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すきな曲語り#5『水槽の街』

連休という精神的余裕から

note記事を連日投稿する事に成功しました。


この記事を読んでくださっているあなたは、

『メリーバットエンド』という言葉をご存知でしょうか。


この単語自体に聞き覚えはなくても、

例えばアニメ「フランダースの犬」の最終回

例えば、アンデルセン童話の「人魚姫」や「マッチ売りの少女」

一度は触れたことがあるのではないでしょうか。


さて、今回のご紹介はこちらです。

【KAITO】水槽の街【オリジナル】

作詞作曲はイントロP、動画のイラストはそろさんが担当されています。

投稿は昨年の1月2日。

新年早々心臓を打ち抜かれた、大好きな作品です。


ここで冒頭の話にもどるのですが

メリーバットエンドとは

物語のエンディング形式の一つで、登場人物の視点によってハッピーエンドであるかバッドエンドであるかの解釈が分かれるもののこと。(weblioより

とあります。


『魚の吐いた泡のようだ』
『今夜は君と話がしたいな』


イントロPの作品はそれぞれはっきりとした物語を抱えているのですが

この曲は特に、その思いが強く切なく

まるで水槽の気泡のようなきれいな電子音と

力強いギターロックのメロディ

語りかけるような、独白のようなKAITOの歌声が刺さる作品だなぁと思っています。


物語の切り口で紹介させて頂いてはおりますが、

なんというか、この物語の正解はきっと作者と話の中の「彼ら」しか持ち得ないものですし

もちろん流れる水のような音色の使い方もとても美しく、

ぜひ実際に作品に触れて、感じてくださる方が一人でも増えてくれたら嬉しいなと思います。


こちらの曲は、イントロPのアルバム『水色前奏曲』内の一曲です。

現在入手は困難な品になってしまうのですが、この中にはほかに

『水葬の海』という曲が収録されています。

…もし聴くことが叶った方がいましたら、ぜひこっそり語り合いましょう。


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