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日記139:「生理が来ると楽になる」

少数派かもしれない。

なんとなく腰が重怠いと思っていたら生理が来た。記録を見ると、最後に来たのは驚きの9月だった。去年のである。
私は元々生理不順気味で、去年はなんと2~3年ぶりにそれが唐突にやってきたという、これも驚きの事実である。おかげで生理とは一般にどれくらいの頻度で来るのかとか、排卵痛との違いがあるのかとか…そういうことがまったくわからない。
ちなみに排卵痛もよくわかっていない。

生理というのは人によって差がすごいそうだ。本当にすごく、凄まじいそうだ。PMSという症状で死にそうな目に遭っている人も世の中にはわんさかいるのだから、私なんぞは救われている方なのだろう。たとえそれが、不順という形の症状で現れているとしてもだ。
我が家は9人家族で、うち6人が女性だ。私を除く5人は精神的な症状はないがだいぶ出血が多い方らしく、よくそのことで話が盛り上がっていたりするようだ。これだけの血が出るのでこれだけの回数もナプキンを取り換えねばならんとか、あんまりわからないので会話の例も挙げようがないことに今気付いたのだが、そんな感じだ。

生理のときは大抵体重が増えたりおなかの調子が不安定になったりするというのを知ったとき、私はなんとなく、どうしようもなく申し訳ない気持ちになったのを覚えている。
今ではそういうのは特にない。でもそれを知ったときは、なんだか途方もないもやついたものがあったのだった。
私は生理が来ると体重が一気に落ちるし、おなかの調子もすこぶるよくなる。過食に陥るとかもない。当然ながら気分の浮き沈みもないし、むしろストレスがだいぶ減るような、ストレスから解放されたような気分にすらなる。

この日記のオチになるエピソードをひとつ思い出した。
印象的な話のわりには記憶がかなりあやふやなのだが、それでも着地点を見失った日記のいいオチにくらいはなるだろう。
その昔、まあまあ仲のよかった同性のインターネットの友人がいた。ある程度長く関係の続いた相手だったような気がする。
彼女があるとき生理が重いという話をしてきて、私は当時からある程度の不順もあったし、あとはまあ…学校教育をろくに受けられていなかったので、生理に対する知識も経験も乏しかった。
そんな私の受け答えにやや訝しんだような反応を彼女にされ、いやまあ、生理ってあんまりわかんないんだよね…みたいなことをモゴモゴ文章で打って私は返した。すると彼女は「お前、ネカマだろ!女の子で生理がわかんないわけねーだろ!死ね!」というような趣旨のことを私に送ってきて、それから関係は切れた。
おしまい。

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