ゆっくりゆっくり影を歩いておいで



大きくなった月ちゃんは
星のカーテンを開きます



男がいます





バケツを持っています
砂が入っています



月ちゃんはエアコンの除湿スイッチをいれて
バルコニーに出ます



「ご苦労様 早速だけど
見せてもらっていいかな?」

男はキョロキョロします



「あ そっか お兄ちゃん起きるとやっかいだから
このテーブルの上にしよう ここなら
オーディエンスもよく見えるだろうし」


「…オーディエンス?」


向かいの森にたくさんの精霊達が
集まっていました



その中に柳さん達もいます


「えー!あれが月ちゃんなの!ヒュー」
「えー!あれが月ちゃんなの!ヒュー」
「えー!あれが宇治抹茶生シュー」



月ちゃんが柳さん達の方を見てピースしています



「‼︎男と温泉にいますよのピース?」
「‼︎男と温泉にいますよのピース?」


いつも不真面目な柳さんが首をふります


「… 2枚葉っぱあるから2人やっちゃっても
いいかなーだって、…あれ本当に月ちゃん?」



月ちゃんはまた柳さんに何かを伝えています



「………今度はなに?…」
「………今度はなに?…」

「……トランポリンがしたいって」



「…なんか少しホッとした…」
「…なんか少しホッとした…」


「…私は鳥肌が立ったけど…」


男はバルコニーのテーブルの上に
バケツをひっくり返します



湿っているのかそのままの形で出ます

形を変えます



穴を掘ります




トンネルが貫通して2人が手を繋ぎます



「えー!いちゃいちゃのインスタレーション?」
「えー!それ見せつける為の私達なの?」

「… … …ちょっと待って 」


男の人が月ちゃんの位置を変えます



トンネルから子供の手が出てきます



「手つないでいい?」


月ちゃんが男に聞きます


「おかしな事になりますよ
月さんの気持ちがあっち側に移りますし」



男が答えます


手が引っ込んでしまいます


「あーあ」


月ちゃんが残念そうに言います



手が再び出てきます



「ふふふ やっぱり我慢出来なーい♪」


月ちゃんはそっと手を握ります



「……後でね いつか会おうね 誰かさん…」






つづく





【連作短編『月』第五十八夜 第二章十九話】
【読了時間:2分秒 882字 挿し絵枚数 24枚】


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連作短編集 『月』 第1夜「はじめまして Ayaさん」 https://note.mu/tukihara/n/nf65e96fa3098
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