「毒親」の家族。生まれてから価値観を作ってきた人なので当たり前にその存在は「正しい」し「大きい」し「絶対」です。

しかし、それが理由で苦しんでいる。自分の気持ちより（毒）親の言う事を優先していたら、自分の人生では無いですよね、普通に考えて（毒）親より子供の方が長生きだし、実際生きるのは子供なんだから、責任を（毒）親は取ってくれません。幸せにするのは自分自身つまり子供自身なんです。その為に自分つまり子供の頭で考えて選択しなければ正しくないのです。

家族とどんな事があって、どんな気持ちになって、どんな選択を重ねて、と色々エピソードがあるのですが多くて書ききれないので先に結果を書き伝えます。

私がとった毒親との決着は、

物理的に距離をとる事です。

後悔しない為に物理的に距離を取る前にしなければいけない事が有ります。

それは全部でつ有ります。

1.全部気持ちを伝える事

親に（家族に）言いたかった事を、素直に全て伝えて下さい。

どんな時に、どうして嫌で、どこが嫌で、どうして欲しいのか、その場で、面と向かって伝えるのです。
「あの時のあの事が嫌だったけど、どういう事だったの？私はこう思ってた」これでも大丈夫です。

そのときに大事なのが、「自分の気持ちを言い切る事」です。相手に「こう言って欲しい」と思っても、相手の反応をそのまま受け入れて良しと納得するのです。返ってきた反応が想像や期待と違くても、あなたが伝えきれれば大丈夫です。相手にそれ以上を求めてはいけません。同じ答えを繰り返し言うのであれば相手には感じる気持ちがそもそも「無い」のです。（だから辛い。）
何故伝えるのか、理由は、距離を取っても「あの時の事が引っかかってモヤモヤする」とか「あの時の事って何だったのかな」と引きずってしまうからです。「戻りたくない場所」「戻ったら怖い場所」になってしまいます。そうなると結局、思考回路が離れなくなってしまうんです。「逃げ回る人」では無く「自分で歩ける前を向く人」でないと楽しく生きられません。



それをした結果私に起こった変化は、周りに対してどんな気持ちを持っているか解るようになりました。「どんな事が嫌で」「何故嫌で」「あの時どんな気持ちだったか」「どんな事に変だとモヤモヤしてたのか」「これからどうしたいか」が解るようになって言えずに黙っていた事が言える様になりました。
私の場合は同じ地域に住んでいた身内全員へ一人一人話をしに行きました。ショックな事もあって大泣きしながら自転車で走って車屋のおじさんがビックリしてガン見していたのを鮮明に覚えています（笑）
モヤモヤしながら生きていた時に必要だった人は、実は傷をなめ合うだけの人だったりして、要らない友人関係の縁もこの時に切り捨てました。すると自分を好きじゃなかった時の不幸比べで気を使うだけの友人関係ももう要りませんでした。

2.心理学を勉強する事

モヤモヤする事があっても解決出来る様になります。悩む事が怖くなくなって新しい事に挑戦する時に躊躇いが無くなります。


やってみた結果私に起こった変化は、自分の心の仕組みを知る事が出来たので、「訳が解らない」という恐怖を言葉に表して理解する事が出来て、他の人の考え方や感じ方に依存せずに考える事が出来るようになりました。突然浮かぶ「はてなマーク」も恐怖の衝撃ではなくなりました。

3.死ぬ気で自分を変えようとする事

死ぬ気で挑めば生きづらい性格は変えられます。そんな必要が無いならそれで良いのかもしれませんが、私の場合家を出てそれまでの自分を丁寧に否定しました。今までの「漠然としたモヤモヤ」を抱える訳にも「漠然としたモヤモヤ」を生み出したくなかったのです。
生まれた場所を否定して生き方を変えるのは、思考回路や行動の仕方を変えるのと同じ事でした。つまり、性格を変えたのです。


試してみて私に起こった変化は、世界に色がついたみたいでした。周りに居る人の質も変わったように思います。なにより生活が楽しいです。
辛い事も解らなくて答えを出さないで居る事も、ポジティブなものに変わりました。

4.周りの人と自分はそんなに違わないと覚えておく事

周りの人と自分の環境が違いすぎて聞く話や相手の反応がカルチャーショックでも、実はそんなに差はありません。悲しい事や辛い事があっても言っていないだけかもしれないし、驚く様な事を言う人も「差別用語なみの無知」から来ているかも知れないし、何不自由無い幸せな人かもしれないし、辛い事は比べられない、傷を解ってあげられるのは自分だけ。皆と違うからと躊躇うことも卑下する事もしなくてよいのです。

実際試してみて私に起こった変化は、周りに期待しなくなった事です。辛い事は辛い事、周りからの反応に辛く心を動かさなくて済むようになったし、自分の辛い思い出に沈む事も無くなりました。

5.笑い話にする事

辛い事や酷い事をされた過去を誰かに話す時も、笑い話にして話そう


実際にやってみて私に起こった変化は、笑いながら話す事で、辛い記憶も簡単に超えられる事です。
思い出してずっと悲しい、ぐるぐる思い出すという事が無くなりました。

以上！！

漫画などの芸術作品で「毒親」を題材にするものが良くありますが、読みやすくしただけでなく、具体的にどう行動したら良いかという情報がもっと広まると良いなと思いました。（※否定したい訳では無く、いつも楽しく漫画を読ませて貰っています、私も色んな世界を知りたいですし、新しく見つけたら読んでいます！ありがとう！）





立ち止まって悩んでいるあなたの一歩になれたら嬉しいです。