見出し画像

学校推薦型選抜での合格

合格体験記 
No.1

国際社会学部/オセアニア地域/英語
河村 優子

受験生の皆さん、こんにちは!
私は学校推薦型選抜で外大に入学しました。推薦に向けてどのような対策をしたか、また、学校推薦型選抜と一般入試の勉強の両立の方法などを中心に体験記を書かせていただきました。
この体験記を読んでくれている受験生の皆さんにとって、少しでも参考になれれば嬉しいです。


志望校決定までの流れ

私は、志望校を決める前から国公立大学に入りたいという気持ちがありました。国立大学ってなんかかっこいい!と思っていたし、兄が二人とも国立大学に進学していたことも大きかったです。そして一番は、どの科目も同じくらいの成績だったので、私には科目の多い国公立の方が向いているのではないかなと思ったからです。

国公立志望ということのみはすぐに決まりましたが、どの大学を第一志望にするかは定まりませんでした。しかし、高校一年生の時のニュージーランドへの短期留学をきっかけに、将来の目標と、大学で学びたいことが決まりました。
そのような時に東京外国語大学に出会い、自分の学びたいことと大学で学べることが一致していることと、緑豊かな美しいキャンパスと生徒の方々の明るく穏やかな雰囲気に惹かれ、外大を第一志望にすることを決めました。

 

勉強スタイル

受験を終えて思うのは、勉強スタイルは本当に人それぞれだということです。先輩や友達から聞いていいなと思ったものは取り入れつつ、自分だけのスタイルを確立することが大事だと思います。

授業中は集中して先生の話を聞き、その場で理解するよう心がけていました。また高3になると授業で共通テスト対策や過去問演習をすることが増えたので、存分にその機会を活用していました。
そして、授業が午前中で終わる日ができたので、その日はそのまま塾に通っていました。私の通っていた塾は映像授業と個別指導のハイブリット形式だったので、英語とその時々の自分の課題の科目を選び、受講していました。
塾に通うかは人それぞれですが、学校の授業を大切にして、プラスアルファで取り組みたい科目があれば塾を活用する、というスタイルが一番いいのではないかなと思います。

学校や塾が終わると家に帰り、自分の部屋の机に直行していました。私にとっては、自分の部屋が一番集中できる場所だったためです。
家では、勉強を始める前にその日のto doリストを作り、それを一つずつこなし、終わったら消していくというスタイルで勉強していました。このリストを作ることで、何を勉強しようかと途方に暮れることなく、時間を効率よく使えるようになるのでおすすめです。コツは、ページ数や問題数などできるだけ具体的に書くことです。

また、共通テストで使う科目は、毎日、全科目取り組むよう心がけていました。私は受験勉強用の手帳を作っていたので、その手帳にto doリストや一日の勉強時間を書いていました。

 

公募制(学校推薦型選抜)

 東京外国語大学には、学校推薦型選抜という入試制度があります。これは、高校の学校長の推薦をもとに、志望理由書などの書類審査と、面接や小論文で選抜するというものです。
私は外大へのこだわりがとても強かったので、外大から合格をいただけるチャンスが少しでも増えるならば絶対に受けたいと思い、高3の夏頃から一般の対策をしつつ学校推薦型選抜の準備を始めました。志望理由書を書き、共通テストのために5教科6科目の勉強をし、過去問を解き、小論文と面接の対策をし…本当にほんとうに忙しかったです(笑)

高3になるとやらなくてはいけないことが山のように出てくるので、高1や高2のうちにボランティアや留学に挑戦しておくといいと思います。また、英検で高いスコアを取っておくと、公募やAO入試で使えるだけではなく、一般の試験でも加点されたり英語の試験が免除されたりするので、早くからの対策をおすすめします。

私は、ニュージーランドへの短期留学、ミャンマーの難民キャンプに絵本を送るボランティア、探求基礎の授業での発表などを中心に志望理由書や活動報告書を書いたのですが、どの経験も学校推薦型選抜を受ける上で私自身を助けてくれました。意味のない経験や出会いは絶対に無いので、後輩の皆さんもぜひ色々なことに挑戦してみてほしいです。

試験当日は、緊張することなく全力を出し切ることができました。学校推薦型選抜を受けるにあたって、先生方が本当にたくさん支えてくださいました。先生方に支えてもらいながら全力で対策をしてきたという自信があったからこそ、緊張せずに臨めたのかなと思います。
合格発表の日、ホームページで自分の受験番号を見つけた瞬間は人生で一番嬉しかったです。嬉しくて涙が止まらないまま先生方や家族に報告しました。学校に報告しに行くと、廊下ですれ違うたびに先生方が「おめでとう」と声をかけてくださって、支えてくださった先生方の温かさと優しさを改めて感じました。

 

将来の目標

私の将来の目標は、多様な文化が混ざり合う今日の国際社会において、それぞれが自分のアイデンティティに誇りを持って共に生きることができる世界を促す人間になることです。
この目標を実現するために、国際的な課題を様々な視点で学ぶことが可能であり、国内で群を抜いた教育環境である、東京外国語大学に入学することを志望しました。

外大で学ぶことによって、現在の国際社会において、人々が相互に理解し合い共生できる手がかりを見つけ出したいです。そして、多様な文化を理解した上で、人々が差別や格差を経験することなく生活するためのサポートをする人間になりたいと考えています。


最後に

受験生としての一年は、本当に濃い一年でした。私はもともと優柔不断な性格だったので、こんなにも外大に執着するようになるなんて、自分でも想像していませんでした。私の受験生活は、この強い意志のみで最後まで駆け抜けたようなものでした。
また、積極的に先生に質問に行くタイプではなかった私が、毎日のように先生を探し回って相談や質問をするようになるなんて、一年前の私には想像できなかったと思います。高3の2学期は、廊下を歩いているだけで「職員室行くの?」と友達に声をかけられていました(笑)
 
お世話になった先生方、そしていつもそばで支えてくれた友達と家族には感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、受験生のみんなに伝えたいことは、迷わない受験生はいないということです。成績のこと、志望校のこと、勉強方法のこと…いっぱい悩んで迷って不安になると思います。でも、たくさん悩んだ末に見えてくるものがきっとあるはずです。だから、思う存分迷って悩んでください。そして、悩み抜いて出した自分の結論に自信と揺らぎない意志を持ってがむしゃらに突き進んでください。
やっぱり、受験において一番大事なものは意志の強さだと思います。「この大学に絶対入りたい!」という強い気持ちがあれば絶対に大丈夫です。

皆さんのことを心から応援しています。
頑張ってください!

卒業式🌸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?