笑いながら回る



ヘーカは仕事が終わると銭湯に行きます



銭湯の近くに神社があります

丸鏡が有名です



Ayaさんは夕方や夜は

神社に行かないほうがいいと言います

ヘーカそれを なんとなく聞いていました


そこに大きな木があります

だいぶ暗くなっているのに

木を囲んで回っている子供達がいました



リズミカルに回っていますが

みんな無言なので ズッ ズッ ズッ

という足音だけ聞こえます


「もう 遅いから みんな帰りなさい」


ヘーカは言いました



子供達は 回りながらヘーカの顔を見ます

ぼーっとした表情です



ズッ ズッ ズッ



1人だけ 違う顔がいました



その子は ずっと笑っています

笑い顔がずっとヘーカの方を見ています



顔が完全に真後ろを向いたままです



そのまま顔が向き直りません



「うわー!」


ヘーカが驚いて銭湯のセットを落とします



「帰ろう」

子供達が帰り始めます


その女の子はヘーカの横を通る時



「カラカラカラカラ」と言いました



もちろん神社の丸鏡には

その子だけ映りませんが


ヘーカは振り向いてそれを確かめる事が

できませんでした




つづく


【連作短編『月』第三十一夜】
【読了時間:1分 470字 挿し絵枚数 13枚】

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※『月』は第一夜からの連作短編になっています

第一夜 はじめましてAyaさん


連作短編『月』目次

第一夜 はじめましてAyaさん

第二夜 雨が降っている夜 【風情】

第三夜 ヘーカの歩く道 【奇行】

第四夜 カラシ捕獲作戦 【作戦】

第五夜 ものごとの順番 【生活】

第六夜 素性 【地球】

第七夜 夜の森の先 【探検】

第八夜 出現 【犯罪】

第九夜 静かな満月の夜に 【神秘】

第十夜 戻るけどすすむ 【日常】

第十一夜 さよならゾンビさん 【ホラー】

第十二夜 カラシミステリー 【生態】

第十三夜 畑に木はいらない? 【環境】

第十四夜 死の森と龍の王妃 【出会い】

第十五夜 天才とうどん 【恋】

第十六夜 セントヘレナ手記 【職】

第十七夜 カラシとホットケーキ 【騒動】

第十八夜 ミスト 【幻想】

第十九夜 神さまの香りのポンチョ 【神】

第二十夜 大貫サリー(高2)【奇行】

第二十一夜 気がかりなことが2つ 【怪談】

第二十二夜 浅くまどろんでボン・ボヤージュ

白昼夢】

第二十三夜 二十歳になっても恋人ができなければ

自殺する 【恋愛】

第二十四夜 それはこのままこの世界 【生活】

第二十五夜 100万ドルの夜景 【価値観】

第二十六夜 ブーゲンビリア 【進展】

第二十七夜 公園の風船 【しんみり】

第二十八夜 夜の太陽 【足跡】

第二十九夜 クエストモードとピースモード【恋】

第三十夜 イノセントワールド 【奇行】

第三十一夜 笑いながら回る 【ミステリー】




主な登場キャラ紹介

カラーイラストページへどうぞ↓


☆コピックを使ってカラーイラストを

たまに描きます (その都度更新)

『月』ギャラリーへどうぞ↓


最後まで読んでくれてありがとう^^

大貫サリー

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