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学校で唯一!一般受験での国立大合格

合格体験記
No.13

国際社会学部/東南アジア第1地域/フィリピン語
石田夏鈴


皆さんこんにちは!一年フィリピン語専攻のかりんです!
これを読んでくださっている受験生の皆さんの中に、自分の高校は推薦や総合型を使って進学する人が多い、、、その中で一般受験頑張るのは辛い、、と思っている人はいませんか?
私は推薦などが周りに多い中でどのように頑張ったのかを、勉強法などを通じて皆さんに伝えられたらなと思います。少しでも参考になれば幸いです!

外大を目指そうと思ったきっかけ

高校一年次にカナダに留学をし、色んな国の人と出会った中で日本と他国の架け橋となるような仕事をしたいと思い始めました。そこで、外交官という職をみつけ、なりたいと思い塾の先生に相談したところ東京外国語大学を志望することとなりました!

高校一年次

カナダに英語留学に行っており、そこで英語力がとても上がりました。中でもリスニングとスピーキング力が身に付き、結果的に受験でも役に立ちました。しかし、英語以外は現地の高校1年生(Grade 10)が受ける授業を取っていたので、国語数学理科社会の4教科に関しては全く触れていないような状態でした。帰国後、外大を目指すことを決め、かなり頑張らないといけないんだろうなという気持ちが芽生えましたが、この時点では芽生えたぐらいで特に何もしませんでした。

高校二年次

受験を意識し始め、ひとまず学校の授業やテストをしっかり行うようにしていました。他の国立大学に比べて共通テストの受験科目が選べる分、自分の得意不得意を学校のテストで見つけられるようにしていました。英語は1年の頃から引き続き人並み以上に勉強していました。また、この頃から古典が得意になり、得意を伸ばそうという精神でひたすらやっていました。
また、Youtubeなどで計画の立て方やおすすめの参考書、効率の良い勉強の仕方などを教えてくれる動画を見て試行錯誤していました。
しかし、高2の時点ではまだ受験生だという自覚をしきれていなかったのですが、とりあえず勉強習慣をつけるためにも机に向かって何かをすることを心掛けていました。

高校三年次

受験生となり共通テストを、英語、国語、世界史、数ⅠA、倫理の5科目で受験することを決め、英語と数学、世界史を重点的に勉強していきました。
数学はひとつのドリルを完璧にすることを目標にひたすら基礎問題を解いていました。
世界史は塾で貰った冊子をひたすら読み込んで、覚えて、ひたすら問題を解き続けました。世界史は問題を解くことで覚えられるので、穴埋め問題や論述、記号など色んなタイプの問題を問題集や過去問を使って解いていました。
英語は、単語帳を常に手に持って覚え、長文を毎日1題以上やっていました。また、学校でスピーキングを向上させることが出来る授業が週2回あったのでそれをスピーキング対策代わりとしていました。writingは4月から塾で先生が出してくれるものをコツコツ行っていきました。最初は短いものから始め、徐々に長い文章を書くようにしていました。小論文を書くように綺麗な論理展開でかけるように意識しながら練習していました。
リスニングはポッドキャストを聴いたり、キムタツの東大リスニング問題集を使ったりして長いリスニングになれるようにしていました。
国語は、現代文は自分なりの読み方、解き方をいかに早く見つけて、それを用いて何度も練習できるかで周りとの差をつけられると思います。古典は暗記することが多いので、早め早めに暗記をして、読解に取り組めるといいと思います。
倫理に関しては、完全に独学で頑張りました。学校でも、塾でも授業を取りませんでしたが、世界史と被っている部分も多いのでそれを利用しました。

推薦について

私は一般受験で合格しましたが、実は学校型推薦も受験しています。学校型推薦を知ったのは、高3の春でした。国立は一般受験しかないという偏見で全く考えていなかったのですが、よくホームページを見てみたら学校型推薦での受験方法を見つけ、高2で学校のテストを頑張っていたことが功を奏したのか条件をきちんと満たしていたので、合格の可能性を増やすためにも受けてみようと思い、学校や塾の先生と相談して受けることにしました。
結果としては推薦は不合格でしたが、やって後悔は全くありませんでした。推薦と一般両方やろうとすると両方失敗するという話を先輩から聞いていたので、推薦に挑戦するかはすごく迷いました。しかし、塾の先生や学校の先生に合格の可能性を増やすことは間違ってないし、推薦に必要な小論文対策は英語と国語、世界史の論述に繋がると言われ、やる気になれました。
元々考えていないこともあって、一般と推薦のそれぞれにかける勉強時間の割合は7:3ぐらいを目安にして、あくまでも一般受験で頑張ろうという心意義でいたので共倒れせずに済んだのかなと今では思います。
また、推薦で不合格だったときすごくショックでその日はほとんど勉強に身が入りませんでした。恐らく塾の先生は不合格だった時に、その日は勉強しないだろうという私の性格を見据えて、合否発表の日に授業を入れて下さり、勉強する環境を作ってくださったおかげでどうにか全く勉強しないということは避けられましたが、それでも集中は出来ませんでした。しかし次の日からは推薦の不合格が逆に私の勉強のモチベとなりました。絶対に行きたいという気持ちで勉強を人一倍頑張ることが出来ました。

最後に

私にとって外大はずっと憧れの場所でした。
実は私の行っていた高校では、そのまま附属の大学に進学することができたり、推薦や総合型を使って受験する子が非常に多く、そもそも一般受験をする友達がとても少ない環境にいました。なんと、私はクラスで国立大学を目指していた唯一の人でした。また、私の高校で外大を志望する人も歴代で私で二人目ぐらいだったらしく、割と始めは手探り状態でした。
また、秋頃にはクラスの3分の2以上の進路が既に決定している状況でした。受験日が近づくに連れてプレッシャーやストレスに押しつぶされそうになってすごく辛かったですが、外大に入ったらこんなことしたいや同じ興味を持つ人達と勉強できるだということを考えながら毎日励むことで、結果的に学校で唯一、一般受験で国立に受かることが出来ました。
この頑張りの中には、もちろん周りの支えもありました。進路がすでに決まっている友達は、既に私が受験前に感じていた不安や緊張を体験していたので、元気づけてくれたり、神社にお参りに行ってくれたりしたので、周りに一般受験が少なくても頑張ることができました。家族や学校と塾の先生たちも最後まで応援してくれていたので、教室や自習室で泣いてしまう日も乗り越えられました。
もし、高校の偏差値が高くないから難しいと思ってる人がいるならそんな考えは捨てて欲しいです。私は中学生の頃はビリを争うほどの馬鹿っぷりを発揮していましたが、高校に入って外大という目標を見つけてからは苦手である勉強も頑張ることが出来ました。

外大に入りたいという強い意志はどんな事があっても失わずに受験に向かえば、自然と合格は向こうから近寄ってくると思います。
是非頑張ってください!

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