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観光客だからといって。

先日、京都へ行ってきたことは前のnoteでも書きました。

京都は本当に観光客が多い。日本人、外国人問わず。

だからたまに感じるのが、観光客だからと言ってナメんじゃないよってことです。

さて、その京都の某ピザ屋にて起こったことを書いてみます。

そのお店は桜の花見で賑わう通り沿いにあり、だからと言って、「ザ・京都」でもない、わりとお洒落な佇まいのピザ屋で。店内には大きな石窯があり、注文を受けてから、一つひとつピザを焼くシステム。男性の作り手が2名、給仕の女性が1名。

外から見ると、お店にどれだけの人が入れるか分からない造りになっていて、友人と2人で覗いてみると、テーブル席は全部埋まっている模様。

諦めようと思って出ようとしたら、女性店員から、もう少ししたら空きますので、注文してお待ちください、とのことで、お値段は全く可愛くないピザを1枚ずつとそれぞれ飲み物を頼むと、なぜか椅子席で待つだけなのに、ポンと飲み物だけ差し出されて。

戸惑いながらそこでピザが焼けるのと、席が空くのを待っていると。

団体の7〜8名の日本人観光客が入ってきました。彼らが待つスペースはありません。だけど、かの女性店員は、外でお待ちくださいとも言わず、その全員を店内でボーッと立たせて待たせていて。

そうこうしているうちに、外国人観光客2人組が2ペア現れて、彼らもものすごく狭い店内でボーッと突っ立たせて待たされているのです。店内に人が動くスペースは、ほぼありません。

この店内をどう捌くのだろうと思っていたら、テーブル席が空き始めました。

と同時に、7〜8名の日本人観光客がその空いた席に椅子取りゲームで座るかのようにワラワラと座り始めて。

え、先に待っていた私たちは…。

しかし、店員は何事もなかったかのように彼らが座ることを良しとし、私たちには声もかけず。どうやら、その団体さんはかねてからの知り合いのようで、親しげに世間話などし始めるではないですか。

しばらくすると、私たちの頼んだピザが出来上がってきました。すると、作り手兼給仕で来た男性店員が、すみません、こんな所で食べていただくことになり、と謝るのです。

いやいやいや、あなた達がちゃんと捌かないからでしょうが。

テーブルも何もない、座る場所のようなところに、紙皿に載せられたピザと先ほど渡された飲み物を所狭しと並べ、食べなければならない始末。

お値段、言いましょうか。ピザ1枚2,000円です。大きくもありません。紙皿に載せられて、ですよ。水もお手拭きもセルフサービスです。それに飲み物代プラスって、ちょっといいトコのコースランチ食べられるよね。

しかし、通りの賑わいも手伝って、どんどんとお腹を空かせた観光客が入ってきます。それを待たせるスペースもほぼないのに突っ立たせて待たせるんです。

さすがにヤバイと思ったのか、家族連れの外国人観光客には、女性店員が流暢な英語で断っていましたが。

団体客はいいとして、その後に入った外国人2人組のうちの1ペアは、立ちながらピザ食べてましたね。いいんかいな。そんな断りの言葉、一切伝えてないよね。

ピザは美味しかったですけど、なんかもう残念すぎて。

挙げ句の果てには、そのピザ職人の奥さんと思しき女性が大きなベビーカーを押して、もう1人お子さんを連れて、店内に入ってきて、件の団体客と話し始めて。いや、店内それでなくてもギュウギュウだしね。でもそれは決して「活気のある」様子ではなく、居心地の悪さったらない混みようとしか言いようがない。

この収拾のつかなさをどうするんだろうと思っていたけど、全く改善されることなく、私たちは立って待っている外国人観光客のカップルに、アイコンタクトをして(笑)、人混みをかき分けて席を譲り、お店を後にしました…。

京都は好きなんですけど、たまに感じるのは、かなりの身内びいき、かな。そういうのって過去の遺物なんじゃないの?って思われる方もいるかもしれませんが、いや、ホンマにそうなんです。

京都だけじゃないかもしれないですけど、あんなにもあからさまなのは、未だないかも。

↑あ、こんなのあったね。

別に特別扱いしろなんて一言も言ってなくて。それなら値段相応の対応が必要なんじゃないのって思った次第です。

これは、京都だけの現象ではないんですかね。

記念のモザイクピザ🍕

#京都 #つぶやき #ぼやき #エッセイ #コラム #日記 #旅 #観光客 #友達も大憤慨


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