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ゆきあひの空

立秋を過ぎれば、秋の気配を感じ始めるのでしょうが、今は線状降雨帯が日本列島を覆いつくして動きません。
想定外の大雨が日々記録を更新していますね。

暦で言えば、立秋。ちょうど今頃(8月7日から22日)、暑さは残るものの、時折涼しい風がたち始め、ほっとする季節になります。ひょっとするとひぐらしの鳴く声が聞こえてきている所もあるのではないですか?

この集中豪雨が過ぎてくれたら、夏の終わりの空を楽しめるかしら・・・

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夏の風と秋の風が入れ替わる季節。
二つの季節が混在する中で、ささやかな自然の変化を感じます。
空では、夏の雲と秋の雲が入れ替わる様を「ゆきあひの空」と呼ぶそうです。
なんて素敵な表現なのかしら
日本ならではの美しい言葉ですね。
雲と雲が行き合う・・

季節のこうした小さな変化を感じる感性って、「心豊に暮らしていく」とっても大事なことのような気がします。
豊かな感性は多くの気づきを拾っていくので、周りの人達との空気もよくしていきます。
空気は「気」です。
季節の中の「気」を暮らしの中で感じてみると、何気ない草花や鳥や食べ物からも自然のチカラを得ることができますね。


<立秋のイロイロ>  8月7日から22日あたりの頃


つゆくさ

百に千に人は言ふとも月草の
うつろふ心我持ためやも

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つゆくさで染めた着物はすぐ色あせてしまうことから、心の移ろいや儚さという意味があり、こんな歌が詠まれたのでしょう。


すだち

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ビタミンCやクエン酸が豊富なすだちは、お肌にも疲労回復・風邪予防にも効果あり。
すだちの果汁とお醤油を同量、そこに酢とみりんを少々加えると、自家製ポン酢になります。
サンマの焼き物にぴったりですね。


ひぐらし

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ひぐらしは鳴いて夏の終わりを知らせてくれます。
消え入るように鳴くので、なぜか侘しくなりますね。
俳句では季語になりますが、実際には6月から8月まで出会うようですよ。
最近ではあまり聞こえなくなりました。

<月のチカラ>

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月は見る人の気持ちを穏やかにしてくれるだけでなく、力を与えてくれます。
特に気が落ちていたり、身体のコンディションが整っていない人は、お月さまの力を借りてみましょう。
普段のお月さまも十分パワーアップできますが、特に十三夜と十五夜のパワーには強いものがあるって聞きました。
しっかり受け止めてみようと思います。

8月は
20日が十三夜
22日が満月の十五夜です。


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