今回は、「真実の鏡」について
ということをお伝えいたします。
6分47秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。

＊＊文章はここからです＊＊＊

おはようございます。山田ゆりです。
今回は、「真実の鏡」について
ということをお伝えいたします。

「目は心の鏡」という言葉があります。
目を見ればその人が何を考えているか分かるというたとえです。

「目が物を言う」「目は心の窓」
「目は口ほどにものを言う」などともいいますね。

「目」にまつわる言葉を拾ってみました。

澄んだ美しい目
鋭い目（まなざし）
私の目に間違いはない（洞察力）
見た目がよくない（外観）
世間の目（注目）
つらい目にあう（体験）
台風の目（物の中心）
うおの目（丸いカタチ）
碁盤の目（縦と横の線が交わってできるすきま）
はかりの目（数量を示すしるし）
二番目（順序）

このように「目」は体の目だけではなく
いろいろな状態にも使われていて面白いですね。

ところで、この「目は心の鏡」は
鏡が「本当のモノ」を映すという意味です。

鏡には真実が映る。
私はこのことを50数年間、信じていました。

つまり、毎日、鏡に映る自分の顔は
本当の自分の顔だと思っていました。

しかし、鏡で見ると、まあまあ合格と言える時でも、なぜかいつも写真映りが悪い
そう思っていました。

しかし、最近になって、
鏡に映っている自分は、
本当の顔ではないという事を知りました。

その理由は、鏡は左右逆に映るからです。
鏡が近くにあったら試してみてください。

鏡を見て、「右手」を上げると
鏡の中の私は「左手」を上げています。

更に、ほとんどの人の顔は
左右対称ではありません。

だから、自分が普段鏡で見ている顔は
左右逆になった顔を見ていて
それを見慣れているので

写真に写った顔に違和感を覚えるのです。

鏡に映っている自分の顔は
実は他の人が見ている顔とは違うのです。

鏡は左右逆に映る
あなたは、このことをご存知でしたか？
私は最近まで全く知りませんでした。


また、写真映りが悪いと感じるもう一つの理由は
鏡を見ている時、人は顔全体を見ているようで、実は、全体を見ていないのだそうです。

例えば、左の眉を注目しているとか、
自分は顔全体を見ているつもりでも
無意識にどこか気になるところに目が行って、

その部分を実際よりも
かわいいという感情で見てしまうので
鏡に映っている自分が

実際よりも良く映っていると錯覚してしまうという事です。


では、本当の自分はどうすれば見る事ができるのでしょうか。

それは、「リバーサルミラー」という
特殊な鏡が本当の自分の顔を
映してくれると知りました。

そして、その鏡を使ってお化粧をすれば
他の人が見ている顔に対して化粧をするので
見栄えが良くなると聞きました。


それで、私は、そのリバーサルミラーを購入し
本当の自分の顔に慣れてみようとしました。


リバーサルミラーは、鏡の面が左右から
奥の方に向かって配置され
真ん中の所で合わさっています。
奥行きが10ｃｍ位あり、驚きました。

だから、鏡を見ると
真ん中に立ての線が一本あり
見た目はちょっと邪魔です。

リバーサルミラーに映る顔は、
やはりいつもの自分ではありません。

でも、その顔が他の人に見えている本当の顔です。
なぜか見るたびにがっかりします。


それを使ってお化粧をしようとするのですが
やはり映り方が鏡と逆なので
どうしてもうまく行きません。

慣れればいい・・・と思いますが
お化粧をするのはいつも
朝のドタバタしている時間です。

1分を争いながらお化粧をしていますので
リバーサルミラーを使うと頭の中が混乱し、
結局、普通の鏡を使ってしまいます。

恐らく、私はこのリバーサルミラーは
使いこなせずに終わるかもしれないという予感がします。

かつての我が家の「ぶら下がり健康機器」の二の舞になりそうです。


話が脱線しそうになりましたので
本日、お伝えしたい事をまとめます。


「目は心の鏡」という素敵な言葉があります。

「目が本当の心を映す」という意味ですが
その「鏡」自体、左右逆に映ります。

つまり、ありのままを映していません。
そうなると
「目は心の鏡」の意味がおかしくなってしまう・・・と私は思いました。


でも、気が付きました。
左右対称でない顔を鏡で見るから
本当の顔が映らない。

でも、きっと、「心」はまんまる、
つまり左右対称なんだと気が付きました。


本日は、「真実の鏡」について
ということをお伝えいたしました。

本日も最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。