ウンザリしている

俺はツイッターで何故か多くの女性と思われるアカウント、そしておそらく「男女論」を論じているであろうアカウントから多くフォローされている。

別にそれはいいです。

俺は女性に理解があるとか、女性の味方とか、そういう気持ちは全くない。

ただただ、俺はホモソーシャルというか、男同士の世界の中での男らしさの押し付け、そういうのが大嫌いでそこから逃げてきたというだけ。

こういう俺みたいな男性は、男性社会では「情けない」「弱い」「つまらない」等と散々バカにされる。

こんなことを言うことは男性社会の中では「恥」とされるので、同じような立場に置かれている男性がいても、言葉にして表明することは、まず無い。

リアルでも、ネットでも、無い。
情けなくなるから。格好悪すぎるから。

俺は運良く若い頃に結婚できているから当てはまっていないが、
独身であれば
「弱者男性」の条件を満たしている。

仮・弱者男性は多い。隠れ弱者男性というか。

俺もその1人である。

弱者男性と呼ばれる人たちが何故か必死に女性を攻撃したり、
男女論の女性アカウントが弱者男性という言葉を使って男性を攻撃したり、
そういうのはツイッターでもよく見るが、

そもそも、弱者男性って、男性社会での男らしさの競い合いに負けた人たちなんですよ。
弱者男性って男性が生んでるのです。
女性が生んでいるのではなく。


漢と書いて「おとこ」と読む世界なんて大嫌いだ。

そういう、情けない人間(男性)なんですよね。俺は。

ツイッターで「弱者男性」「チー牛」という言葉を見る度に地味に傷ついている。
彼らの本質は、俺と同じだから。

そういう土壌に既にウンザリしてるのに、ここにきて

ホモソーシャルの権化、松本人志に関する報道。
ザ・ホモソーシャルな世界の、ホモソーシャルな人間関係、縦社会。
それらの詳細な手口。

他の有名人も、政財界も含めると、同じようなことをしてる人はたくさんいるでしょう。
暴き始めたらキリが無いのでしょう。


この件に関して本当に俺がウンザリしてるのは、
松本人志を擁護してる人がたくさんいること。

ダウンタウンはまだ必要とか、そういうのは俺はどうでもいい。モロにダウンタウン世代だけど、ダウンタウンはもうおもしろくなくなっているし。20年くらい前から。全盛期に比べると。

また、「この件に乗じて女性を叩きたい」みたいな気持ちも無い。

イヤなのは、擁護してる人たちの言葉に見え隠れする、「強い者の側、権威・権力側に立ってた方が安全」という気持ち。それにウンザリする。

そうしておかないと、自分の立場が、
男性とか女性とか関係なく、
孤立した弱者になってしまうから強者の側に立っておこうという、

保身。

反体制とか、正義を信じて悪を暴くとか、そういうのは割とどうでもいい。

ホモソーシャルからは逃れられんのかね。

俺は逃れてはいるのだけど。もう俺は社会人ではないし、男性社会の中で生きていく必要もない。

でも、松本人志の報道を見る度に、小学生から社会人を辞めるまで続いたホモソーシャルの中での男らしさの押し付けを思い出して、
本当にウンザリしている。


日本は治安も良いし、軍隊も無いから、俺みたいなのが弱い男のまま生きていても許されるのだけど。

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