夜の太陽

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【連作短編『月』第二十八夜】
【読了時間:1分 661字 挿し絵枚数 12枚】




その夜Ayaさんと月ちゃんは

オカダ興業の坂本君に

月ちゃんのお兄ちゃんのマークが

ある高速道路の下のトンネルに

連れて行ってもらいました



「これ?間違いない?」


「はい お兄ちゃんはわざわざ

太陽の上に描く癖がありますから」



「これでお兄ちゃんの居場所が分かるの?」


「行動が少しだけです 見ててください」


月ちゃんはポンチョからクレヨンを

一本だしてマークに月を描き足します



「トンネルの照明を落としますよ」


トンネルが暗くなり

前の壁に映像が写ります



月ちゃんのお兄ちゃんが写ります

ダンボールの中にいます



「…あら 月ちゃんのお兄ちゃんって

太陽の神さまよね…?」


「はい」


月ちゃんのお兄ちゃんに通りすがりの

ギター兄ちゃんが話しかけています



歌を歌ってます



「音痴ですね」


坂本君がいいます

でも月ちゃんのお兄ちゃんは笑っています

とても楽しそうです


その後ギター兄ちゃんは一台のトラックを止めます

運転手にお金を渡しています

月ちゃんのお兄ちゃんを助手席にのせます



月ちゃんのお兄ちゃんとギター兄ちゃんは

握手してバイバイします

トラックが走りだします



そこで映像は終わります


「握手しちゃった…」


月ちゃんが心配そうに言います


「なにかまずいの?」


「う…ううん」


それから3カ月後

映像に映っていたギター兄ちゃんは

ワールドツアーで500万人を動員する

ミュージシャンになっていました



しかし音楽に興味がないAyaさんは

そんな事まったく知りませんでした






つづく



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※『月』は第一夜からの連作短編になっています

第一夜 はじめましてAyaさん


連作短編『月』目次

第一夜 はじめましてAyaさん

第二夜 雨が降っている夜 【風情】

第三夜 ヘーカの歩く道 【奇行】

第四夜 カラシ捕獲作戦 【作戦】

第五夜 ものごとの順番 【生活】

第六夜 素性 【地球】

第七夜 夜の森の先 【探検】

第八夜 出現 【犯罪】

第九夜 静かな満月の夜に 【神秘】

第十夜 戻るけどすすむ 【日常】

第十一夜 さよならゾンビさん 【ホラー】

第十二夜 カラシミステリー 【生態】

第十三夜 畑に木はいらない? 【環境】

第十四夜 死の森と龍の王妃 【出会い】

第十五夜 天才とうどん 【恋】

第十六夜 セントヘレナ手記 【職】

第十七夜 カラシとホットケーキ 【騒動】

第十八夜 ミスト 【幻想】

第十九夜 神さまの香りのポンチョ 【神】

第二十夜 大貫サリー(高2)【奇行】

第二十一夜 気がかりなことが2つ 【怪談】

第二十二夜 浅くまどろんでボン・ボヤージュ

【白昼夢】

第二十三夜 二十歳になっても恋人ができなければ

自殺する 【恋愛】

第二十四夜 それはこのままこの世界 【生活】

第二十五夜 100万ドルの夜景 【価値観】

第二十六夜 ブーゲンビリア 【進展】

第二十七夜 公園の風船 【しんみり】

第二十八夜 夜の太陽 【足跡】

第二十九夜 クエストモードとピースモード【恋】

第三十夜 イノセントワールド 【奇行】

第三十一夜 笑いながら回る 【ミステリー】


主な登場キャラ紹介

カラーイラストページへどうぞ↓


☆コピックを使ってカラーイラストを

たまに描きます (その都度更新)

『月』ギャラリーへどうぞ↓


最後まで読んでくれてありがとう^^

大貫サリー


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