「デザイン学んでます」というと「ファッションデザイナーなのね!」と言われる話。

現在、情報デザインを学んでいます。
なんのデザインかわからない方に、情報デザインをWikipediaで調べるとこう書かれています。

情報デザイン(じょうほうデザイン、英: information design)は、人間とモノや環境との関係性にかたちを与える方法論、生活の中にあふれる無数の情報をわかりやすく提示する手法、あるいは、それらの考え方。
情報デザインは、情報を対象者に的確に伝えるための手法である。情報社会といわれる現代において、情報の伝わり方によって情報格差が生じ、実生活にも大きな差別を生み出す。全ての人に同じように情報を伝えなくてはならないが、受け手の条件によって情報の伝わり方及び理解の仕方が異なる。情報をどのように企画・設計・加工し、どのような方法で伝播するかを考えることだ。

皆さんの身近なデザインだと、Webページやアプリ、電車の路線図など。

デザインの概念が違う

私の家族や親戚はみんなベトナム人で日本語があまり理解できない人が多いので、日本の事はあまり詳しくありません。
まず社会の仕組みが違う上、日本語がわからないので生活するのがちょっと不自由な部分がありますね。

そして私が一番カルチャーショックを起こしたのが「デザインの概念」です。
親戚や知り合いに会った時によく学んでいる専攻を聞かれます。
そこで「デザインを勉強してます」と答えると、みんな口を揃えて聞き返すのが「ファッション?建築?」です。
逆に日本の友達に「デザイン勉強してるよ」というと、「広告とかグラフィック作るの?」と聞き返されるので、なんでデザインの分野がこんなに分かれているんだ?と疑問に感じました。

ベトナム人のお友達のフェイスブックをみていると、時々すごく上手な絵が投稿されていて「これ描いたの?」と聞くと「ううんネットで拾ったやつだよ〜」と返事が来てめっちゃびっくりしたことがあります。
そういえば、ベトナム付近の国に行った時にも日本のアニメキャラクターのグッズがたくさん売られてました。(もちろん公式じゃない)

日本と違って著作権っていう概念がないらしいです。
なので紙面やポスターのデザインも、ネットで拾った画像をガンガン使っているので「グラフィックデザイナー」のような平面デザイナーは少ない。
だからデザインを勉強してますというと、「ファッション」や「建築」のようなコピーができない立体デザインを学んでいると思われるんですね。

概念が違うだけで、デザイナーの価値が変わるんですね〜。
私が学んでいる情報デザインって日本語でも伝わらないことも多いので、どうやって伝えようかいつも悩みます・・。

よろしければ〜!いただいたサポートでデザインの勉強がんばります。