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牧の黒い所

「おっさんずラブ」の映画観てきました。
・ネタバレあるので映画を見終わった方、大丈夫な方お読み下さい
・あくまでも私個人の見解です。かなり偏った意見です。

だいたいドラマ→映画化する作品は派手になる・サービス的な物が全面に出たりするので期待値は低かったのでしたが、だめですね、ファンとしては観ないと心ここにあらず。
映画そのものは、そんなのをとっぱらって笑ったり泣いたり観る事ができました。
しかし、家に帰ると色んなものがぐるぐるかけめぐり、頭の中を整理するのに1週間近くかかりました。どんだけ好きなんだ!

ドラマの中では牧の方が春田に愛情度が高かったのに、映画の中では春田の方がそれを感じ、逆に牧が冷たく感じまるで「別人」のように感じるファンもいたようで。
それらの記事をTwitter等で読んだだけで、私自身が苦しくなるという(笑)
遠距離、同性同士、お互いの性格、ファンタジーでいてほしい。色んな考えが交互する。

私は思った。
春田はポンコツだけど、牧が好きだから頑張ってたんじゃんね…。それを映画版で証明してくれたように思う。
仕事のスタンスやそもそもやかましい性格も年相応に成長しろよ(気持ちはわかるw)、とか変わってない、って言ってたけど完全なるベクトル違い。春田の気持ち(もしくは表現)は明らかに変わっていた。
しかし牧のその様々な要望は、春田に対して「求めてる」って事ですよね。

牧は、追っかけられなきゃダメなタイプ??相手が振り向いたら突き放すの?って思ってしまう。武川さんの時も少なからずそんなのがあったんじゃないかと勘ぐってしまう。「説明になってないだろー!」的な。
時系列がおかしいか。

部長に「ワンチャン狙ってるんじゃないですか?」って言ったのも、実は自分自身じゃないかと思いました。
狸穴は4人目の男的なキャラかと思ったら、ある意味違った。
「狸穴さんお子さんいらっしゃるんですか」の台詞は、観客に伝える意味もあったようで、なーんだ、、、と自分に言ってるように聞こえた。
冒頭の「きちゃった」もそんな雑念とっぱらいたかったんじゃないかと思ってしまう。
見事に背負い投げ食らった訳ですが。
春田のバカー!

さっきから牧の悪口ばかり言ってますが。
結局。
牧は、壊れるのが怖いんですよ。
怖いばかりに、自分勝手に突き放して次へいこうとする。恋愛相手だったり、仕事だったり。何でもこなせる分、壊れた時の事をイメージしてしまい、短絡的な所がある。
映画であえて冷たかったのもそう思えてしまいます。
やきもきがかなりありますが、それらをカバー(?)するシーンも多々あるので忙しいです。

演じてる俳優さん達が本当凄いです。
演技そのものが凄い、そしてキャラクター達が本当に存在しているかのようにこうやって語れてしまう。

あー!
何だかんだで結局DVD買いそうだ…。

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