■朝三暮四で「18歳以下への10万円給付」

『朝三暮四』という四字熟語がある。

二千四百年ぐらい前の、中国の宋という国に、サルをたくさん飼ってい狙公(そこう)という人物がいた。
狙公は自分の食事を減らしてまでも、サルにエサをあげていたのだが、貧乏になってしまい、サルのエサを少なくせざるを得なくなってしまった。
狙公はサルに言った。
「おまえたちに、エサのドングリをあげるとき、朝に三つ、夕方に四つにしようと思うんだけど、どうだろう」
すると、サルたちがおこりだしたので、
「では、朝に四つ、夜に三つにしようか」
すると、サルたちは、みな喜んだ。

これを活用(?)して、

1.「まず5万円を現金で支給します」
2.3ヵ月後に「更に追加で5万円支給しますが、先の5万円は貯蓄する人が多く、景気対策に効果が薄かったので、今回はクーポンで支給します」

とすれば誰も文句を言わなかったかもしれない。


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