静かな満月の夜に

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【連作短編『月』第九夜】
【読了時間:1分 769字 挿し絵枚数 8枚】



その日の日中にAyaさんは亀の事を

調べました


亀は遠くの動物園から盗まれた亀だと

わかりました


Ayaさんは警察ではなくて 動物園に直接

電話をしました


動物園の人と話し合って 亀は脱走して

近くの山で見つかったことになりました


だからヘーカも職場の人に話したり

Ayaさんも写メを撮ったりしませんでした


動物園の人が車で亀を引き取りにくるのは

日付けが変わる頃になると言いました



「なんか超オレらの仲間になった感ハンパ

なかったっスけど残念ス」


カラシも何故か亀さんには変な敬語だった


月ちゃんはずーっと無言でした


「月ちゃん 目が変よ」
「月ちゃん 目が変よ」
「月ちゃん メガ変よ」

柳さんが一斉に言いました


月ちゃんの目がまん丸になってます



そうです 満月です


月ちゃんは亀さんに乗りました


亀さんは 歩き始めました



ヘーカもカラシもついて行こうとしますが

Ayaさんが制止します



月ちゃんを乗せた亀は最初にベッドが

あった場所に着きました


月ちゃんは亀さんの上に浮びました



亀さんは土を掘り起こし

そして動かなくなりました


長い長い静かな時間でした



月ちゃんがゆっくりゆっくり降りてきました


亀さんは土をもどしました


月ちゃんが亀さんの背中にもどりまた


月ちゃんが亀さんに抱きつきました

その時動物園の車がやってきました



亀さんはみんなの方を向きました



さよならを言ったのかもしれません


よろしくを言ったのかもしれません




つづく



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※『月』は第一夜からの連作短編になっています

第一夜 はじめましてAyaさん


連作短編『月』目次

第一夜 はじめましてAyaさん
第二夜 雨が降っている夜 【風情】
第三夜 ヘーカの歩く道 【奇行】
第四夜 カラシ捕獲作戦 【作戦】
第五夜 ものごとの順番 【生活】
第六夜 素性 【地球】
第七夜 夜の森の先 【探検】
第八夜 出現 【犯罪】
第九夜 静かな満月の夜に 【神秘】
第十夜 戻るけどすすむ 【日常】
第十一夜 さよならゾンビさん 【ホラー】
第十二夜 カラシミステリー 【生態】
第十三夜 畑に木はいらない? 【環境】
第十四夜 死の森と龍の王妃 【出会い】
第十五夜 天才とうどん 【恋】
第十六夜 セントヘレナ手記 【職】
第十七夜 カラシとホットケーキ 【騒動】
第十八夜 ミスト 【幻想】
第十九夜 神さまの香りのポンチョ 【神】
第二十夜 大貫サリー(高2)【奇行】
第二十一夜 気がかりなことが2つ 【怪談】
第二十二夜 浅くまどろんでボン・ボヤージュ
【白昼夢】

第二十三夜 二十歳になっても恋人ができなければ
自殺する 【恋愛】

第二十四夜 それはこのままこの世界 【生活】
第二十五夜 100万ドルの夜景 【価値観】
第二十六夜 ブーゲンビリア 【進展】
第二十七夜 公園の風船 【しんみり】
第二十八夜 夜の太陽 【足跡】
第二十九夜 クエストモードとピースモード【恋】
第三十夜 イノセントワールド 【奇行】
第三十一夜 笑いながら回る 【ミステリー】

主な登場キャラ紹介
カラーイラストページへどうぞ↓

☆コピックを使ってカラーイラストを
たまに描きます (その都度更新)
『月』ギャラリーへどうぞ↓

最後まで読んでくれてありがとう^^

大貫サリー





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