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理想の上司【音声と文章】

山田ゆり
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今回は、理想の上司
ということをお伝えいたします。
6分9秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。

**文章はここからです***

おはようございます。山田ゆりです。
今回は、理想の上司
ということをお伝えいたします。


私は大好きな事務の仕事をしている。
夏はエアコン、冬はストーブがあり
自由にお茶やコーヒーを飲む事だってできる。

外に出て働いている方に比べると
何てお気楽な身分だとうと思われるかもしれない。

でも、任された仕事はきっちりやる。
そして、言われなくても次の話が来そうな事は調べたり、
とりあえず書類の原案を作ったりしている。

正確、迅速、丁寧がモットーだが
時々、ミスをする。

先週、大きなミスをした。社長へ提出した書類だ。
自分でも信じられない位、初歩的なミス。
なぜこんなことをしたのだろうかと考えても当時の事が思い出せない。

睡眠時間には一番気を使っているが
平日はどうしても寝不足になりがちだ。

このミスは、きっと、寝ぼけながらやったとしか思えない。

社長へすぐに間違いを報告し、
正しい書類を作成した。

社長は「なぜ間違ったんだ!」とか
「どうしてくれる!」とか
そんな事は言わない。

相手が十分反省しているのを感じているから、
そして、起こった事に対して
あーだこーだと言っても意味がない事をご存知だから。

ミスが分かった。
だから次は何をすれば良いのか。

ワンマンで、時々パワハラな社長だが
やっぱり私は社長を尊敬している。


別件。
ある日、私は自分のミスに気が付いた。
私が作成した書類が数人の方の手に渡って
巡り巡って私のところに戻ってきた。

それには金銭的な動きが伴った事。
戻って来てから、自分が入力した金額の間違いに気が付いた。

一瞬、ブラックゆりが囁いた。

今まで何人も見てきたのに気が付いていない。
多分、これに気が付く人はいないだろう。
だから、気が付かなかった事にしよう。


珍しく私はブラックゆりの言葉に心を引きずられた。

しかし、
やっぱり、その事が気になって
翌日、直属の上司に自分のミスを報告した。

直属の上司は私の子ども位の年齢の彼女。
どんなお叱りを受けるだろうか。

しかし、彼女からはこう言われた。

ゆりさんって、本当に真面目。
私はあなたのそういう純粋なところが好き。
大丈夫。

この件は、このまま、知らんぷりしていましょう。
大した金額でもないし、
もしも、誰かに指摘されたら、その時は
「あっ、そうでした。間違っていました。」って事にしましょう。

もしも、強く何か言われたら、
私が責任を持つから。


私が入社したころ、事務係の上司はいなかった。

入社して数年経った頃、社長に聞かれた。

「今度、事務のまとめ役の役職を作るつもりだ。
ゆりさんかAさん、どちらかにしようと思うのだが」

社長から言われた時、直ぐに私は
彼女を推薦した。


彼女は若いがシビアなところがあり
言うべき時にはハッキリ言う
その姿を尊敬していた。

また、私は人の上に立つような性格ではない。
コツコツと自分の仕事をしているタイプ。
そして何より、当時は母が認知症と分かった頃で、
公私ともに疲弊していた頃だった。

当時は会社には母が認知症だとは知らせていなかった。
一人で抱え込んでいた。
なんとか仕事の方は信頼されるレベルにこなしていた。

しかし、これ以上、仕事のハードルは上げる事は無理だった。

社長には私的な事は言わず、彼女の良さだけを言い、
彼女が適役ですと申し上げた。

私は、部下がミスをしてそれを上司に報告した時点で、
部下の責任は上司に移る、
そう思っている。

もちろん、ミスをしたのは本人なのだが
上司とはそういうものだと信じている。

その考えを持つようになったのは
今の会社の社長がそうだからだ。

その考えは社長だけだと思っていたが
直属の上司も同じ態度をとられ
私は上司に恵まれていると思う。


今年の春、私は初めて役職をいただいた。
それは勿論、一番下の役職だが、
上司としての資質、
それを試される事になる。

しっかり頑張りたい。


今回は、理想の上司
ということをお伝えいたしました。

本日も最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。

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