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2023年6月鹿児島の旅

はじめに

3連休が取れたので、数年ぶりに鹿児島に行ってきました。
全国旅行支援のクーポンがゲットできたことと、少し遠くに行きたかったこと、で選んだのが鹿児島でした。

鹿児島、羽田からたったの1時間半です。
上空は賞味30分。あとは上昇と下降ですから。
まあ早いこと。
九州の南なのですが、イメージより近いところです。

そんな鹿児島といえば、
指宿、霧島など温泉
ラーメン、黒豚などグルメ
桜島など自然
色々なものがあります。

ですが、忘れていけないのが、歴史、です。
鹿児島といえば、島津家。
戦国時代、明治維新、数々の偉人を排出してきました。
その歴史も見てみたいと、鹿児島を訪れました。

行った場所は
1,仙厳園
2,示現流兵法所
3,黎明館
です。
次のセクションからその場所を紹介していきます。

まずは空港からの移動
空港を出ると、鹿児島市内行のバスがあります。
出てすぐ、券売機が面白い。
昔はボタンが沢山。今もタッチパネルになってもボタンが沢山。
とはいえ、昔よりは買いやすく、市内行、でOK。
乗り場は市内行一択です。
前は旅行会社別だったのですが、今は統一されたようです。

さらにもう一つのトラップというか、楽しいポイント。
2系統あるんです。
1つは、直行と言って、空港から市内へ一直線。
市内の降車が、中央駅、天文館(終点)です。
もう一つがあり、そちらは空港から、吉野などを寄って、天文館、中央駅(終点)になるパターンです。
どうも私は後者にあたることが多く、へ?という顔をされます。
本数すくないんですよ。
今回も後者でした。
早く行きたい場合は、直行にご乗車ください。

前おきはこのぐらいにして、市内のポイントを。

仙厳園(磯庭園)

仙厳園、ここは大河ドラマ「せごどん」で見た方も多いのではないでしょうか。
島津家の別邸であり、御殿と庭園があります。
さらにこちらの魅力は、島津斉彬公が作った、数々の工房があります。
一部は尚古集成館として、集められています。

ですが、尚古集成館は、24年10月まで耐震工事中だそうです。
とはいえ、一度は行ってみないと、と訪れてみました。

訪れ方

滅茶苦茶簡単です。
市バスの、「鹿児島シティービュー」に乗るだけです。

1日乗車券で乗ってもよいですし、磯庭園だけなら1日券を買わなくても大丈夫と思います。
磯庭園にプラスして、城山や市内を見るなら1日券を買って、見てはどうでしょうか。
市電も乗れますので、とても便利です。
乗車場所は、中央駅なら中央駅前のバス亭 東4 あみゅの前です。
天文館も天文館のバス亭です。そこで乗車してください。
中央駅からだと、維新ふるさと館、天文館だと西郷像前となります。

仙厳園

シティービューで行くと、入口の門の前に到着します。
券売機で入場券を購入します。
HPを見ると前売りが必要かと思いますが、行っても購入できました。
大人1500円、障がい者手帳をお持ちでしたら半額となります。
せっかくなので、御殿付き、で1500円を購入しました

さらに1日乗車券をお持ちならお土産がつきます。
さらに雨の日なら、雨だけに飴がつきます。
飴とその由来は行ってのお楽しみです。

門を入ると、右手が世界遺産オリエンテーションセンター、目の前が反射炉の跡地です。
反射炉跡の横には、山の神様の神社もあります。
まずオリエンテーションセンター。
そこから見るお庭もきれいです。
さらに展示はもちろん、反射炉の模型、これが面白い。
某テレビが再現しようとしていましたが、そんなもんではない。
島津公や薩摩藩が如何に西洋化を進めたのか、それがのちに明治維新を成し遂げる原動力になったのか、を感じることができます。
資料の販売もあるようですので、気になった方はご購入されてみては。

そこから本殿御殿まではお土産屋さんが続きます。
ブルーシール、ジャンボモチもありました。
このあたりは御殿からのお帰りでもよさそうです。

御殿の前にかつての門が残っていました。

この日は雨だったので、ビニール傘がうつっちゃいました。
この門、先には錦江湾が良く見えます。
晴れていれば桜島も見えたのでしょうね。

この門の後ろ、つまり門の真正面が御殿です。
写真では左側、門からでは右側が庭園です。

庭園へと続く門はこちら

御殿側はこちら

まずは庭園から見学しました。

庭園から御殿を見るとこんな感じでした。

庭園に大きな石灯篭がありました。

では御殿に入ります。

ちょうど御殿では、鍵隠しを探そう、というイベントもやっていました。
15種類、探せるかな

撮影はご遠慮というところも多かったので、撮影できた中庭を撮影しました。

お庭もきれいですね。
さらに、御殿から見た庭園はこちら

この裏は島津公はじめ、お殿様の居る場所でした。
さらにお店が良く見えるお部屋は執務室でした。
御殿は少し高いところにあるので、錦江湾と桜島が良くみえます。
この日はあいにくでしたが、それでも景色が良いですね。

お殿様の生活、これが知れたのも良い経験です。
さらに、お庭をまた見たくなりました。
では御殿を出て、お庭から御殿を見てみましょう。

美しいですね。
この光景を見ることができただけでも来てよかった。
途中では、せごどん、の撮影現場も見ることができました。
ちょっとお高いですが、歴史好きならおススメします。

このほかにも、集成館の別館は開館しています。

こちら、こじんまりしていますが、特化した全く知らない文化の展示で面白かったです。

磯のスタバ

磯庭園にあって、有形文化財をリノベした店舗でコーヒーを楽しむことができます。

https://store.starbucks.co.jp/detail-1441/

まずは写真をご覧ください。

外観、これだけで素晴らしいですね。
お店の前はスタバ専用の駐車場です。

ではお店の中は
なんでしょう。まるでセットですね。

外を見ると

これで桜島が見えたら最高ですね。

いただいたのは

コーヒーとドーナツをいただきました。
この日はドーナツを食べると、コーヒーサイズアップ無料の日だったようです。
ちょっとそれはお断りし、ゆっくりしたコーヒータイムを過ごすことができました。

ここは本当に訪れるべきスポットですね。
今度は晴れている時にきたいですね。

しかもここで見るべきポイントはまだあります。
となりは工芸館です。

薩摩切子、の製造を見学したり、購入したり。
また奥には島津家代々を祀った神社もあったり、いろいろ見るポイントがありました。

朝一のバスで行ったのに、市内への戻りはもう昼過ぎ。
余裕をもって訪れてください。

示現流兵法所

仙厳園の次に訪れたのが、示現流兵法所、です。
示現流?
と思われる方も多いと思います。
薩摩といえば、チェストー、という掛け声で切りかかってくる剣術、大河ドラマなどで見たことがあると思います。
これが示現流です。
もっと詳細な示現流の説明はこちらです。

この紹介ページでもありますが、その道場兼展示スペースが
示現流兵法所
です。
月曜お休み、500円です。

入口がこちら。
さらにわかりづらい。
正解は奥の扉です。
一見、家?とも思えるところが入口です。
左の階段も違います。
扉を勇気をもって開けましょう。

場所は、電停の天文館と高見馬場の中間。
よしみ屋ラーメンさん、が一番の目印です。結構行列していました。
逆にこちらは、奥まっているのもあり、観光のための看板があるわけでもなく、隣が駐車スペースなので、結構わかりづらいです。
私は天文館から来たので、特に振り返って、えっ、って見つけました。
初めてなら高見馬場側から来た方が良いかもしれません。

中は撮影禁止でしたので、写真はありません。
入って左手の資料館を先に見学して、次に右手の道場を見学します。
最後は入口のモニターで「かた(方)」の説明ビデオを見て終わりです。
30分ぐらいでしょうか。

チェストー、のイメージで乱れ打ちかと思っていたのですが、方の説明でびっくり。
リンクの映像を良くみてください。
左手は動いていない。左手がガイドだけということです。
すごい。

また道場もビックリです。
私が訪れた時は稽古で打つ木はまだ新しく、あまり削れていませんでした。
むしろ取り替えて、隅に置かれたほうを見てビックリ。
打たれて、打たれて、芯が少し残っているだけ。
凄いです。
しかもその木、ただの木ではないんです。
硬い木を育てて、伐採後も乾かしてさらに育てているそうです。
なのに1年でアウト。
ひえー、って感じです。
ぜひ見て体感してほしいです。

ではその稽古を行ったら見られるのか。
一応毎日空いているそうですが、お勤めや学校の方も多いので、土曜日がおススメ、と教えていただきました。
私が訪れたのは日曜日だったので、残念ながら見ることができませんでした。

今の稽古場は側は新しいです。
ですが、その稽古場の土はそのまま、ずっと使われているとのことでした。

お昼ご飯(素敵庵 鹿児島本店)

妻から教えてもらった地元では有名な洋食屋さん。
素敵庵 鹿児島本店(天文館)
路地にあり、そのたたずまいもまさに、古くからある洋食屋、ステーキ屋さん、といった趣です。

ステーキが有名ですが、ハンバーグも美味しい店です。
ランチメニューの写真はこちらです。

ちょっと光が反射していますが、食べたのは
半ステ半バーグセット 1380円
それにお食事セット300円を追加して食べました。
560円のセットとも考えたのですが、ご飯とスープの300円にしました。

出てきた半ステ半バーグがこちら

焼かれたオニオンもいい感じです。
120gと小ぶりのハンバーグ、オニオンの下に120gのフィレステーキ
写真ではわかりにくいですが、肉汁がジュージューと音を立てて、湯気もあがっている、見た目で美味しい、という状態です。
なので、紙エプロンを上げて待っていて、と言われてから持ってきていただけます。
それだけ跳ねちゃうので。
鉄板に乗っているソースをかけたらさらにです。
立ち会がる湯気と香り、胃袋つかまれるかんじです。

またこのお店の良いところは、お店の男性が皆がたいが良いということです。
もちろん威勢も。
なので、ワイルドだろー、という感じを地で言っている感じです。
それがさらに美味さ倍増。

食べてもまた美味しい。
味わって食べました。
美味しいので、気を付けないとあっという間に食べきってしまう感じです。

正直最初は、「ええ、鹿児島に来たのに郷土料理じゃないの」でした。
ですが、「はい正解」です。
美味しかった。

このお店、かなり有名らしく、私が入ってからというもの、どんどんとご家族連れが入ってきます。
ほんとラッキーでした。
私が入った時も、席は埋まっており、カウンターが3席空いているだけでしたから。

鶴丸城(黎明館)

旅の最後は鶴丸城でした。
朝シティービューで見て以来の鶴丸城です。
門が新しくされているのはもちろん。

蓮の花がちらほら。

雨に濡れた堀もまた、苔むして良い感じです。

写真がこちら

蓮はまだ咲き始めでした。
この後もっと咲いて、それは見事だろうな、と想像させる光景でした。

奥に見えるのが御楼門。

この御楼門を入ったところが、博物館の黎明館です。
黎明館の写真はとれませんでしたが、黎明館から見た御楼門はこちらです。

なんで写真も無いのに、黎明館を書いているか、その理由は展示の面白さです。
今博物館の展示がどんどん進化して面白くなっています。
こちら黎明館もそうでした。

確かに展示の多くはレプリカです。
貴重な資料として本物は保管する必要もありますからね。
ですが、説明のパネル、などがすごい。
島津家がどうやって、鹿児島という一地方から、鹿児島ひいては宮崎県に至るまで広大な領土を獲得していったのか。
明治維新に至るまでの流れ、琉球や薩英戦争でいち早く欧米列強に触れ、富国強兵の道を歩んだのか。
本やドラマではみていますが、実資料をもとに、地図をもとに、ですからわかりやすい。

さらに、こちらのおススメは ジオラマです。
戦国時代の志布志城、江戸時代薩摩藩時代の出水の関所
いずれも圧巻でした。
これは本当にすごい。
写真に残したかった。
撮影禁止とばかり思っていました。
あいにくどなたもおらず、聞くに聞けませんでした。
ご説明に行って、誰もいなくて。

帰る間際、学生さん、県内からのご婦人がた、写真撮られていました。
本当に残念。めちゃくちゃ心残りをして帰ってきました。
なので、今度行かれるみなさん、撮影可能です。
どんどん写真撮影してください。
いろんな方がアップしていました。

見るたびに残念でなりません。
でも本当に素敵でした。
目に焼き付けるだけでも楽しい展示です。

志布志は1階。
出水は2階です。
2階には民族的な展示も多く、こちらも必見。
3階は芸術(絵画、彫刻)と特別展示。
行った時には新しい展示物も。
西郷さんが人気で忙しいといった手紙も展示されていました。
ここだけで午後をしっかり使いました。

この日歩いた距離は1万8千。
暑さもあり、汗だくで、疲れ果てました。
でも楽しかった。
1日乗車券のもとをとる4回乗車まではいきませんでしたが、楽しく学びになる1日でした。

鹿児島、行くたびに面白くて、良いところですね。

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