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【プログラミング教育必修化って?】

時代はIoT時代、物事のほとんどに何らかの情報通信技術が利用されようになりスマートフォンやパソコンはもはや生活必需品となっています。

2020年より小学校でのプログラミング教育が必修化されると話題になっています。一体どんな理由で必修化され、どんな内容を学習するかご存知でしょうか?気になったので調べてみました。

必修化になる理由は?

必修化される一番の理由は「IT人材不足」です。皆さんもご存知の通り日本は少子高齢化社会です。経済産業省が発表している資料によると、2015年の時点で約17万人、2030年には40~80万人(想定シナリオにより数値は異なる)のIT人材不足が予測されています。

今後も世界規模でIT技術が発展していく中で、日本としても戦っていかなければなりません。その施策として考えられたのがプログラミング教育の必修化という訳です。

キーワードとして”プログラミング”教育と謳われていますが、実際にはプログラミング言語について深く学ぶ訳ではなく、考え方や情報リテラシーを身につけることがメインのようです。子供でもスマホを持つ時代ですので情報リテラシーは必要ですね。

小学校で学ぶことは?

では、小学校で学ぶことはどんな内容なのでしょうか?テーマは「プログラミング的思考」とされ内容としては、「情報活用の基本的な能力や論理的思考力を育むこと」だそうです。

有識者会議を経てこの内容に落ち着いたようですが、その中でも「プログラミング的思考」をどうやって深め学習できるかは学校や実際に教える先生の力量次第ではないかと懸念されています。

先生方も今までにない専門教科の授業となると更に負担が増えてしまいそうですね。教える側のサポートも今後課題になるのではないでしょうか?

中学校・高校では?

中学、高校では現在でも情報リテラシー学習はありますが今回できた新しい学習指導要領により。中学では2021年、高校では2022年からそれぞれ新しい教科書に変更され今よりも深い内容の内容になると考えられます。

世界の国のプログラミング教育は?

ヨーロッパ

エストニア IT先進国として有名なエストニアはSkypeが生まれた国です。プログラミングが義務教育化されている訳ではありませんが、2012年より教育推進プログラムがスタートされており小学校でも授業が行われています。2005年には選挙でインターネット投票を行い注目されました。

イギリス 1995年にいち早く義務教育にITを取り入れた国です。Computingという義務教育カリキュラムがありアルゴリズムの理解やプログラミング学習があるとのことです。

アメリカ

アメリカ アメリカでは国、州、市、学区など各で活動していたようですが近年は制度が整いコンピューターサイエンスの授業が高校の卒業単位になるのは現在、34の州(+ワシントンDC)で認められています。また、プログラミング教育を支援するNPO法人「Code.org」には、Google, Apple, MicrosoftなどのIT界のリーディングカンパニーが協賛を行っており、強力な教育環境が作られています。

アジア

シンガポール アジアの中では早くからIT分野に注力し、1990年代にIT教育を導入しました。その後、中学校にプログラミング教育が導入されました。また、IT技術に関する教育を提供する機関も増え様々なワークショップが提供されています。

インド ICT教育に力を入れており、2005年からICT、コンピューターサイエンスの授業が小学校・中学校で行われています。小学校では簡単なアルゴリズムやフローチャート・QBasicによる簡単な数値計算の画面表示。中学校ではHTMLでWebページの作成・C++, Javaでのアプリ作成、高校ではDB・C++でオブジェクト指向などを学習するそうです。

日本のIT技術が世界と比べて劣っているとは思いませんが、教育という点に関しては世界と比べると少し遅れている感じがします。

最後に

今回プログラミング教育の必修化について調べて来ました。内容については賛否両論あると思いますが、小さいうちから「知る」ということに関しては良いことだと思います。私自身プログラミングやIT業界について知るようになったのはこの必修化や人材不足が話題となったことによるもので、スタートしたのは遅くまだまだ勉強中の身です。

ですので若いうちからITに触れ、今後のIT業界の発展に携わる人が増えて欲しいと思います。また、私のように30歳から学習を初めても遅くありません。未経験でもしっかり学習すれば就職も出来ます。興味があるひとはぜひスタートしてください!





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