ある晩
Ayaさんは手をケガしました



洗っていた麦茶の瓶がすべりました



散乱したガラスをとりあえず片付けます



ポタポタ血が落ちます



高校の体育の時ボールが鼻にあたりました



ポタポタ血が落ちました



Ayaさんは保健室に向かいます



保健委員でしたが先生の顔はもう覚えていません



窓のところに男子がいます



その顔は覚えています




Ayaさんは防災用のスーツケースをあけて



消毒や包帯よりも先に
中に入っていた人形を見つけます



再びその男子の顔が浮かびます



傷を手当します




Ayaさんは何かを思い立ちます



タクシーをマンションの下に呼びます



会社の名前を言います

運転手さんはすぐにわかります





5分もかからずに到着します








フェンスをくぐって森に入ります



木のいい匂いがします



そして森を抜けます















「何やってるんだ!」



「え!」

「え!」


「手を上げなさい!」



ポニーテール男とバンザイをします



「ん… なんだ ベルトか
ったく へんな格好をしてるから…
お知り合いですか?」

お巡りさんが言います



「はい、 ねぇお巡りさん
実際事件おこしてる人は変な格好をしていますか?」



お巡りさんは無言で帰っていきます



「ありがとうございます、たすかりました」

「たすけてません 、この場所になんの用ですか?」



「箱の…絵が違いますね 俺のと ほら



いや この箱を拾ったトンネルで地図を見つけて




箱の持ち主まで行けるかなーなんて、
でもゴールはただのマンションだったから
スタート地点に来てみたんだ 」












「私は… この地図で家には帰れるんだ…でも…」


















つづく








【連作短編『月』第百十五夜 第四章十二話】




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※『月』は続きものです

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第一夜 はじめましてAyaさん

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#物語 #傷


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