社長からパラドックスを学ぶ【音声と文章】
山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
社長からパラドックスを学ぶ
ということをお伝えいたします。
損して得とれ
世の中にはパラドックスがたくさんある。
勤務先の社長は仕事柄、
ゴルフコンペに参加されることが多い。
これまでに優勝や上位入賞を何度もされている。
かなりうまいらしい。
仕事ではなくゴルフの話をするだけに
お見えになる仕入れ先の方もいらっしゃる。
私はゴルフをしないので全く分からないが
社長からいろいろお話をお聞きすることができ、
見知らぬ世界の勉強になる。
例えばゴルフの協賛品について。
ゴルフに参加する時、会社として参加する時は大体、
景品の協賛をするのが暗黙の了解になっている。
我が社でも毎回、協賛の品をお届けしている。
参加者からの協賛の他に
そのゴルフ場からの協賛もある。
それは「平日無料プレイ券」が多いそうだ。
そしてそれは上位の景品に含まれる。
このゴルフ場からの協賛について
社長は平日無料プレイ券を協賛するのなら
2～3枚だけではなく5～6枚協賛する方が
ゴルフ場としては得策だとおっしゃる。
ゴルフをするには一日1万数千円から2万円位かかるそうだ。
平日無料プレイ券は、
その分がタダになるから利用者としては嬉しいが
ゴルフ場としてはその分儲けが減る事になる。
しかし、お昼の飲食代は無料券には含まれていない。
ゴルフ場のレストランは
街中のレストランよりも金額が割高になっている。
つまり、昼食代の儲けを得る事ができる。
しかし、こんな考え方もできる。
ゴルフは一人でされる方もいらっしゃるが
大体は3～4人で回るのが多い。
つまり、無料券をお持ちの方が
2～3人のお仲間と一緒にゴルフ場にお越しくださる。
すると、ゴルフ場はそのお仲間の分の売上が上がる。
そして勿論、全員の昼食代の儲けも出る。
だから、平日無料プレイ券を景品提供する時は
ケチらないで多めに出した方が結局は
その分ゴルフ場に利益をもたらすのだと
社長はおっしゃる。
なるほど。
社長はいろいろなコンペの幹事を任されることが多いそうだ。
だから、景品提供の件でゴルフ場の支配人とは
必ず打ち合わせをされるそうだ。
そして、その論理を相手にお話すると
相手は納得され喜ばれるそうだ。
またこんな例もある。
Aという大きなゴルフ場をお持ちの会社が
他の場所に初心者用のBというゴルフ場も経営していた。
Bに思うようにお客様がこないがどうしたらいいだろうかと
ある日、そのゴルフ場の支配人が社長に相談されたそうだ。
ゴルフ場としては初心者用であっても
通常の使用料を取るのが当たり前だと思っていたが
社長は料金を下げるように提案した。
ゴルフは道具やキャディさん、
割高な昼食代など結構なお金がかかるから
ゴルフをしたくても始められない人が多い。
だから思い切って使用料を安くすればいい。
そして、
「いつかはもっとうまくなって
あのAのゴルフ場でプレイしたい」と憧れる。
そして数年後にAでゴルフをするようになる。
それはお客様にとってステータスである。
社長はそう提案され、支配人は使用料の値下げを実行した。
すると初心者向けのBのゴルフ場は
これまでの2倍のお客様がいらっしゃる様になったそうだ。
Bのゴルフ場の料金を値下げし
ゴルフを始めやすくする。
始めたお客様は、料金が安いという事にいくらかの引け目を追う。
そして、いつかは正規の料金を払うAでプレイしたいと憧れる。
その段階でAという存在がワンランクあがることになる。
損して得をとった例である。
世の中にはこんなパラドックスがいっぱいある。
勿論、なんでも安くすれば良いという事ではない。
単価を高く設定したことによって
かえってその印象があがることもあるから
ケースバイケースである。
社長のお話はまだまだ続く。
ゴルフをされても経営の事を思考されていらっしゃる。
時々、パワハラな昭和の頑固ジジイのような社長ではあるが
経営者として私は社長を尊敬している。
今回は
社長からパラドックスを学ぶ
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
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大それたことはしなくてもよい
そこに向かう姿勢が大事
日々忘れない努力をする
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山田ゆりです。
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損して得とれ
世の中にはパラドックスがたくさんある。
勤務先の社長は仕事柄、
ゴルフコンペに参加されることが多い。
これまでに優勝や上位入賞を何度もされている。
かなりうまいらしい。
仕事ではなくゴルフの話をするだけに
お見えになる仕入れ先の方もいらっしゃる。
私はゴルフをしないので全く分からないが
社長からいろいろお話をお聞きすることができ、
見知らぬ世界の勉強になる。
例えばゴルフの協賛品について。
ゴルフに参加する時、会社として参加する時は大体、
景品の協賛をするのが暗黙の了解になっている。
我が社でも毎回、協賛の品をお届けしている。
参加者からの協賛の他に
そのゴルフ場からの協賛もある。
それは「平日無料プレイ券」が多いそうだ。
そしてそれは上位の景品に含まれる。
このゴルフ場からの協賛について
社長は平日無料プレイ券を協賛するのなら
2～3枚だけではなく5～6枚協賛する方が
ゴルフ場としては得策だとおっしゃる。
ゴルフをするには一日1万数千円から2万円位かかるそうだ。
平日無料プレイ券は、
その分がタダになるから利用者としては嬉しいが
ゴルフ場としてはその分儲けが減る事になる。
しかし、お昼の飲食代は無料券には含まれていない。
ゴルフ場のレストランは
街中のレストランよりも金額が割高になっている。
つまり、昼食代の儲けを得る事ができる。
しかし、こんな考え方もできる。
ゴルフは一人でされる方もいらっしゃるが
大体は3～4人で回るのが多い。
つまり、無料券をお持ちの方が
2～3人のお仲間と一緒にゴルフ場にお越しくださる。
すると、ゴルフ場はそのお仲間の分の売上が上がる。
そして勿論、全員の昼食代の儲けも出る。
だから、平日無料プレイ券を景品提供する時は
ケチらないで多めに出した方が結局は
その分ゴルフ場に利益をもたらすのだと
社長はおっしゃる。
なるほど。
社長はいろいろなコンペの幹事を任されることが多いそうだ。
だから、景品提供の件でゴルフ場の支配人とは
必ず打ち合わせをされるそうだ。
そして、その論理を相手にお話すると
相手は納得され喜ばれるそうだ。
またこんな例もある。
Aという大きなゴルフ場をお持ちの会社が
他の場所に初心者用のBというゴルフ場も経営していた。
Bに思うようにお客様がこないがどうしたらいいだろうかと
ある日、そのゴルフ場の支配人が社長に相談されたそうだ。
ゴルフ場としては初心者用であっても
通常の使用料を取るのが当たり前だと思っていたが
社長は料金を下げるように提案した。
ゴルフは道具やキャディさん、
割高な昼食代など結構なお金がかかるから
ゴルフをしたくても始められない人が多い。
だから思い切って使用料を安くすればいい。
そして、
「いつかはもっとうまくなって
あのAのゴルフ場でプレイしたい」と憧れる。
そして数年後にAでゴルフをするようになる。
それはお客様にとってステータスである。
社長はそう提案され、支配人は使用料の値下げを実行した。
すると初心者向けのBのゴルフ場は
これまでの2倍のお客様がいらっしゃる様になったそうだ。
Bのゴルフ場の料金を値下げし
ゴルフを始めやすくする。
始めたお客様は、料金が安いという事にいくらかの引け目を追う。
そして、いつかは正規の料金を払うAでプレイしたいと憧れる。
その段階でAという存在がワンランクあがることになる。
損して得をとった例である。
世の中にはこんなパラドックスがいっぱいある。
勿論、なんでも安くすれば良いという事ではない。
単価を高く設定したことによって
かえってその印象があがることもあるから
ケースバイケースである。
社長のお話はまだまだ続く。
ゴルフをされても経営の事を思考されていらっしゃる。
時々、パワハラな昭和の頑固ジジイのような社長ではあるが
経営者として私は社長を尊敬している。
今回は
社長からパラドックスを学ぶ
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
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