死の森と龍の王妃

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【連作短編『月』第十四夜】
【読了時間:1分 651字 挿し絵枚数 8枚】



月ちゃんが現れる半年前ぐらいの夜です


一台のタクシーが柳さんの行き止まりに

入ってきました



中から一人の疲れたスーツのおじさんが

降りてきました


おじさんは柳さんの下に座りました



「こんなことってあるのか?

なにも思い出せない わしはだれじゃ?」


「記憶喪失」
「記憶喪失」
「貴族王室」

柳さんが一斉に言いました


おじさんに柳さんは見えません


「貴族、王室? やはり高貴な生まれか…」


「まだ治せる」
「まだ治せる」
「マドモワゼル」


そこにゴシックホラー映画を観たまま

夢遊病になったAyaさんがやってきました



「マドモワゼル…そなたは

わしの行く末がわかるかな?」


「この先の森は 死者の森 でごさいます

屍に霧のような雨が降りそれが一層

森の静寂を深くするのでございます



森を抜けて城に行き

龍の王妃に会ってみてはいかがでしょう」



「龍の王妃…」


おじさんは胸に手を当てました

翌日 工場の朝礼にそのおじさんはいました



出勤して来たAyaさんは言いました


「ホントにいた!Ayaのお弁当あげるね」



おじさんは周りの職員さん達から

ヘーカと呼ばれました






つづく


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※『月』は第一夜からの連作短編になっています

第一夜 はじめましてAyaさん


連作短編『月』目次

第一夜 はじめましてAyaさん

第二夜 雨が降っている夜 【風情】

第三夜 ヘーカの歩く道 【奇行】

第四夜 カラシ捕獲作戦 【作戦】

第五夜 ものごとの順番 【生活】

第六夜 素性 【地球】

第七夜 夜の森の先 【探検】

第八夜 出現 【犯罪】

第九夜 静かな満月の夜に 【神秘】

第十夜 戻るけどすすむ 【日常】

第十一夜 さよならゾンビさん 【ホラー】

第十二夜 カラシミステリー 【生態】

第十三夜 畑に木はいらない? 【環境】

第十四夜 死の森と龍の王妃 【出会い】

第十五夜 天才とうどん 【恋】

第十六夜 セントヘレナ手記 【職】

第十七夜 カラシとホットケーキ 【騒動】

第十八夜 ミスト 【幻想】

第十九夜 神さまの香りのポンチョ 【神】

第二十夜 大貫サリー(高2)【奇行】

第二十一夜 気がかりなことが2つ 【怪談】

第二十二夜 浅くまどろんでボン・ボヤージュ

【白昼夢】

第二十三夜 二十歳になっても恋人ができなければ

自殺する 【恋愛】

第二十四夜 それはこのままこの世界 【生活】

第二十五夜 100万ドルの夜景 【価値観】

第二十六夜 ブーゲンビリア 【進展】

第二十七夜 公園の風船 【しんみり】

第二十八夜 夜の太陽 【足跡】

第二十九夜 クエストモードとピースモード【恋】

第三十夜 イノセントワールド 【奇行】

第三十一夜 笑いながら回る 【ミステリー】


主な登場キャラ紹介

カラーイラストページへどうぞ↓


☆コピックを使ってカラーイラストを

たまに描きます (その都度更新)

『月』ギャラリーへどうぞ↓


最後まで読んでくれてありがとう^^

大貫サリー



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