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家族に何を残したいのか【音声と文章】

山田ゆり
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今回は、家族に何を残したいのか
ということをお伝えいたします。
4分33秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。

**文章はここからです***

おはようございます。山田ゆりです。
今回は、家族に何を残したいのか
ということをお伝えいたします。

私は若い頃、日記を長年書いていました。
それは結婚して子ども達が生まれても続けていました。

A4版の大きく分厚いノートに
社会保険についてとか労働環境の事とか
その時々の気になった新聞の切り抜きなども貼ったりしていました。

そして、当時はいつも何かに悩んだり迷ったりしていました。

だからノートには自分の気持ちを
長々と書いていました。

内容は会社での出来事や夫への不満などです。
昔から書く事が大好きでした。

といっても、詞的に表現するとかではなく
ただ単に、思っている事をそのまま書いていましたので、
他人が見たら全く面白くない内容です。

その日記が何冊にもなり、
そろそろどうにかしないと
いけない状態になりました。

日記は、子ども達が大きくなった時
お母さんはこんな事を考えていたんだよと知らせたいと思って書いていました。

しかし、愚痴や夫への不満など
誰も読みたいとは思わない。

残しておくようなものではないと
最近、冷静に考えるようになりました。

人間は必ずいつかは死にます。
自分が死んだら自分の持ち物は
他の人にとってはただのごみになります。

自分にとっては宝物でも
他の人にとっては気軽に捨てられるものです。

でも、娘たちには何かを残したい。
自分がどんな事を思って
その時々を生きてきたのかを
知ってもらいたい。

別にたいそうな事を残すのではなく
娘たちが明るい気持ちで
生きていけるような何かを残したい。

そういう気持ちもあり
このnote を続けています。

音声だったら、それほど場所を取らない。
そして、人が亡くなってしまっても
声を聴く事ができるのは
私は嬉しい。

私が小学校6年生頃です。
私と2歳下の弟と一緒に
カセットレコーダーで
ラジオ番組の真似をした
録音テープがあります。

当時流行っていた歌番組の真似をし、
途中で、野球バカの弟が
野球中継を始めました。

バッターが打席に立って
ピッチャーが大きく振りかぶって
投げた球をバッターのバットが捉え
ホームランになる。

その一連のアナウンス。
最後は「ホームラン、ホームラン」と
連呼して臨場感あふれるように言う弟。


その野球バカの弟は28歳の時
突然の不治の病に倒れ
3か月間の闘病の末に亡くなりました。

姿かたちはもうありませんが、今でも
弟の声をそのテープで聴く事ができます。

写真はその時の写り方で
「なんかちょっと違う」と感じる事があります。

気取っていたり、まじめを装ったりするので
素の表情はなかなか残りません。

しかし、声はその人のモノです。

だから、私も、ものではなく声を
残したいと思っています。

あっという間に50年以上の月日が経ちました。

私は更にあともう50年は
健康で生きていくつもりですが
ちょっとでも若い声の私を
残しておきたい。


今回は、家族に何を残したいのか
ということをお伝えいたしました。

本日も最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。

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