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【CL東京best22】超越ガブギラ環境対応『ウルネクダスト』【エクストラ】

始めましての方は始めまして。つくだにと申します。

今回のCL東京に向けて『超越ガブギラ』を前提に調整を行いました。

というより『超越ガブギラ』が[世間に知れ渡っている事を前提]にデッキ調整を行ったので、結果としてはメタ読みを間違えてしまい2戦落としてしまったので決勝トーナメントに残ることが出来ませんでした。

しかし、
・今現在超越ガブギラの存在が世間に知れ渡ったこと
・今後ほぼ同じカードプールでの環境で「エクストラの日」があること
の2点から需要があると考えたので記事にすることにしました。

10/2 追記: 禁止改定来たので同じプールでの環境はエクストラの日が始まる前の日の10/4までになりました。
10/20 追記:最近は対ウルネク包囲網が敷かれてるので最後のレシピからハイパーボールを1枚抜いて軽石に交換すると一線級で戦えます。

当日の戦績としては


レシリザ    先行 ✗ エネを引けないターンが発生し殴り負け
ウルネクダスト 先行 ○ 先にオルタージェネシスを打って勝ち
アロペルフーパ 後攻 ○ ダストオキシン2匹立てGX技ケアして勝ち
ゾロゲッコ   後攻 ○ 毒催眠で眠らなかったので順当に勝ち
超越ガブギラ  先行 ○ 先行取ったので勝ち
ウルネクダスト 後攻 ○ 先にオルタージェネシス打って勝ち
ヤミラミLO   後攻 ✗ 相手のNで手札エネとアララギだけ。破算。
超越ガブギラ  後攻 ○ 構築が強かった

の6-2で22位のオポ落ち。練習環境が乏しい中で悪くはない結果であったと思います。

1.超越ガブギラとは

先行1ターン目に『しまめぐりのあかし』を『ジラーチEX』に付けるを2回と、ムウマージの特性『ふしぎなことづけ』で相手にサイド5枚献上したあと『マチスの作戦』『N』『マーズ』でハンドを0にし、ピッケルで山札操作を行うというデッキです。

8/30(金)
しまめぐりのあかしジラーチが気絶判定になるという裁定が確定。友人のヒロシ(@LuminousBarriier)が試しに組んだところ、『フーパEX』を採用することで非常に安定し、先行勝率がとてつもなく高い事が判明。構築を共有し、CL東京第一候補として壁相手に練習することになりました。

今回のCL東京のエクストラでは全試合が8回戦まであり、5-3以上をすると次回CL愛知の優先枠を貰えました。つまり、当日じゃんけん5回勝てば良いこと、更に後攻を取ったとしてもジージーエンドを使用することで捲くる事ができるので制約は更に薄くなり、非常に握り得なデッキタイプでした。

その時のデッキレシピが以下になります。

figure1.超越ガブギラ

CL優勝したものはスカイフィールドを採用しているので動きが多少違いますが、今回はこれを元に調整していたので、以降の超越ガブギラはこのデッキレシピを前提にしていると考えてください。

2.過去環境に学ぶ

状況としては森ダーテング環境に似ていると考えました。

※森ダーテング:『巨大植物の森』『ダーテング(きょだいなうちわ)』を組み合わせてワンキルを狙うデッキ

当時の結果は公式ブログに残ってます
https://www.pokemon-card.com/blog/2015/07/000648.html

Aリーグ(現在のジュニア)では順当に森ダーテングが優勝しています。一方、Bリーグ(現在のシニアとマスター混合)では『セレビィ』や『ソーナンス』や『アーケオス』といったメタカードを採用した、というよりはメタカードを採用できるデッキタイプ同士で潰しあった結果、1番カードパワーの高いイベルタルが優勝していました。

つまり、今回の超越ガブギラ環境においてもメタカードを採用できるデッキ同士の潰し合いになる可能性を考慮して超越ガブギラに勝てるデッキを組んでいくことにしました。

メタ案1 ソーナンス単

先行を取られても勝ちたい。

figure2.化石ソーナンス

確実にソーナンスでスタートすることができ、ラムパルドのおかげでゾロアーク、TAGTEAMにも有利を取ることができると考えて組みました。
しかし、たねポケモンがソーナンス4枚だけになるので最初のマリガンで超越ガブギラ側に手札を与えてしまい、潤沢な手札によって特性ロック下でも超越をすることが可能ということが判明。よって、わざわざ化石ソーナンスを握る理由は無いと判断しました。

さらにソーナンスは超タイプのポケモンの特性は通してしまうため、ガブギラ側がムウマージを厚めにして組むといった調整によって突破されてしまう恐れもありました。

メタ案2 ジラーチ型のデッキ

ザクザクピッケルで山札を操作されても『ねがいぼし』で解決する手段になります。
ただし、


・超越ガブギラがサイレントラボを1枚は採用していると考えていたこと

・ウルトラネクロズマとサイレントラボ複数を組み合わせたデッキの人気が高いと容易に予想できたこと


・ジラーチを主軸にしたエクストラの参考レシピがほぼ無い


の3点を懸念し、さらに残された自分の余裕時間(集団で調整を行える環境に居ないので、新しいデッキタイプを考察するよりも、既存のデッキレシピの理解に時間を割く方が効率が良い)を考慮し諦めることにしました。

実際には、超越ガブギラが先行サイレントラボ張り対応するためにスカイフィールド型が主流であったので、今後エクストラレギュを考えるのなら最初に考慮した上で本当に弱かったら却下するべき項目であると思います。

メタ案3 アローラポケモン

0エネで技が打てるので手札0からでも動くことができます。具体的には『アローラロコン(みちしるべ)』『アローラベトベター(ふえる)』『アローラベトベトン&ベトベトンTAGTEAM』です。ただ超越ガブギラ以外の有象無象に勝つプランを思いつくことができなかったので却下になりました。

3.じゃあどうすんねん。先行ガブギラ最強じゃん

結論:先行を取った『超越ガブギラ』に勝てるデッキタイプは存在しない

僕らプレイヤーに残された選択は二つです。


超越ガブギラを握る

後攻は捨て、先行を取ったら確実に超越ガブギラに勝てるデッキを握る

結局先行必須。ポケモンカードではなくじゃんけん大会ですね。


どっちにしろ先行ゲームになるのであれば、

メタを張られて後攻勝率が下がる可能性のある超越ガブギラを握るよりも、後者のデッキタイプ同士でのマッチを研究し、一番強いのを持ち込む方が勝率が高くなるのではないか

と考えました。

さらに自分の知り合いは殆どがスタンダードレギュで頼れる仲間がほとんどいなかったので、唯一のエクストラ参加者である友人ヒロシの伝に頼り調整仲間を募りつつ(自分の人脈の無さ....)、半ば個人戦状態で調整する必要がありました。
一人で出来る練習量は限られ、1から新しいデッキタイプを考えられるほどの余裕は無いと判断したので、今後まだ見ぬデッキタイプは捨て、既存、有名なデッキタイプの中からさらに取捨選択をし各デッキの練度を上げることを優先しました。

4.先行で超越ガブギラに勝てるデッキ

この時期、エクストラのネットの買い取り表が出回るようになり、関東では『ラッタ』、『ホウオウ』、『レジロック』が人気そうだと予想できましたが、名古屋近郊のエクストラ取り扱い店をの在庫と照らし合わせて、後者2つは地域的なものだと判断。さらに『サイレントラボ』が名古屋でどのお店でも売り切れで、ネット通販でもSOLDOUTになっていたことから、やはり『ウルトラネクロズマ』のデッキ人気は高いだろうと判断しました。『ジラーチEX』も売り切れていたことから超越は流行るだろうという予想もできました。

上記を踏まえて、流行るであろうと予想できるデッキの中で、調整する価値に値するデッキは

①先行で特性ロックが可能


②先行で盤面にアタッカーを2匹そろえることができる


③盤面にピッケルが終わるターンまでのポケモンを並べることができる

の対超越項目3点のうちいずれか(または両方)を満たしている必要があります。

以上の観点から選択した調整デッキは以下の6つです

1.ゾロラッタ (項目①,③を満たす)

:エクストラの顔ゾロアーク。TAGTEAMに圧倒的に強く環境にいるだけで他TAG主体デッキに対しての抑止力になる。先行オカルトマニアで止めた後、先2でゾロアークGXを立てることができれば、ハンデスされても展開して後ろのシェイミEX倒して勝ちの盤面を作ることができる。

2.ロンゾロ(項目①,③を満たす)

:ゾロラッタと違い不純物が少ないので事故率が低い。『ゾロアーク(イカサマ)』と『アイリス』を採用することでTAGTEAMにも対応できるポテンシャルを持つ。

3.レシリザ(項目②を満たす)

:ピーピーマックス、手張りカキで盤面にアタッカー二匹を作れる。ポケモンレンジャーを自身の技を連発するために採用できるので、『オルタージェネシスGX』に対しての抑止力になる。

4.サナニンフ(項目①を満たす)

:『無人発電所』『サイレントラボ』を複数枚採用しても自分の首を絞めない。『ワンダーエネルギー』によってラッタに唯一不利を取らないTAGTEAM。

5.ウルネクダスト(項目①を満たす)

:『サイレントラボ』を置ける。マッシダストのようなイメージ?見た目テキスト強そう。

6.よるのこうしん(項目①を満たす)

:オカルトマニアしながら展開しザクザクピッケルで死なない山を作ることができる。

5.各マッチアップの検証

レシピは過去のシティリーグで入賞していた物から数枚変更して調整しました。手元に残ってるレシピだけ参考程度に載せておきます。

基本的に『レシリザ』は『ゾロラッタ』、『ロンゾロ』に逆立ちしても勝てませんでした。

figure3.レシリザ

『ゾロラッタ』と『ロンゾロ』のマッチアップは『どくさいみんこうせん』の不確定要素に左右されます。『ゾロラッタ』は抑止力的存在で周囲が使うと信じていたので個人的なゾロアーク系統の使用候補としては『ロンゾロ』優勢という感触でした。


『サナニンフ』はゾロ系統に対して『オカルトマニア』や『グズマ』で『フレフワン』を止められると不利に傾くため、『アブリボン』を採用する調整をしました。また対ウルネクダスト、対よるのこうしんが怪しいと感じたためダメ押しでサンダースEXを採用しました。『マーシャドー(やぶれかぶれ)』も採用したかったけど、枠が最後まで捻出できなかった…

figure4.サナニンフ


夜の行進は初手で『サイレントラボ』や『無人発電所』を置かれるとテンポが遅れてそのまま殴り負けるので積極的に選択するデッキではありませんでした。


ウルネクダストは組み方が分からなかったので、マッシダストの亜種のような組み方をしました。
しかし『ウルトラネクロズマ』が『ダブルドラゴンエネルギー』を要求し、『ヤレユータン』を採用することもできないので終盤のNに弱くなります。さらに、打点が170+αとゾロアークにギリギリ届かないので、結局ゾロアークに勝ち切ることができないことが分かりました。『ディアルガ&パルキア&アルセウスTAGTEAM』を採用しても余裕の『ポケモンレンジャー』で返されるのでこれといって対策にはなりませんでした。
Nに強くするためにオクタン型も試しましたが、一方的に取られないデッキに対して『とりひき』を自由にさせたゾロアーク側は容易に『グズマ』でシステムポケモンを狙うので結局しっかりと勝ち切ることはできませんでした。

これらの検証の末、個人の見解としては、各デッキに対して勝率の高いデッキは『サナニンフ』と『ロンゾロ』なので実質2択という結論が出ました。


この時点でCL東京1週間前。

友人のヒロシとの繋がりで愛知のパパさんプレイヤーとの練習会に参加しました。様々な型のウルネクダストと対戦することができましたが、『ロンゾロ』と『サナニンフ』に確実に有利を取るデッキを見ることはできませんでした。

練習会の結果を踏まえて

初戦でいつもスタンだけどエクストラに来ましたー的なレシリザに当たることを考慮して、マッチに左右されるサナニンフは練習用、基本的にはロンゾロを握るつもりで残りの一週間を過ごしました。

※相手が対面練習してないと25分以内終了が怪しく引き分けが発生しやすいので、結果として握らなくて正解だったと、当日ベスト16のお兄さんに言われました。確かに上位にゾロアーク系統少なかったなぁ

6.過去のアーキタイプに学ぶ

結局デッキは心の中ではロンゾロに決めてたものの、一緒に調整していた友達がウルネクダストを候補から抜いていなかったので、『ロンゾロ』と『サナニンフ』の構築とプレイングを煮詰めるのと同時に、『ウルネクダスト』も疑惑60%くらいの感覚で触っていました。

ウルネクダストに追加で『ビーストエネルギー』や『マッシブーン』を採用するとゾロに勝ちやすくなるかの検証もしました。しかし、フィニッシュターンが早くなれば、それだけ山札の圧縮率がロンゾロより低くなってしまい、結局はロンゾロにNゲーされたら不利になってしまう事実が覆ることはありませんでした。

つまるところ、ウルネクには山札を作ることができる構築が必要でした。

※山札を作る:今後のゲーム進行で使用しないと考えられるカードを様々な手段でトラッシュに送ることで、欲しいカードを引きやすくする行為

僕らは山札を作る非GXデッキで特殊エネルギー対応で、山札を作ることができるアーキタイプを知っています。

『よるのこうしん』です。

ウルネクダストは『マッシダスト亜種』ではなく『よるのこうしん亜種』で組むべきデッキでした(何を言っているんだ)

そもそも夜の行進が弱かったのは先行で『サイレントラボ』や『無人発電所』を置かれるとシェイミEXやデデンネGXで展開できずに止まることでした。

相手の場に『バチュル』が見えたら誰でも特性ロックを行うプレイングをします。

しかし相手の場に『ウルトラネクロズマ』が見えたらどうでしょうか

....!

7.ウルネクダスト デッキレシピ原案

以上の試行過程を経て組んだデッキは以下のようになりました。

figure6.ウルネクダスト

各カードの採用理由

ヤブクロン 3

ゾロアーク対面では2匹並べたいのでサイド落ち考慮の3枚

どうぐおとし
 :ミラー戦では相手にダストオキシンやサイレントラボを置かせることを意識するとカウンターエネルギーからのアタッカーとして起用できる

ごみあつめ
:ヤレユータン(リソースマネジメント)っぽく利用できるので、初手でスペシャルチャージを仕方無く切った場合とかに回収手段としての択として用意

ダストダス(ダストオキシン)

BWシリーズのやつ。カウンターエネ+基本エネで技が使える可能性があるから。

ディアルガ&パルキア&アルセウスTAGTEAM

不純物。ほとんどのマッチで場に出すことはない。対非GX戦において、相手にオルタージェネシスGXを言われると負けるので『ポケモンレンジャー』を採用したかった。しかし要求札が多めのデッキなのでドローサポートを使わないターンがあると結局終盤弱くなってしまうので、目には目を、歯には歯をの精神で採用した。要らないポケモンのカードは終盤ミステリートレジャーでサーチしながらアララギ博士でトラッシュに送ることができるので山札を作りやすい。

カプ・テテフGX

対超越ガブギラ最終決戦兵器。グズマ&ハラTAGからサイレントラボをサーチして置くことができ、HPが170とガブギラの火力を1発耐えることができるので、ピッケルターンを生き抜くのに貢献できる
シェイミEX・デデンネGX

手札に合わせて使いわける。プランニングに対しての山のダブルドラゴンエネルギーの枚数に合わせて切って良いならデデンネだし、ダメならシェイミEX。基本的に初ターンに特性ロックをされることは無いので思う存分に展開した後、パラレルシティを青を自分側に向けてトラッシュに送ることで負け筋になることは無い。

トレーナーズポスト

ジラーチの『ねがいぼし』と違うのは明確に欲しいカードがある時だけに使うカード。上から4枚のうちに対象が無い裏目を考えるとハイパーボールのコストにしたり、使わずに番を返しても相手のNで山札に戻って強い山札を作ることができたりできる。後述のバトルコンプレッサーと組み合わせることで、終盤のNの手札2枚とかにされても高い確率でバトルサーチャーに触ることができる山札にすることもできる。

闘魂のまわし

+30で見ることができるHPのポケモンが環境に居ない点、HPが150に上がることでゾロアークGXに対して要求を増やせる点の2点でこだわりハチマキよりも優れていると判断

バトルコンプレッサー

序盤に引いたら山札のアララギ博士やセンパイとコウハイ、グズマ&ハラTAG、グズマ等をトラッシュに落とすことでバトルサーチャーからサポートに触ることができるようにすることができます。中盤以降に引いた場合はこの後のゲーム進行で使うことの無いカードをトラッシュに落とすことで、山札に必要なカードだけを残すことができます。例えば相手のサイドが2枚以下になる状況が見えているのならダストオキシンは必要無いですし、盤面にダストオキシンが出ているならシェイミEXやデデンネGXは使うことの無いカードになります。さらに今後のゲームプランを考えてウルトラネクロズマの枚数が必要以上あるのなら落とすこともあります。

アララギ博士
プラターヌのおっさんよりかは見た目が好き

センパイとコウハイ
バトルコンプレッサーで絶対落としたいのでサイド落ち考慮して2枚

リーリエ
手札にダブルドラゴンエネルギーがある場合アララギ博士だと切りにくい、初ターンに最大8枚引けるのでアララギ博士よりも強い場合がある。

N
初動遅れて盤面で負けた場合だけ、終盤に一回打ちたいので1枚

グズマ&ハラTAG
基本的にアララギ博士でエネを探しに行った方が山札の圧縮も兼ねれるので優先されるが、引けば確実に勝ちになる盤面(ミラーで先にオルタージェネシスGXを宣言したい時)や超越ガブギラ対面で使用したいので1枚の採用。

パラレルシティ
手負いのディアルガ&パルキア&アルセウスTAGTEAMを軽石で逃した後にトラッシュしたり負け筋になるカプ・テテフGXやデデンネGX、シェイミEXをトラッシュしたりする。対ゾロアーク対面ではスカイフィールドで展開された返しにベンチ三枚に絞らせることで、相手のたねポケモンのリソースを削る動きも可能。特性ロックをかけているのでタマタマの増殖でベンチを増やすことしにくく、お互い2回殴らないと勝てない対面に持っていくことで、さらにエネルギーをも割ることができるウルトラネクロズマ側がようやく有利に立てるようになります。

サイレントラボ
超越ガブギラ用。あとは1ターン目から立てれる3枚目のダストダス

カウンターエネルギー
5枚目のダブルドラゴンエネルギー

基本エネルギー
アルティメットレイでの対象先があるとミラーで有利に立ち回れるため最低限。ダストダス(ごみなだれ)とウツロイド用に超エネ多め。

8.ウルネクダスト CL東京持ち込み構築

前々シーズンで猛威を振るっていた「ヤミラミ主軸のLOデッキ」等のコントロール系のデッキタイプは先行を取っても超越ガブギラに勝てないので自然淘汰されると考え考察から切り捨てることにしました。
また、『オーロットbreak』も『トリプル加速エネルギー』の登場によってゾロアークに有利とは言い切れず、レシリザ等のグッズロックの影響を受けにくいデッキタイプが一定数いると考えていたので、積極的に握る理由にならないと判断し考察から切り捨てることにしました。

なのでグッズ多投構築で負けることはないと判断できたこと、相手への手札干渉としてのNはガブギラ対面ではノイズになると判断し極限まで減らしました。(結果としてはヤミラミ主軸LOに一方的に負けることになってしまいまいしたが…)

トレーナーズポスト・バトルコンプレッサー・シェイミEX・デデンネGXを採用したことで極端に事故が減ったので、他のウルネクダストとミラーをしてもNゲーされても勝ち切ることが可能になりました。


さらにゾロアーク系統と半日時間が許す限り先後変えながらのマッチを繰り返した結果、勝ち超しすることができたので有利が付くと判断。


サナニンフ対面では特性ロックをし、回復サポートが止まることを祈るゾロ対サナニンフと同程度のマッチになりました。

このの改良によってウルネクダストの弱いところが全て改良されたこと、超越ガブギラに先行で勝てると自分が判断したデッキ全てに五分以上を取れることが判明したので持ち込む決断をしました。

さらに前日の練習でレシリザは握る理由が無いレベルで弱いと判断したので、初戦以外では当たらないと割り切る決断をしました。『ウツロイド』はレシリザを重く見ての採用であったので解雇し、代わりに『グズマ』を増やすことでミラーをさらに厚く見れるようにしました。(当日の結果見て分かるように初戦踏んで負けました)

当日実際に握った60枚は以下になります。

figure7.ウルネクダストver1.1
デッキコード KxYc8K-SxjOTp-x8Kx88

9.各マッチのプレイング

対超越ガブギラ

先行の場合
   ミステリートレジャーorハイパーボール→カプ・テテフGX→グズマ&ハラTAG→サイレントラボを置きます。置けるだけポケモンも並べたいです。グズマ&ハラやミステリートレジャー、ハイパーボールで切るカードはグズマや軽石といった手札に1枚だけ来ても困るカードのみ。サイレントラボを割られて後攻超越された可能性踏まえて一番強い山札になることを意識してプレイします。カプテテフは一枚で2ターン生き残ることが可能でとてもコスパの良いポケモンなので、もし初手にサイレントラボを持っていたとしても並べられるとよいです。ヤブクロンを優先的に置けると相手が止まってターンが帰ってきたときにダストダスを起動して完封することが可能になります。

後攻の場合
  事前にできるだけ周囲のプレイヤーを把握し超越ガブギラを握っているかどうかをマッチング時点で把握しました。そうするとテテフ、シェイミ、デデンネが初手に来たとしてもベンチに並べることができます。あとは祈ります。他のデッキよりもボール多めでポスト多投型なのでピッケルで全部解決札の可能性は結構高い構築になっているはずです。

対ウルネクダスト
先にオルタージェネシスGXを宣言することを目指します。シーソーゲームが始まったらNを打ち込むことで、山札の圧縮率から有利に立つことができると思います。

その他のデッキタイプ
  サイドプランと山札のリソースを計算しながら山札を作ることを意識します。

10.終わりに

頭で考えていたことをなるべく沢山文章にしたつもりですが、まだまだ説明不足だと思います。質問、説明が足りないところ、ここは間違っているのではないか等々あればコメントください。頂いた内容に対して今後追記していきたいと考えています。

なんとかCL愛知の優先出場権を手に入れることができたので、次回は新レギュレーションということで頑張っていきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

投げ銭方式というのをやってみたかったので、よろしければ


11.おまけ

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