月影と新月

絵を描いたり文字を書いたりエナジーワーク(FF14で言う幻術)をしたりする人。二次創作…

月影と新月

絵を描いたり文字を書いたりエナジーワーク(FF14で言う幻術)をしたりする人。二次創作と個人の記録の文章を載せています。オリジナルも載せるかも?『刹と栗丸』が冒険者の刹とパイッサブラットの栗丸のお話です。タイトルに《》でどの辺までメインクエが進んでいる前提か表示しています。

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  • 家の事、中の人の事色々

    私自身の事、家族の事など諸々。記録だったり整理だったりのためのモノが多いです。

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    刹と栗丸  邂逅したりお出かけしたり

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    月影夫妻のヴァレンティオンデー + 出てきた人たちの紹介

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    刹の家で半住み込みで働いている元女海賊、 ロットゲイムの昔のお話。

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父、最後の病院に移る

 こんにちは 2023年1月がもう終わりそうですがいかがお過ごしでしょうか。  年末に家族内でコロナが暴れた後、1月なって急に父の転院先が決まりました。急すぎて準備が間に合わないと思ったら病院側で不足があったらしく1週間延期~なんてのもこれまた急に決まってなんとか急ごしらえの用意はし、どうにか間に合わせました。  退院した病院はリハビリがメインの病院でしたが、転院先は療養院という病状が落ち着いている方に療養してもらうのが目的の病院。で、かつ認知症病棟です。なので認知症の方

    • 『2022年』おしまいの弱音

       こんにちは 2022/12/31大晦日ですね。 寒いですがいかがお過ごしでしょうか? 今年は通年通り、ちょこちょことFINAL FANTASY XIV(FF14)の二次創作文章を上げつつ。夏からは脳出血で倒れた父関連や私自身のコロナ感染の話などを書いて公開してました。 本当は絵も描くんですがここのところ、あまり描けず、僅かしか描かずじまい。ちょっと悩んでしまったのも大きいですね。その辺を書くのはまた別の機会にします。  夏に父が倒れてから今年後半はずーっとバタバタして

      • コロナ発症で思った事、有った方が良いと思ったモノなど

         という訳で回復したので発症して困った事だとか助かった事だとか…。 1有った方がいいと思ったもの。 お約束ですが 『飲み物。』 何でも良いです。飲めると思ったもの。 私の場合は備蓄して置いたポカリスエットを頼りました。ただ喉の炎症が酷くて何を飲むのも刺すような痛みがあったので味によっては辛くて飲めないかもしれないです。ので。 『現状の咽頭痛で痛みがマシに感じる飲み物。』が理想。飲んでみないと分からないのが難点ですが。 私は不思議とあまじょっぱい味のモノならいくらかラクだっ

        • 新型コロナに感染しました

           こんにちは 父のことなんかも色々書きたかったんですが不確定な話が多くて書けずにいます。 そんな事していたらとうとう、新型コロナに感染してしまいました。ので記録を兼ねて日々追加しながらどんな体調か書いていこうと思います。 恐らく持ち込んだのは姉。 12月3日の土曜日にかなり激しく咳をし始めて痰も吐き出すのでこれは良く無いな…と思って様子見てましたが本人は結局そのまま今もちょっと咳してるだけです。 月曜日になって私と母がなんか声がおかしいな、となり、私のみ咽頭痛が発生して微

        父、最後の病院に移る

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          父、転院(一部修正と追記しました)

           という訳で 治療メインの病院からリハビリメインとする病院に父、転院しました。一応は回復してるんですが、が。 脳出血系疾患でもかなり重度な損傷を脳に受けたようで正直リハビリで何かが改善するというのはあんまり期待出来ないそうです。いや、ある程度は回復するけどそのある程度の幅が最初から物凄い短い、という感じですね。 転院の移動の際には同じ介護タクシーに乗って移動したので会話も多少したんですが、支離滅裂でした。きちんと意思疎通ができる瞬間と意味不明な発言の時間とを繰り返す感じ。感

          父、転院(一部修正と追記しました)

          父その後。姉を伴ったリモート面会

           というわけで9月17日土曜日に姉を連れて母、私と三人でリモート面会してきました。30分程度しか時間貰えないんですけどね。 以前、対面した時まではベッドのままでしたが今回は車いすになっていてちょっと目に力がありましたが何を思ってなのか全く喋ってくれませんでした。回復してきて現状が分かって来ると自分の状態が信じられなかったりするでしょうしちょっとなぜ喋らないか分かりませんでしたが…。  我々の事は認識してる様子でしたし、ちょっと泣いてるような様子もあったんで色々思うところも

          父その後。姉を伴ったリモート面会

          父その後、病院からの連絡はあまり良くない連絡でした

           姉関係の用事があって先週はお見舞いは行けず。お見舞いと言うかリモートでの面会ですが。面会に行けていないのを母も気にしていて「薄情な家族だと思っているかな。」と溢しています。先週行かなかったのは看護師さんに「今週は検査が多くて空いてある予定が分からない」と言われていた事と姉の予定が二件あってどちらも外すわけにいかなかったからです。検査が多くて面会出来そうな時間が分からないとなると待つしか無いよね…邪魔になるよね…と判断したのと予定あったからが重なりました。が、病院のスタッフさ

          父その後、病院からの連絡はあまり良くない連絡でした

          8月末に家族に起きた事

           まず最初に楽しい話では無いです 8月の終わりから中の人がネガティブな呟きが多くなりましたがその辺の理由です。本当に楽しく無いですが気持ちの整理もしたいので記録と決意表明を兼ねて書いておきます。 8月の27日土曜日のお昼頃に父が倒れました。 お昼ご飯を食べる用意の最中、座って納豆を練ってたら急にヨダレを垂らしながらふらふら〜と横倒しになったそうです。私は昼食はあまり家族と食べないのでその瞬間は見てませんので母から聞いた限りはそんな倒れ方だったようです。 ヨダレ垂らして

          8月末に家族に起きた事

          表裏の縁Ⅲ:肆

           決めておいた日時。シロガネにある自宅ではレンや兄貴をはじめ同居人たちが例によって不在にしてくれている。雷刃だけは手伝いを兼ねて居残ってくれているが。今回は珍しくアドゥガンも出かけてくると冒険者の支度を済ませて出発していった。栗丸は兄貴が連れて行ったのであの子の心配もしなくていい。以前は刹の姿で出迎えさせてもらったが今日は分り切っているので初めから絶影の《支度》を済ませてあった。ただし玄関先へ出迎えに向かうのは俺では無くて雷刃がやってくれる。外からいつもと違う俺の姿が見えてし

          表裏の縁Ⅲ:肆

          表裏の縁Ⅲ:参

           久々に家に帰れるな、と思ったが一度、グリダニアの宿である止まり木に寄って身なりを刹に戻しておいた。普段よりも長く白髪でいたから黒髪が久々だ。ずっと《静観していた内側の絶影》もようやっと一息つけそうかとため息をついている。今回は俺自身が《絶影の演技》をする形での仕事中に起きた事件だったから片が付くまで俺が表にいたわけではある。が、《彼の方》も緊張と警戒をしながら過ごしていたから疲れたらしい。悪い事をした。装備の類も一通り着替えて背負い袋に放り込む。それから忘れ物や落し物がない

          表裏の縁Ⅲ:参

          表裏の縁Ⅲ:弐

           「本当だな?」 「ええ。絶影本人から聞いたわ。」 《スピットファイヤ》が店にいない隙に、ボスに仕事の話があると猫目石の部屋に入って貰って話を伝える。《スピットファイヤ》自身はどこで何してるのか分からないけど。どこほっつき歩いてんのかしら。証拠らしい証拠が無いと言うこともキチンと話したけれど、ボスとしては《スピットファイヤ》に疑念があるようで恐らくは絶影の予測通り《スピットファイヤ》の仕業だろうと思ったみたい。ボスは《スピットファイヤ》への信頼よりも絶影への信頼度の方が圧倒

          表裏の縁Ⅲ:弐

          表裏の縁Ⅲ:壱

           ターゲットを追い詰めて黙らせる。喉を掻っ切ってから胸を刺してそのまま腹へ縦に切り裂いた。悲鳴を出させない為の一撃の瞬間に、今日は聞いてないぞと絞り出したのが聞き取れていた。それだけが引っかかる。《今日は》聞いていない?何をだ?俺の仕事に関してなら《少し前でならば聞いていた》とも取れる言葉だ。やけに周囲を警戒して過ごしているなと思ったが何かしら、誰かしらと接触があったのか?もし《俺の情報》が漏れているならばよろしく無い事態だ。コイツに何かタレ込んだ奴がいるという事になる。昨日

          表裏の縁Ⅲ:壱

          表裏の縁Ⅱ:後編《紅蓮》

           しっかり数日休みながら栗丸を構い倒して過ごした。  ちょっと遠くまで散歩に行きたいだので休めたのかどうかやや疑問ではあるが仕事中のような緊張はしなかったからヨシとしよう。戦闘も避けておいたし、いくらか体も休まっているはずだ。家で過ごしている最中にモーグリから直接手紙を渡されたが、どうやら不滅隊の連中はあの下衆な坊ちゃんを正式に捕縛して独房へ放り込んだらしい。差出人は偽名になってるがスウィフト大闘佐で、不滅隊で調べていた資料と俺が持ち込んだ資料、双方使って証拠があるなと判断

          表裏の縁Ⅱ:後編《紅蓮》

          真夜中のコーヒー《漆黒》

           ー刹。ー  例のごとく眠れなくて、自室で仕方なく本を読んでいた時だ。頭に直接、そう声が聞こえてくる。俺とほとんど変わらない声。真夜中に声を掛けてくることは珍しいから少しだけ驚いて視線を本から持ち上げてしまう。 「……どうした?」 別に俺自身も口から声を出さなくてもいいのだが、誰も居ないのならばこうして返事をするのが常だった。もし誰か居て聞かれていたら、一人で見えない何かと話しているように見える筈だ。 ーコーヒーが飲みたい。ー 彼の欲求と俺の欲求が違う事は割とある。

          真夜中のコーヒー《漆黒》

          真夜中のコーヒー《漆黒》に出てきた人たち

          刹 月影(セツ ツキカゲ) アウラ・ゼラ族の青年。表の顔は冒険者、裏の顔は復讐専門の殺し屋。冒険者としては忍者として活動することが多いが、あらゆる職種を齧るため、ほかの立ち回りもある程度は出来る。故郷で《忍びの真似事》を継承してきたため、通常の忍術以外に隠し武器や銃の心得もあるが、普段は冒険者に準じた忍者として行動する。目が悪く、自然光、人工光どちらにも弱いため、シェイデッドグラスを愛用する。至って冷静であり、どこか不敵に笑っていることが多い。5歳年上の兄、3つ下の妻がいる

          真夜中のコーヒー《漆黒》に出てきた人たち

          衝動、二つ

          ―おい、立て?休んでる場合かー 腹の底の方から発破をかけられる。疲れと負傷で膝をついていたところで、勘弁してくれよと苦笑してしまう。 ―まだ足りないだろ?― 「……もう大分《喰い散らかした》ぞ。」 乱戦。 帝国の連中との小競り合いに、妖異が乱入してきて滅茶苦茶になっている。結構に惨状だ。大勢の人間が負傷し、死に絶えているし同じくらいの妖異が砕け散って還っていく。全体が同じように減っていくのか戦況が良くなっているように見えない。変わらずに帝国兵はいるし妖異も居るし味方と