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2006年の朝霧JAM

朝霧JAMに行ってきました。
前日の風雨がウソのような快晴。
午前10時頃、都内を抜け総勢7人で朝霧に出発。到着は14時過ぎ。着いたときにはトップバッターのクラムボン郁子ちゃんの声が聞こえていました。
今年は場内駐車場だったから荷物を運ぶ距離が場外からの半分以下だったから助かった! 静岡からのひとりを加えて合計8人でのキャンプ。Mサイトにテント2、タープ1を設営。すぐにバーベキューに入る。

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静岡名物の釜揚げシラスと黒はんぺん。野菜はオクラ、アスパラガス、男爵いも、ピーマン、茄子を焼いて、肉はジャークチキン。あと、冷蔵庫にあった鮭も持っていったんだった。ビールもうまい。

この時点ですでに夕方。くるりのサウンドチェックが遠くから聞こえてきて、坂道を降りてRAINBOW STAGEへ。富士山、Aサイトのテント群、それにステージ前のたくさんの人たちを見て、それに一曲目の「ワンダーフォーゲル」を聴いて、いきなりウルッときてしまった。

くるり途中でMOON SHINE STAGEに移動しRKD1(RYUKYUDISKO)のDJで踊り、再びRAINBOWに行きMichael Franti and Spearheadを観に行く。まったく予備知識なく観た彼らがとてもよかった。「I KNOW I'M NOT ALONE」のMCに感動したんだ。その内容は僕の乏しい英語ヒアリング能力だと細かいところが間違ってるかもしれないからここには書かないけど(そのあと、テント仲間の英語上手な人にちゃんとした訳を教わったんだけど忘れちゃった)、あのMCからイントロ(ちょっとU2みたいなギターだ)はマジックだった。

朝霧JAMはテントが近いから手ぶらで歩き回れる。寒くなったり雨になったらテントに戻ればいいんだし。全員がキャンプしているフェスということで一体感がある。みんなが同じ「家」に泊まっている感覚。
この日のトリはポーグス。最高。

23時頃にテントに戻り、10日に誕生日を迎える友だちのためのサプライズ誕生日会。こういうときの準備にものすごく力を発揮する人たちばかりだったので、デコレーションでテントがすごいことになった。焼きリンゴを作り、ホットワインで乾杯して、午前2時頃まで楽しい夜を過ごしました。

□ Rainbow Stage
クラムボン
Ron Sexsmith
元ちとせ
くるり
Michael Franti and Spearhead
THE POGUES
□ Moon Shine Stage
GINA & CHRIS
Hands of Creation
SPECIAL OTHERS
INDIVIDUAL ORCHESTRA
RKD2 (RYUKYUDISKO)
RKD1 (RYUKYUDISKO)
JUSTICE
ROL ALKAN
MIRROR SYSTEM(Steve Hillage & Miquette Giraudy)

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朝霧JAM、2日目。
前夜はダウンジャケットが必要な寒さだったけど、満月に照らされた朝霧はとても美しかった。マグライトなしでも月明かりで歩くことができた。
朝起きると、富士山山頂を除けば雲ひとつない青空。パンを食べ、コーヒーを飲む。

二日目の朝霧は天国みたいだった。初日もそうだったけどこの日は格段にそう思った。24時間、このピースな場にいられたからか。何度も、「気持ちいいよねー」なんてことを口にした。キャンプ仲間とも、声をかけてきた見知らぬ人とも(朝霧はトイレ待ちとか歩いてるときに声かけてくる人多い)。

史上最高のフェスだった。楽しかった。笑顔で踊ってる人たちを見て、僕も笑顔で、裸足で踊った。草の上で寝た。地鶏の卵かけ玄米ご飯や、冷えた胡瓜やトマトを食べた。サングリアを飲み干した。美味しかった。この楽しさを感じる心と楽しめる体があればあとはいらないなーなんてことも思った。僕の友だちがみんなここにいればいいのにと思った。日頃、僕が悩んでることなんてとりに足らないことだよ。こういうところにいるとそう思える。翌日、東京に戻って最初に知ったニュースは北朝鮮の核実験だったんだけど、いったいぜんたいなんでそんなことをしなくちゃならないんだと一気に悲しくなった。でもそれは翌日の話だ。僕はこの日を思いっきり楽しんだ。

フランスの若きヒップホップバンド、HOCUS POCUSが特別によかった。僕らにとっても彼らにとってもスペシャルな時間になったと思う。COOL WISE MENのスカで体を揺らした。NIGHT JUNGLEは気持ちよすぎて寝てしまった。レゲエ、ダブの低音が気持ちいい。

夕方になり、テント仲間が3人、広島や静岡や東京に去っていく。寂しい。テントをかたづけてる人も多い。でも僕らは「オーバーナイト」する。居残りキャンプ。毎年、帰路につくために最後までいられなかったけど、今日は余裕。
すべてのライヴが終わり、タープの中で(風が強かったのでスクリーン・タープでよかった!)焼酎のお湯割りを飲みながらおしゃべり。近くのグループがラジカセから流れるハナレグミをジャンベを叩きながら合唱してる。いつの間にか僕はテントで寝てしまったらしい。


□ Rainbow Stage
本門寺重須孝行太鼓保存会
HOCUS POCUS
Dachambo
SOIL & "PIMP"SESSIONS
Warrior Charge
mojave 3
V∞REDOMS
□ Moon Shine Stage
Chris Pierce
COOL WISE MEN
NIGHT JUNGLE
1945 a.k.a. KURANAKA
ZION TRAIN
BRINSLEY FORDE

朝霧JAM、3日目。
強い風と寒さで何度か目を覚ましたけれど、それでも朝7時まで寝る。
今年もまた日の出を見られず。
隣の女の子ふたり組のテントは朝8時には片づけ始めてる。
僕らは顔を洗って(水場もトイレも並ばない!)まずお茶を。スクリーンタープじゃなかったら風のために火も使えなかった。粉末スープ、コーヒーをそれぞれ飲んで、前日のパンの残りを立ったまま食べる。
10時にはテント撤去完了。駐車場へ荷物を運ぶ。僕のキャリーが荷重と坂に耐えられず悲鳴をあげてた。

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10月9日午前10時過ぎのRAINBOW STAGE。
人がいない。テントがない。
点々と見える人はゴミ拾いのボランティア。ありがとう!
朝霧JAMは本当にきれいです。みんな、この場所が好きだから、自分がゴミを捨てればどうなるかが想像できるんだと思う。
また来年! ありがとう朝霧!
帰路は沼津の魚市場に寄った。
朝霧4回目にして初の寄り道。
魚関係の食堂がたくさんあって、魚目当ての観光客がたくさん来ていた。僕らは鰺料理のお店に入って、地アジ丼と桜海老のかき揚げ、アジのなめろう、生しらすを食べた。美味しかった。市場で釜揚げシラスとアジの干物を購入。

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東名高速道路、中井のサービスエリアで見つけたTUK TUK。
「なんでここに!?」と最初、目を疑いました。
現れたオーナーに話を聞いてみると、タイには興味があるわけではなく、なんとなく購入したそうです。ハーレー好きということで、偽ハーレー的な改造もしてありました。速度は90キロまで出るそうです。


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