皆がカメラマンの時代

記者やカメラマンが、
「現場に行くこと」は大事ですが、この頃は、記者やカメラマンが行くより前に、ソコにいる人が現場を見て写真も撮っているのだから、あとから行く取材者はかなわない。
とくに写真はあとから行ったのでは撮れない。 しかしソコにいただけの人と、問題意識をもっている取材者では同じ現場を撮影しても違う。
のだが、その違いは微妙だが本質的なのもあり、その違いを認めるのは難しい。
その現場を、どの位置からどの角度で、
手前に写るものと、背景に写り込むもの、それをどう排除するか、あるいは入れ込むか?を瞬時に判断するのは普段の考えと、経験や訓練が必要。
だが、その現場にいただけの人が、何の気なしに撮った写真でも、違いはわからない場合も多い。
いろいろ言う前に、その場にいた人が撮った写真は価値がある。
プロのカメラマン受難の時代、でもあります。

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