畑に木はいらない?

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【連作短編『月』第十三夜】
【読了時間:1分 681字 挿し絵枚数 6枚】


柳さんは畑の方を見ながら話します



「ここは全部森だったの」
「ここは全部森だったの」
「ココア全部盛りだったの」


「畑に木はいらないって」
「畑に木はいらないって」
「裸は気に入らないって」



「なにもつくらないのに」
「なにもつくらないのに」
「なにもつつかないのに」


「マンションがたくさん建つわ」
「マンションがたくさん建つわ」
「ペンションがたくさん建つわ」


「あれ 塀の向こうの森は
切られなかったんですね」


「産廃屋さんが見えないようによ」
「産廃屋さんが見えないようによ」
「産廃屋さんが見えないウニョウニョ」



「柳さんはどうして残ったんですか?」


「もちろん毎日切られそうになったわ」
「もちろん毎日切られそうになったわ」
「もちろん毎日キレられそうになったわ」


「昼間はヘーカが居座った」
「昼間はヘーカが居座った」
「昼間はヘーカが椅子割った」



「仕事は?」


「Ayaさんの命令」
「Ayaさんの命令」
「Ayaさんのメーデー」


「トドメは夜のAyaさんの徘徊」
「トドメは夜のAyaさんの徘徊」
「トドメは夜のAyaさんの俳句」



「でも工事が本格的に始まったらまた来るわ」
「でも工事が本格的に始まったらまた来るわ」
「でも珈琲を本格的に味わったらまた来るわ」


柳さんを森の中にうつせないだろうか



月ちゃんは思った




つづく




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※『月』は第一夜からの連作短編になっています

第一夜 はじめましてAyaさん


連作短編『月』目次

第一夜 はじめましてAyaさん
第二夜 雨が降っている夜 【風情】
第三夜 ヘーカの歩く道 【奇行】
第四夜 カラシ捕獲作戦 【作戦】
第五夜 ものごとの順番 【生活】
第六夜 素性 【地球】
第七夜 夜の森の先 【探検】
第八夜 出現 【犯罪】
第九夜 静かな満月の夜に 【神秘】
第十夜 戻るけどすすむ 【日常】
第十一夜 さよならゾンビさん 【ホラー】
第十二夜 カラシミステリー 【生態】
第十三夜 畑に木はいらない? 【環境】
第十四夜 死の森と龍の王妃 【出会い】
第十五夜 天才とうどん 【恋】
第十六夜 セントヘレナ手記 【職】
第十七夜 カラシとホットケーキ 【騒動】
第十八夜 ミスト 【幻想】
第十九夜 神さまの香りのポンチョ 【神】
第二十夜 大貫サリー(高2)【奇行】
第二十一夜 気がかりなことが2つ 【怪談】
第二十二夜 浅くまどろんでボン・ボヤージュ
【白昼夢】

第二十三夜 二十歳になっても恋人ができなければ
自殺する 【恋愛】

第二十四夜 それはこのままこの世界 【生活】
第二十五夜 100万ドルの夜景 【価値観】
第二十六夜 ブーゲンビリア 【進展】
第二十七夜 公園の風船 【しんみり】
第二十八夜 夜の太陽 【足跡】
第二十九夜 クエストモードとピースモード【恋】
第三十夜 イノセントワールド 【奇行】
第三十一夜 笑いながら回る 【ミステリー】

主な登場キャラ紹介
カラーイラストページへどうぞ↓

☆コピックを使ってカラーイラストを
たまに描きます (その都度更新)
『月』ギャラリーへどうぞ↓

最後まで読んでくれてありがとう^^

大貫サリー



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