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FUJIFILM 「Classic Chrome」で振り返る宮島ショートトリップ

どうもこんにちは、Tuck @_tuck4 です。

先日、厳島神社で知られる宮島へショートトリップしてきました。今回はじぶんの愛用するカメラ、FUJIFILM X-T10に搭載されているフィルムシミュレーションの「Classic Chrome」で振り返ってみます。

宮島のある広島という街は、印象としてはあたたかみのある、どこかノスタルジックな雰囲気だったんですね。このClassic Chromeの色味がぴったりだと感じたので、ぜひお付き合いください。

フィルムシミュレーションとは?

FUJIFILMのカメラ内に搭載されている機能で、フィルムカメラ時代のロールフィルムを取り替える感覚で設定できます。

カラーリバーサルフィルムを再現した「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」や、プロ用ネガフィルムを再現した「PRO Neg.Std」「PRO Neg.Hi」などなど、さらにモノクロモードにも多彩な設定が用意されています。今回はそのフィルムシミュレーションの中から渋い色味をだす「Classic Chrome」をピックアップしました。

FUJIFILM 「Classic Chrome」とは?

「Classic Chrome」はFUJIFILMのフィルムシミュレーションの中のひとつなんですが、実は「Classic Chrome」というロールフィルムは存在しません。参照するフィルムの存在しない画づくりということで、ドキュメンタリータッチの写真集や雑誌から汲み取った雰囲気を再現したとのことです。

参照ページ : クラシッククローム: X Story

広島市内

さて旅の話に戻りましょう。まずは広島市内を散策。中国・四国地方で第1位の人口を有する広島市なんですが、路面電車が走っていることが影響しているのか、懐かしさを感じさせる街でした。しかもまたこの路面電車はマスコット的でものはなく、完全に市民の足として機能しているのが面白かったです。とにかくめっちゃ走ってました笑。

原爆ドーム(広島平和記念公園)へ

広島市といえば、やはり原爆ドームが有名ですね。ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されている原爆ドームは、先の大戦で広島市に投下された原子爆弾の惨禍を今に伝える被爆建造物です。

さすがに原爆ドームの建物自体はものものしい雰囲気ですが、平和記念公園という大きな、そして綺麗な公園が近くに広がっているので、環境としては威圧感はありません。保存の問題などもあるようですが、人間の負の遺産として残っていって欲しいですね。いやほんと、リアルに感じるものがあります。

宮島(厳島)へ

原爆ドームとならんで広島県の代名詞的存在といえる宮島。正式な島の名前は「厳島」で、広島県廿日市市宮島町に行政区分されることから通称で宮島と呼ばれているようです。宮島へのアクセスはフェリーを使います。広島からでいうと、JR広島駅から山陽本線で宮島口駅まで約25分、フェリーで約10分という距離になります。

宮島内にはいたるところに鹿がいます。今回あまり撮れなかったんですが、やっぱ癒やされますね。広島県としては鹿の野生復帰を方針としているとのことでしたが、いてもいいんじゃないですか?と、無責任に言ってみます。

神秘的なイメージをもっていた宮島でしたが、島は観光地として栄えていて、京都の錦市場を歩いているような活気にあふれた場所でした。牡蠣で有名とあって、いたるところにあらゆる料理法で笑、牡蠣を出すお店が並んでるのが印象に残っています。

朝の大鳥居

これが撮りたかったんです!念願の厳島神社の大鳥居。潮が満ちていくタイミングで撮影したんですが、明けていく空と、満ちていく潮、刻一刻と表情を変える様子に感動でした。NDフィルターと三脚での長時間露光撮影です。撮影時間とともにどうぞ。

2015年12月13日 午前7時5分

午前7時15分

午前7時22分

午前7時36分

最後に

いかがでしたでしょうか。2日間のショートトリップでしたが、広島は全体を通して県の良さをアピールできているような印象を持ちました。じぶんが京都をベースに写真を撮っているのも、どこか親近感を持ってしまった理由かもしれません。それにしても宮島の魅力は強力すぎますね。

今回はClassic Chromeで振り返りましたが、このフィルムシミュレーションにはモダンな雰囲気もあるので単純な懐古主義にならないのも気に入っています。こんな風にフィルムシミュレーションやプリセットそのものを一つのテーマにして、写真を公開するのも面白いですね。

元記事はこちら

写真集「PERSONAL WORK」を出版しました。 http://usetsu.com