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グロリアスレボリューション

気の知れた友人とランチをした。
半年振りか久々に会うので最初こそ緊張したが、本当に目的地に着くまでのことで顔を合わせた瞬間嬉しさで緊張なんて消え失せた。いつもネイルやヘアカラーが似合っててかわいい。
半年以上会ってなくても、お互いの立ち位置が変わっても関係なく変わりなく話せるというのは本当に有り難い。たまにわたしが変わりなさすぎて不安にはなるが。でもそんなこと関係なく笑ってくれる彼女の存在に感謝している。

ワクワクしながらメイクをして着替えて、美味しいものを食べながら大好きな友人と楽しい話をする。こんな最高なことある?久々に満たされた気持ちになった。
一緒に食事をする相手がいるのも嬉しかった。やっぱりひとりでごはんを食べるより、誰かと話しながらごはんを食べるのが好きだ。

家には家なりの息苦しさがある。親子が住む家、母と娘が住む家。
「親と子供だけど女と女だからね」
帰り際に話した友人の言葉が彷彿される。
Twitterでバズったタコピーの原罪にあった、おはなしがハッピーを生むって言うのはその通りで外に出ては深呼吸をしている。
どんな話でも誰かと会話というのは必要で大事だと思う。家族で話すのも大事だけど、外の世界の人と。
現に友人と別れた後、好きな音楽をかけながら車を走らせ買い物を済ませ、たまたま寄り道したコンビニで煙草を1本吸っている間恐ろしい程に自由になった気持ちだった(仕事辞めた解放感も少なからずある)
その後楽しい気持ちで帰宅すればシンクに置いてある昼に使ったであろう食器類と庭に残された洗濯物を見て魔法は解けた気分にはなったが。

最後に夏には飲みに行けるといいねなんて話した。
子供が夜泣きをしてママじゃないとダメだからまだ難しいと言うのに、大人の我儘で早くパパでも大丈夫になるといいねなんて言ってしまって反省したがでもやっぱり早く一緒に飲みに行きたい。
ランチの約束でも子供とセットで考えていたが、旦那に見ててもらう!という返事に(勝手な憶測だが母親といえど)ひとりの女性としての時間を楽しみたいだろうし、わたしも1対1で彼女と楽しみたいと思ったのでこれからも誘う。ランチも飲みにも行こうね。かわいい息子にもまた会わせてね。

今年の夏はどうなるんだろう。
去年の夏は辛かった。西瓜と祖父の為に沢山買ってあったらくらく服薬ゼリーで生きのびてた気がする。
ちょっと良い楽しい夏になりますように。



変わりのない自分がたまに恐くなる。
SNSを見ると過去の同級生たちは結婚して出産して家を建てて次のステージに入ってるのに自分は怠惰ではないがものすごくのんびりと歩いている気持ちになる。
自由じゃんなんて言われるが伴うのは孤独だ。ないものねだり。わたしが欲しいものをあの子は持っていて、あの子が欲しいものをわたしは持っている。

「自由だし今しか出来ないと思うからどこまでも行ってほしいし楽しんでほしいから止めない」

胸を張って誇れるモンが 自分にどんだけあるのかって?
名前と誕生日と キュートな指紋ぐらいあれば充分だろう

BUMP OF CHICKENのグロリアスレボリューションの歌い出しが頭のなかに過ぎった。
冬の寒い廊下で笑い合ったことも思い出した

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