンセンスっちゃナンセンス。でもなんとなく言いたかった。3-1ビルドするなら3バックの幅めっちゃ狭くして欲しい。あの頃のベティスのように。
おわりに
ラウタロよりアルバレスなのはこの試合を観て納得。最後のエミマルのセーブはトレーニングの成果って感じがしてめっちゃ良かった。
オーストラリアどんまい次も頑張れ。
ゼンチントラリア
アルゼンチン 2-1 オーストラリア
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