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俺は行く、ラキピを食いに函館へ

ラキピ、足りてる?

「ラキピ」こと、ガチ函館ローカルハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」。
「チャイニーズチキンバーガー」をメインに、ハンバーガーだけに留まらず焼きそばやお弁当、中華まで販売している、北海道でも函館にしかないガチローカル店である。
出会い自体はHTBの「おにぎりあたためますか」でマミさんのふるさと函館を巡る旅で豚一家が爆食していたところからだった。函館といえばラキピ、もしくは北島三郎記念館というくらいの紹介され方で、その時からとても気になっていた。

前回オーロラ号亜種に乗って函館入りした時、初実食。これがめちゃくちゃうまかった。

上記記事より抜粋

まさにおにぎりのバーガーに間違いなし。正直海鮮より美味かったといっても本当に過言ではない。函館を去る際にもカールレイモンのレイモンドックより、ラキピテイクアウトだったな…とすら思った。


あそびあそばせ 9巻78話より

前回の北海道訪問より約1年。ラキピ不足により禁断症状にすら陥っていた。

約1年前、完全無欠の無職状態ながら北海道に10日近く行っていたが、なんと今年の春めでたくホワイト企業に転職成功。人生初の「有給休暇」が入社半年未満にも関わらず付与されたのだ。

これはもう、神、いやラキピからのお告げだろう。「来い」と。「いきます。」


激安?! 陸路+海路で行く函館

函館に行きたい行きたいと思えど、なかなか行きづらいのが函館。

例えば大阪から行くとすれば…

①空路+陸路
→ピーチ(ジェットスター)で関空から千歳へ。その後札幌に出て深夜バス(オーロラ号)がおそらく最安値。ただまあ交通ドM向けな行き方ではある。

②空路+鉄路
→同じくLCCで千歳へ。その後JR特急で函館入り、というのも一つの手。所要時間を考えると一番コスパがいいのかも。

③空路
→伊丹から函館空港直行便というのもあるが、まあ恐ろしく高い。この交通費でラキピがいくつ食えるのか。もはや買収できそうな勢い。

④鉄路
→行けなくはないが、コスパ悪すぎる。まあまあな金額払って7~8時間座りっぱなのは割に合わなさすぎる。

このようにとても微妙に行きづらいのだ。

しかし先程申し上げたようにこの春転職し、なんと上京もしたのだ。大阪市民あらため東京都民(23区内)である。
となると、出発地は東京。函館まで格安に行ける手段がある。

☆陸路+海路
→深夜バスで青森まで。そこから津軽海峡をフェリーで渡る。

これがなんと7,000~8,000円で発売されている。これは本当に格安…!
しかし、賢者の皆様ならおわかりの通り、とんでもなく時間がかかるのだ。

https://michinori-express.com/nanbu/news/news-1399/

こちらが実際に乗ったバスの販売パターン。
バスタ新宿を22:20に出発、一旦翌09:25に青森港着。30分ほど待ち合わせ時間を経たあと、フェリー乗船し10:00青森港発。函館には13:40にやっと着く。
すなわちざっくり15時間。15時間というのは、あのキングオブ深夜バス「はかた号」の乗車時間を軽々と超えてくるのだ。
しかし、!しかし8,000円で函館に行ける。この時間と金を天秤にかけた結果、今回はこの陸路+海路での函館入りを決意した。

ちなみに上記で紹介したバス会社以外にも数社から深夜バス+フェリーセットの函館↔東京のセット商品が発売されている。
https://www.tsugarukaikyo.co.jp/plan/tokyo-hakodate_ticket/
https://michinori-express.com/nanbu/news/news-1399/


今回のカメラはEPSON R-D1sです

というところで、移動経路紹介に続いてカメラ紹介です。
今回はEpsonのR-D1sを使用しています。

プリンターメーカーのEpsonが、出力機(プリンター)に見合った入力機(カメラ)を作ろうというのが確か始まりで、とにかく撮れる写真の色がめちゃくちゃいいんですよね。

過去の旅行でRICOHのGR3とか、SIGMAのdpとか使って来ましたけど、やっぱり「撮って出し最強」が最強だなということに改めて感じましてね。まあその現像とかLightroom触るのが面倒くさいというだけではあるんですが、もはやこんなにスマホのカメラが発達した中で、もっと気軽に、でもわざわざカメラで撮るにはやっぱり撮って出しが最強である必要があると思い。
たまたまネットで見た作例画像に惚れ惚れし、気がついたら16万くらい口座からなくなっていました。

というわけで、今回のnoteはほぼほぼR-D1sで撮影しています。フィルムシュミレーションは「フィルム2」だったかな。色が濃くでて好きなんですよね。


【実乗】地獄の17時間移動

さて時刻は夜20時半ごろ。最寄り駅よりスタートです。
なんでこんな写真がボケているかって?それは出発早々カメラを落としたから心配になってとりあえず一枚切ったんですよ…!

実はこの直前になんと、ナンバーガールのラストライブに当選し…!マジで今年の運使い切ったなと思ってたら、本当にその通りで函館出発前に自室に虫が湧いたり、カメラを落としたりと運の谷底にいました。こうなると深夜バスも危ういななどとうっすら考えて、ちょっと早めに家を出ました。

無事バスタ新宿につきました。上京しほぼ半年。少し慣れたのか、乗り換えもスムーズでした。

バスタ新宿ってすごいですよね…ただでさえデカい新宿駅の上にこんなバカでかい高層型のバスターミナル作るんすから…OCATなんか比じゃないっすよね。
本当にひっきりなしにバスは来るし、あちらこちらでカップルの相撲大会が開かれていました。千秋楽ですね。

異彩を放つ「弘前・青森」の文字

そんなこんなで22時10分。ディズニー発青森港行きのバスがヌッとやってきました。

このバス、乗車時間の割には結構ハードなバスで、普通に4列シートが備わっています。全席3列シートで良くね?って思うんですけど、バスの後部一部のみが3列シートとなっています。

そして席価格区分としては、最前列の4列シートが何故か最安。次に4列シート、3列シートとなっています。どこに乗るかって?もちろん最前列です。ひたすらケチケチ行きましょう。

しかしこのバス、結構新しい風で席ピッチも広く、座席自体も新しいフード付きのものでした。しかもモッフモッフのブランケット付き。これは至れり尽くせり。ただ12時間近い乗車時間で若干怖いので、眠くなる薬を飲用しての乗車です。

座席から見えた景色

深夜バス最前列って初めてですね…全国各地の深夜バスと死闘を広げてきたどうでしょう班でも最前列はなかったんではないでしょうか?
マジで説明内容に納得がいかなければカチコミに行ける距離でした。


薬が効いたおかげか、割りとバスでは寝れたほう。車内そこそこの混雑率でしたが、最前列も結局自分しか座らず割りとゆっくり過ごせました。
目が覚めるとこんなところに。

ここドコ?! of the year

面白い現在地ですね。寝て冷めたらこんなみちのくにいるなんて。

今回乗車したMEXこと「みちのりエクスプレス」なんですが、東北を中心に運行する岩手の会社さんだそうです。そんなもんでてっきり「みちのくエクスプレス」だと思ってたんですが、なんで「みちのり」なんですかね…?

https://michinori-express.com/nanbu/

さてバスは弘前駅に到着です。そこそこの人が降りていきました。

ここが弘前…初見殺しですよね、「前(さき)」って。

なんか謎の広場があったのがすごく印象深いです。


さあ着きました。すっかり朝です。

弘前から青森が一時間くらい。ほぼほぼ大阪→京都の距離感。それから青森港にバス停あるの…?と思ってましたが、ちゃんとバス停でした。

ここが津軽海峡フェリーターミナル(青森側)。フェリーターミナルは南港以来ですかねえ。

入ってすぐにある「発券カウンター」で深夜バスで来た旨伝えると、スルッとフェリーの乗船券をもらえました。
これ、この時知ったんですけど、一番下のスタンダードっていう三等席みたいなのに乗るのにも3,000いくらかかるんすね。てことはバスほぼ4~5,000円?安いなあ…

チケットをもらって売店をウロウロしていると…

オファッ?!?!?!?!? アッ、アップルクーヘン…さん…?? 対決列島第2戦で出されたアップルクーヘンさんじゃないですか。しかし高いし、持ってみるとたしかに重い笑
帰り…に買いましょうかね… 嬉しいですよね。予期せぬどうでしょうがらみグッズを見つけるの。

結構な混み具合。大荷物の人から軽装の人まで様々ですね。

意外とフェリーって乗らないのでワクワクしますが、この時点ですでに移動から12時間近く経っているし、半分寝れてないのでもうギブアップ寸前。

と言ってると乗船開始です。乗船のときは、飛行機よろしくチケットのQRコードを読み込んでゲートをくぐりました。

なるほど、スタンダードってのはごろ寝のスペースなんすね。とにかくバスとセットの商品すぎて、函館行ければいいやとしか考えておらず何もフェリーに関して調べていませんでした。
なんかでもここで3時間寝っ転がるのももったいない気もする。

さらに窓際の席ってのもあるんすね。とはいえ11時間座った後にまた3時間座るの地獄でしかないな…

露出ミスりすぎ

初青森は滞在30分もなかったっすね。青森感じたの、発券カウンターのお姉さんがめちゃくちゃ青森弁だったことかな……
こう、自分で言うのもあれですけど、若い人でもなかなか方言拭えないの大阪か青森か宮崎がスリートップな感じしませんか?

青森は日本地図でよく見る通りカニの爪みたいになってるのがなんとなくわかります。湾内は結構静か。船も全然揺れてません。

天気いいんすよね~、実はこの時台風が来てて一時どうなるかと思いましたが、台風前の晴れ間ですかねえ。

しばらくすると、陸の端っこが見えてきました。これってと、津軽海峡に出るってコト…?!?!

アッ違うのか… な…夏泊半島っていうんですね…しかもアイヌ語が元になってるのか。

うーんR-D1sの海は重いなあ。そもそもゆとり世代には厳しすぎるファインダーのせいで水平すら取りづらい。

ちなみにレンズはフォクトレンダーのNOKTON classic 35mm F1.4 IIのシングルコート版。R-D1sが古っぽく撮れるので、それに合わせて古っぽく撮れるレンズ、さらにシングルコートを選びました。まあレンズフィルターはマルミのマルチコートプロテクター使ってんですけどね。
なので、たまにこう開けて撮るとやわらか~いのがあっさり撮れます。画角も割りと雑に撮るにはいいくらいでね。お値段も控えめでいい買い物でした。

いい景色ですが、すわってるのも疲れたのでごろ寝スペースへ。仕切りとかないけど、そもそも乗船人数が少ないので、自然とソシャディ取れます。もはやエンジンの振動音が一定間隔にあって心地よいですね。
スイートルームとかもあるそうですけど、果たして利用者はいるんですかね…。

爆音館内アナウンスで目が覚めます。いよいよ函館につくぞ…!長かった…長かったよ…(この時点で移動開始から15時間経過)
甲板に出れるらしいので、最後の元気振り絞って見に行きますか。

お~~~!!!!函館じゃん~!函館山だ!!!
すごいなあ、東京からなんとか来れるもんなんだな。いつも北海道って言うと飛行機で乗り込んでたので、バスとフェリーという趣向で今回はおじゃましますよ!!一年ぶり5度目の北海道!

甲板からは航海士の方も見えました。キラキラ水面がかっこいいですね。

北海道のほうがより天気よく感じますね~~~!マジで10割マシ。

船首の方をむくと、なぞシェイプの函館フェリーターミナルがお出迎えです。

HAKODATEの文字が眩しいっすね!定刻どおり13時40分、函館フェリーターミナルに到着しました。15時間20分、移動距離約850kmに及ぶ長旅もやっと終わりです。

下船時は係員さんが忙しくカチカチいうカウンターを持って人数を確認していました。やっぱ道中落ちちゃうとか全然ありえるアレなんすかね。
フェリーターミナルにはボーディングブリッジを介して接続しています。本当に空港に来たみたいな感覚。

さ、着きました。まっさきに目指すのはもちろん!!ラキピです!!!やったね!!

函館フェリーターミナルから最も近いラキピはここ。

ラッキーピエロ 港北大前店さんです!!いぇ~い!!!なんとフェリーターミナルから歩いて10分の距離にあります。歩きましょう歩きましょう。

しかし3時間ちょっととはいえ、若干地面が揺れているような気もしますね…間違いなく十数時間におよぶバス移動がじわじわとボディブローかましてきているんだとは思いますが。
また陸地続きで、しかもほぼ寝ながら来たもんだから、本当にここは北海道なのかとすら思えてしまいました。めちゃくちゃいい天気過ぎてあっついしね。

道中北海道っぽいものが。

パチ屋の駐車場にドカンと置かれた除雪車。これは北海道ですわ(青森にもあるかもですが)

ラキピと1年ぶりの北海道に浮かれてはいますが、実は意外と時間がありません。いや、正確にはめちゃくちゃ持て余しているのですが、のんびりしすぎるとかなり面倒くさいことになるのです。

というのも、フェリーターミナルについた時から徒歩移動がメインとなったため、この辺を脱出する手段というのが結構限られてしまいました。

自称シティーボーイもびっくりの本数のないバスか、タクシーか。それとも鉄道か。
青森港到着後20分後くらいに出発する函館駅行きシャトルバスもあるんですが、その20分もなんだか惜しい。
北大前ってとっからバスも出てるみたいだけど、どこからどこまで連れて行かれるのかよくわからん。
タクシー乗る金あればラキピに行きたい。

そうなると、残ったのは鉄道。フェリーターミナルから歩いて20分(?!)のところに七重浜駅というのがあるそう。
ここで発着するのは滅多に乗らない第三セクターの「道南いさりび鉄道」。これは乗るしかないでしょう。函館方面行きが14時48分発、下船からおよそ一時間後の出発です。

「フェリーターミナル~(徒歩10分)~ラキピ~(徒歩20分)~七重浜駅」という激徒歩移動開始です。


プラタナスの並木を抜けた向こうに…

見えてきました!あの下品なまでの黄色い看板…!くうぅ~たまんねえぜ…!! しかし僕の前には同じくフェリーを下船した大学生と思わしき4人組が。並んで待つのなんてもってのほかでお馴染み大阪人の僕は歩く速度を上げました。

ぎりぎり背後についた瞬間、4人組が足を止めました。『はて?』と思いましたが、どうやら店内がかなりの混雑のようです。並びましょう。ええ。ラキピのためです。並びましょう。え?なんですか?並びますよ、ラキピのためなら。

入店すると世界のEBこと「エルビス・プレスリー」がお出迎え。ラキピは各店舗ごとに内装コンセプトが設けられており、この港北大前は「エルビス・プレスリー」がメインのモチーフとなっているようです。

顔色がもはやゾンビ

というか、恐らく「エルビス・プレスリー」が何者なのか、同世代は全くわからないでしょうね…w 本当に水曜どうでしょうを見ていたからこそ知り得た知識というのは計り知れないほどあります。「松鶴家千とせ」とかね。

結構並びました。体感的には10分くらい。お昼時を少し過ぎたくらいでしたが、幹線道路沿いであることもあるのか結構な混雑度。イートインもテイクアウトも結構な待ちが出ていました。

そして、注文したのはなんなのかというと。
シャバいですが、初手なので許してください「チャイニーズチキンバーガー【特上】」です!!

ラッキーピエロの「チャイニーズチキンバーガー」というと最も有名なハンバーガーですが、その人気のあまり同じバーガーでランクが4段階あります。

  • 【松】ノーマルバーガー(380円)

  • 【竹】目玉焼き入り(420円)

  • 【梅】チーズ入り(430円)

  • 【特上】目玉焼き&チーズ入り(470円)

もちろん値段はランクに沿ってあがりますが、それでもお安い。ここもう張り切って特上、行っちゃいましょう。

Elvis Presley and Elvis Presley face to face

狛犬のように向かい合うエルビス・プレスリーさん。待ち時間で暇なので、開放で撮ってみました。画面センター上部にある青い波状のフレアとか、やっぱこのレンズの特性なんすかね?

あとはおみやげコーナーも結構豊富。どうせ帰りも寄るでしょうから、ここで買って帰りましょうかね。ラキピまんじゅうとかが5番人気らしいです。いいですよね、こういうわけわからん土産物。

ここで座って待てと言われたデカチャイニーズチキンバーガー椅子です。Windows98のペイントでコピペしまくったみたいなギラッギラの壁紙と、どこをどう照らしてるのかわけわかんない照明のなか、エルビスの歌声を聞きながら待ちます。
しかし混んでいるとはいえ注文前の待ちと合わせて思ってたより待ってますね…間に合うか…

そんな心配をしていると、名前を呼ばれて紙袋一つをおばさんが持ってきてくれました。食べたい気持ちを抑えて、急いで退店です。

ちょっと流行りっぽい構図

袋重てえ…!これが特上ってコト…?!
とはいえ電車出発まで25分を切っています。歩いて20分、間に合うか…?!

これ212のときから絶対変更されてますよね。そもそももう212じゃないのか。

歩いているとお隣北斗市に突入。例のごとくGoogleマップ頼りに駅を目指しましたが、例のごとく訳のわからん道を案内されます。北海道上陸1時間でわけわからんとこ彷徨わされるデブ。

本当にこんなところ駅あるのか…?というような道をずんずん歩くと

これが…駅前の通りってことなんでしょうか…?いや、Googleマップがそういっているので、十中八九そうなんですが、駅舎…駅舎ある…?

めちゃくちゃ「公園」な「公園」あった

あった。郵便局かと思ってた。

これが七重浜駅ちゃんですか…。思ってたよりちゃんと駅ですね(至極失礼)

跨線橋をのぼり、線路上に待合室がありました。

「第三セクターなんてあるの?」「いいじゃないいいじゃない」「乗りましょう乗りましょう」とただそれだけで来たので、これは先に切符買うやつなのか、それとも車内で支払う系なのか、シティーボーイの僕にはまったくわかりません。電車が来るまであと2分です。
待合室内をキョロキョロしていると、温泉にある券売機みたいなのが目に留まりました。

お前…券売機か…?ただよく見ると函館の文字があります。これで先に買うパターンの電車ね!おけおけv(*'-'*)oォヶォヶ♪
ただ同じく値段もよく調べてなかったけど、2駅で340円すんの…?!えっ?!泉北高速鉄道より高いやん…

しぶしぶ切符を買い、跨線橋をホーム側へ降りていきます。

だがしかし、これで確実に函館へ行けます。行けますが…!思ってたより時間なくてラキピを手に抱えたままです…!先生、ラキピが食べたいです…!

これ、本当に来るんでしょうか…?もちろんホームには誰もおらず、カメラとラキピを抱えたデブしかいません。
そんな不安を察したのか、遠くに電車の姿が見えました。これはシャッターチャンス。撮り鉄もおののくR-D1sで撮影した道南いさりび鉄道を見せてやりましょう!置きピンヨシ!露出もたぶんヨシ!あとはフレームに入れるだけ…!

Googleフォトに「明るさの修正」を提案された

まあ無理ですよね。そもそも露出わかんねえし、このファインダーにフレームガイドついてるけど、あまりにも大まかなガイドすぎるよ…

急いでチャージして2枚目切ったけど、間に合うはずもなく

時間通りにきた道南いさりび鉄道さん。渋めの紫で塗装されてかっこいいっすね!乗車口で金剛バスでよく見た整理券のアレがあったので、とりあえずもらっときましょう。

お客さんは数えるくらい。座席は前後がロングシート、列車中央に数席ボックスシートという構成でした。とりあえずロングシートに。

あとシティーボーイすぎてずっと電車電車行ってましたけど、気動車っすね。そういやおにぎりでマミさんが進学で名古屋に行ったけど、電車のこと汽車って言っちゃって~みたいな話ありましたもんね。

僕の着席と同時に汽車は低い唸りを上げて動き出しました。音と振動がダンチっすね。ほんとほとんど乗る機会なんてないのでテンアゲっすわ!

もちろんのことながらワンマン運行です。ただなんか運転手さんの後ろにああいう支払いの機械って、倉敷かどっかに青春18きっぷで行った時もみましたね。あそこも駅に券売機がないことがあるから、ああいう仕組みなんでしょうか。

画になるなあ。もう何年かぶりにあのクリップみたいな窓開けるやつみましたよ。阪和線の103系で見たか、それか南海高野線のクソ古電車で見たか。

画になるなあ(2回目)。R-D1sとフォクトレンダーの組み合わせが光りますね。

そんなこんなであたりを見回したりしてたら、五稜郭駅に到着です。この駅、函館に来た観光客がこっから五稜郭に行こうとして、えっぐい離れてることについてから知らされるという鬼鬼畜駅です。まあ大阪城公園みたいにずっとお預けくらうわけじゃないからヘーキヘーキ。

ただ一つ疑問なのが、この五稜郭駅から函館駅間はJRのはずなんすよね…これ乗り換えれってことなんでしょうか…?不安になりつつ車内を見渡しても、特にみんな降りる様子もなく。このまま函館駅まで行きそうな雰囲気です。

五稜郭駅を出た電車からは見覚えのある景色が。函館駅ですね!よかった直通なのかコレ。

や~ついに、ついに着きましたね…!なんだかもはや感動します。新宿を出て約17時間。函館駅に到着です。
さて、降りて何をするか。ラキピを食いましょう!


ファースト・ラキピ

ここで食うなら朝市の横にあるラキピで良かったんじゃないかとすら思いましたが、いやいや。違うんですよ。知ってます?空腹って最高のスパイスらしいですよ?

しかしまあ食うとこがないのが、函館駅です。駅の待合スペースは人多くて恥ずかしいし、駅前のベンチもなんか恥ずかしい。そんなとき鉄道系ユーチューバーのスーツさんが駅構内のベンチを借りて、ハセストの焼き鳥弁当食べてたのを思い出しました。それに倣いましょう。

ドドンと。赤い【特上】のシールが光ります。デカすぎるせいか、まだ温かいです。急いで食べましょう。

最短撮影距離が長すぎてなんのこっちゃですが、これが、これこそがラッキーピエロの「チャイニーズチキンバーガー【特上】」です!やったね!

心配で一応スマホでも撮った

ふわ~ッ!もはや汚いまであるこの唐揚げの自己主張。僕より自己肯定感高そうッスねまじで。そして、おおよそ人間の顎では噛み切れなさそうな大きさ。クマとかしか食えなさそう。しかし僕には顎関節症という特技がありますので、これを駆使して口を通常より大きくひらいて対処します。
いただきます!!

イメージ映像

ホ、ホワ~ッ!うめえ!うめえ~!!これだけ期待値上げていっても全く裏切らないこのうまさ。これがチャイニーズチキンバーガーの凄みです。
構成する要素は本当にシンプルなんですよ。あまからのタレが絡んで衣が柔らかくなっためちゃくちゃジューシーな唐揚げ3つと、半熟の目玉焼き、濃いめのチーズ、白いマヨネーズが多めにかかったシャキシャキのぬるいレタス、バンズにこれでもかと付いたゴマ。
うまい。これ特上にして本当に良かったですね。このめちゃくちゃ頬張らないと食えないデカさが幸福感をマシマシにしている感じあります。

うまい。一口一口を噛み締めながら、10分で完食。結構お腹いっぱいになりました。さすが特上と言ったところでしょうか。
ごちそうさまでした。

まだ15時なのに次に来る電車が17時発の各停というこの訳わからなさ


『ようこそ函館へ。』

ラキピを食ってたホームにあった

さて、ミニマムサクセスの「ラキピを食う」は達成されたので、正直もう帰ってもいいのですが、フルサクセスも一応あります。というか17時間かかって10分で帰るのはさすがに水曜どうでしょうリスペクトすぎます。

今回のフルサクセスは「ホテルの朝飯を食う」です。え?食ってばっかりじゃねーかって?そらそうですよ。デブですもん。それはしかたないよね。

さらに言うと、このnote、ラキピを食うまでに1万字です。タイトル回収は達成しているし、もう書かなくてもいいかなとは思いますが、ちらほらR-D1sの作例として、ホテルの備忘録として残して行きたいと思います。



さて、函館駅を出ます。とりあえずホテルに荷物を置かしてもらいにいきましょうか。

本日泊まるホテルはこちら!

「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」さんです。朝飯が美味えで有名。行ってみましょう。

とはいえケチケチしたためにレイトインのプランで予約してしまい…ホテルに入れるのは18時頃になるそうです。今は15時過ぎ。2時間ほどまだ時間あります。

センチュリーマリーナさんは駅から全然歩いて行ける距離にあります。10分強くらいかな。前回早朝から活きイカに醤油ぶっかけて踊り狂わせた函館西市を横目に、函館山方面に歩いて行きます。さすがにこの時間になると、朝市もしまってるんですね。

てくてく歩くと見えてきました。

真っ青な空に映えますねえ。センチュリーマリーナ函館さんです。結構新しい建物っすね。

中に入ると吹き抜け空間におしゃれ落ち着きまくりみたいなエントランスが広がります。受付カウンターなんていうのも申し訳ない、レセプションカウンターとでも言うのでしょうか。入って壁際にずらっと並ぶいわゆるああいうやつではなく、円形のカウンターでした。おっしゃれ~

チェックイン時間よりは早いですが、とりあえずチェックインの列にならぶことに。『あのぉ…チェックイン前に荷物あづかって頂けると伺ったのですが…』と恐る恐る聞いてみると、「お部屋の準備できておりますので、チェックイン時間前ですが、そちらに荷物をおいてご利用ください」とのこと…!
やっぱ高えホテルはちげーわ…本当にすいません…!ありがとうございます…

なんて感動していると館内設備の説明になり、係の方が何かを取り出しました。

A4両面カラー刷り4枚背表紙ホッチキスドメのお手製冊子です。いや、え、、、?大人の遠足か、、、?
ありとあらゆることが細かく丁寧に記載されていました。凄まじい企業努力ですね…まさに努力というしかないような気がします。

そんな冊子とキーカードをもらって、お部屋に向かいます。お部屋は低層階でしたが、エレベーターに一番近いお部屋でした。これ、人によっては嫌かもですが、結構個人的にありがたい。長い廊下延々あるくのちょっと怖いんですよね。

なんにしてもめちゃくちゃ新しい。すなわちお部屋はとてもキレイ。まあ特に部屋からの眺めがどうこうというわけではないんですが、ネスカフェのあのドルチェグストなんてあるじゃないですか…!どんだけ高級なの…??(普段が貧乏人すぎる) う~んコレは知っちゃったらやめらんないみたいなレベルの高さですね。


さてさて。初日から宿でゆっくりしたくなるほど老いてもいませんので、ちょっと外に出ましょうか。どこにいくかといえば…

ちょっと船乗ってく?前回訪問時は早朝すぎて開いてすらいませんでしたから、中入ってみましょう。函館駅の近くに鎮座するこの摩周丸さんを目指します。


なんかここで2年経ってた

久々にnote開いたら編集中の記事あってびっくりした。今2024年。函館行ったの2022年じゃね…?
思い出しながら続けます…


マリン船長やんと思って撮ったきがする

船乗ってますねえ。なんせ深夜バス明けなんもんで眠かった気がしますね。

記憶がだいぶ薄れていたのでGoogleMapのタイムラインを遡りました。
このあとどうやらレンタカー借りて函館山に登ったようですね。

そう、めっちゃ人多かった

レンズの画角的に絶妙に全部映らずあっちこち見てた気がする

暗くなるに連れてもっと人が増えて

ちょっとそれっぽくなった。これはR-D1sの秘技ISO1600で1/30。F値は忘れた。開放ではないけど開放に近かったと思う。まあそれっぽいよね。

みんなパシャパシャ。カメラ持ってる人、あんまいなかった印象。自分のもその筋のカメラといっていいのかわからないけど。

人多すぎるのと、まあさすがにそんな劇的に景色の変化があるわけではないので割りと真っ暗になる前に下山。
車を返してホテルに戻り晩飯を食いに行ったようです。

はこだてビールとかそんなだったかな?なんかあんまりで2杯ぐらいで出ていった記憶。というかボッチが僕しかいなかったように思う。

でいつものレンガ倉庫の方へ。こっち行くとね、クラシックが確か飲めるんですよね。そこでバカスカ飲んで酔っ払って撮ったんじゃないかな。
このあと確かラキピ2つくらい食ってたようにも思うし、なんなら朝起きてホテルの朝食バイキングバク食いしてた気すらする…食い意地しかないやん…

腹、減らんすぎると思って、朝一でレンタサイクル借りて函館を爆走しましたね。確か。

五稜郭に行くだけ行って

路面電車の車庫を見て

コーヒールームきくちにいきましたね。ここはね、あれですよ。水曜どうでしょうの対決列島の火蓋が切られた開戦の地。

あえてのこのアングル。乗ってたチャリンコが倒れてる、風強かったのかな?
なんかでもイオンとかあってね、意外と栄えてた。トイレ借りた気がする。
流石に3種類食べなかったけど、ミックスを食べた気がしますね。

本当に無意味に函館空港にいったり。

絶妙な団地を見たり。

なんか修道院まで行くだけ行ったけど結局チャリンコとめるとこわかんなくて柵越しに見たり。

海の方まで出でひたすら真っすぐの道をチャリンコ漕いだり。

観光地を巡ったりした。

10時から14時半までひたすらチャリンコ漕ぐ観光客。30kmくらい漕いでた。観光という名の暇つぶし。

函館、圧倒的にラキピがうまいだけで他ほんとなんか魅力に気づけてないんですよね。ラキピだけ食いたい、でも観光客としてそれではいけないという謎のモラルが行動を制限します。

15時くらいにチャリンコ返したとこの寿司屋で寿司とアラ汁飲んでますね。カニ汁だったかな?このあとこの寿司屋が会社の近くにあることを知る。

そうだ、チェックインできる時間を待ってたんだ。この日は前日と別のホテルに。前も止まったラビスタ。

今度は徒歩でまたウロウロ。なんかもう大体いって、どこもかしこも「ああ、あれがそれね、」と大好きな北海道に旅行しに行って逆に鬱状態になる現象に陥っていた。

久々に見たけどどう考えてもうるさいだろこの看板。

日没。チェックインしてからどうしてたのかな…風呂とか入ってたのかもしれない。夕焼けを見ながら露天風呂入ってそう。ここの風呂なんか好きだったの覚えてる。

夜の散歩。確かねえ、腹減らなさすぎて晩飯いいわ!と思ってたけど、なんかそれもったいなくね??って思ってカメラと財布持ってセコマに行ったんだと思う。したらナトリウム灯が綺麗でね。好きなんですよこのオレンジ。

クラシックとザンギとか自分のことだから買ってそう。ロング缶2本くらいね。

翌日、また朝食バイキングバク食いしたあとレンタカーを借りて、函館のへっちゃきへ。

なんかね、函館は街すぎるんだと思う。街から街に旅行するより街から自然に旅行するほうが好きなのかも。

この日はフェリーに乗ってまた深夜バスで東京へ帰る日。まだ時間があるのでもう一回函館山に行ってる。暇を持て余しすぎでしょ。

めちゃんこ霧だったみたい。なんも見えてなかったっぽい。

車でもう一個行きたかったお寿司屋さんに。市場の中になんかあるとこ。函館Tubeで見て行ってみたいな~と思ってて行ってみた。

これ系の寿司屋行ったことなさすぎて、お店の人との距離感めちゃくちゃ難しかった気がする。

函館を出ます。
最後にもちろん。

フェリーの窓際で小さくなっていく函館を見ながらチャイニーズチキンバーガーの特上とクラシック。少し治安悪い。

馬を運ぶトラックが数台乗ってて、めっちゃくちゃ臭かったことを思い出した。

青森港着。交通系YouTuberが同じ経路で東京目指してたのを覚えてる。僕よりでかい声でずっと喋ってて、さすがに僕ですら僕の周りの人ってこういう気分なんだろうなと思った。

おぼろげながら旅行を振り返る

函館、ひいては北海道を短期間で楽しもうとするのであれば、朝飯がバイキングで評価の高いホテルに泊まることがまず大事。
昼間は観光地とか行きたいとこ行って、晩飯はめちゃくちゃ酒飲む。
朝起きてバイキング食って、昼飯食って帰る。これでまあ札幌とかはいいと思う。
ちょっと足を伸ばしたいと思うなら、少なくとも2泊3日にしてピンポイントに絞ったほうがいいと思う。千歳+札幌+小樽に、車で3~5時間で行ける範囲を初日~中日をピンポイント観光地、残りを札幌とかで。
車移動になるから酒飲むのが遅くなっちゃうんだよね。汽車は考えらんないし。
あと人と行ったほうがいいかもしれない。暇すぎる。函館飯はうまいけどそれ以外のコンテンツ飽きた。このときも何回か札幌行こうかと迷ってた気がする。
ただ一つ言えるのはラキピがマジで美味い。それだけは本当に美味い。今も食べたくなってきた。

最近でもこの深夜バス+フェリーのチケットがどうやら無さそう?一回気になって検索したけどなくなってた気がする。
ジェットスター、函館空港にも航路作らないかな。

去年はね、なんとなく北海道行き逃したんよね。チケットは取ってたけど、なんかいいかと思って行かなかった気がする。
今年はどうしようかな。行きたい気持ちはあるが、何か目標を持って行きたい。


久々に自宅のパソコンをつけたから、去年一年のR-D1s写真の振り返りでもと思ったら、まさか一昨年の下書きがまだあったとは。書いてた冒頭の方読み返す気にもならないけど、とりあえず…!とりあえず投稿するね…!

R-D1sの方はレンズをそれなりに使えこなせるようにはなって来た気がするけど、なんか飽きも同時に来ちゃった感じがする。新しいレンズを探しているけど、心のほしいものリスト的には優先順位かなり低い。

まだ元気に動いてくれてるR-D1sをこれからも大事に使っていきます。去年の夏ぐらいに暑さで全部が嫌になって高校生の時使ってたNEX-5Nを引っ張り出したのはここだけの秘密。オートフォーカスってホント偉大。

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