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【cinema】トレイン・スポッティング

2017年48本目。

やっと!やっと観れたよ、トレスポ!
いやー、もっと早く見ておくんだった。オバチャン、付いていけないよ、レントンたちのハチャメチャさに。ちゃんと劇場公開時に観れたハズなのになぜか取りこぼしていたトレスポ。大学時代、周りの映画好きの友達からオススメ作品として絶対挙がるこの映画に、なぜ私は手をつけていなかったのでしょう。

続編のT2を見るには必要不可欠な元祖トレイン・スポッティング。それらを立て続けに劇場で観れたことはある意味幸せなのかもれません。しかもその映画館が提供してくれる重低音ウーハー上映なる特別な音響でそれが叶うなんて。

約20年の時を経て、劇場で見ることができた今。一切古びた感はなく、いや、全てが完璧だ、この映画。展開もキャストも音楽も映像もなーんも言うことなし!個人的にはロバート・カーライル扮するベグビーのブッ飛び感に心躍り、映画見てこんな感じになったのも久々だなぁと思いました。あと最近の映画ではあまり聞くことのできない、あのクセの強い訛り。それすらカッコイイ‼︎と思わせてくれる。何なんだ、この圧倒的なパワー。ヘロイン中毒の若者たちを描いているのに、重さや暗さが皆無。「天にも昇るような心地」ってこーゆーことやね、と言いたくなること必至。人の死を受け止めることや友情を裏切ることなんかが描かれているけど、それも含めてぜーんぶ「いいじゃん!」ってなる感じ。ユアン・マクレガー演じるレントンの回想調の語り口は多少重くもあるも、それも含めて人生じゃん?みたいな。若さって、うん、イイネ。あと、グレイズアナトミーのオーウェン先生が、トミー役のケヴィン・マクキッズとは…!先に年を取ってる彼を見てるから、逆にすごく新鮮でした。トミー、いい奴だったな…。

多くの方が数えきれないほどのレビューを上げ、様々な角度から考察され尽くしているので、今、私が書けることと言えば、この年齢になってみて、感じたことなのかなと思う。

これが公開された高校時代、または近しい大学時代に見ていれば、確実に私のマイベストムービーにおいて殿堂入りしていたに違いない。けど、私は今見てしまったので、どんなに素晴らしくて完璧でも、殿堂入りをさせることができない。毎年100本程度の映画を新たに見続けている中で、私の中のレジェンド映画を塗りかえるものは近年一切出てきていない。スゴイ映画はたくさんあって、毎年唸らされる。だけど、10代後半から20代前半に見たものって、真っ白の用紙にこれでもかと刻み付けられた何かがあって、それは、ものすごく自分の中で特別で、誰に何と言われようと「とにかくイイ!」のだ。残念ながら30代も後半に突入した私には感じることのできないもの。それを今回改めて思い知らされたように思う。

やっぱり、若い時に見れるだけ見ておくべきだ。それは痛感する。大人になると心を揺さぶられることや感動すること、胸躍ることが若い頃に比べると格段に少なくなるっていうけど、ここまでとは思わなかった。映画を観る時期、タイミングってホント大事。何気ないセリフや音楽が響くのは若い頃だからだ。間違いなく。

全然内容に触れていない感想になりましたが、そういうことなのです。でも観て本当に良かった!自分の若い時を思い返すことができたよ。レントン達とはぜんっぜん違う青春時代を過ごしたけれど、どんな風に過ごそうと、若い頃のキラキラ感は特別。本当にトクベツ。

だから、若い方は出来るだけ若いうちに、名作と言われるものを見れるだけ見るべし!詰め込んでも詰め込んでも、全てを吸収できる大事な時期だよ!

あー、T2の感想、うまく書けるかなー。

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