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染めて編む*さざなみソックス

SNSでフォローさせていただいているpiggiesagogoさんが、昨年さざなみソックスという波模様の編み地の靴下のご投稿をされていました。
拝見してからずっと編みたい!と思っていましたので、今回挑戦した話を残したいと思います。

piggiesagogoさんは、かぎ針編みでウェア類、あみぐるみや小さなお人形のウェアなどを編まれている作家さんです。
アイデア豊富な方なので、えー!かぎ針でこんな風に編めるの!?と感心して見惚れてしまいます。
無料のパターンもたくさん出されているので有り難いです。

それで、その本題のさざなみソックスですが、かぎ針で編むソックスです。
しかも縦方向(横)に編んでいくタイプ。
さざなみという言葉にピッタリな、寄せて返すような波模様が非常に面白い編み地です。

この記事は私が編んでみた様子をご紹介するもので、編み方自体の説明ではありません。
編み方を知りたい方は上記のpiggiesagogoさんのサイトからパターンをご参照くださいね。

では、ここから私のかぎ針靴下初挑戦である「さざなみソックス」完成までの道のりをご紹介です。

まずは私にとって初めての編み方になるので、2種あるステッチの練習をしました。

さざなみステッチ

こんなふうに膨らんだり細くなったりの揺らぐ模様あみが、さざなみステッチでした。
棒針ならちょっとは編めている気になってる私ですが、かぎ針は細編みと中長編みくらいの組み合わせレベルしか編んできませんでした。
少々ドキドキしながら、ほう!こうなるのか!!と楽しく練習です。

試し編みでゲージを確認して、いろんな色のあまり糸を組み合わせて編むスクラップヤーンにすることにしました。
糸は全て自分で今までに手染めしたものを利用しています。
どれも靴下を編んだ残りなので、これは何年前のものだ、この糸も良かったななどと、一つずつ思い出も引き出しながら編みました。

が、しかし。
ここまで編んでみて分かったのですが、激しい色替のせいで色合わせに行き詰まりを感じてきました。
この先進むのが怖い。
次どうしよう…これはもう使ったので合う色が無い…と焦るようになり、残念ながら意欲が低下してしまいました。
無計画スタートの無謀さを知りました。
残念ながら、そのまま5ヶ月経過です。

年が明けて暫くして落ち着いた頃、ふともう一度やり直したいという気持ちになりました。
同じスクラッピーでも、今度は色数も抑えてイメージが湧きやすいようにしました。
片方は踵まで編み終え、今度は上手くいきそうかなと反対足分を編んだところ…

え。
カカトを編んだらキツくて足が入らない問題発生。
なんで?と思いつつ2つを合わせてみるとサイズが違いすぎています。
期間を空けてしまったことで、手の加減が変わってしまったのかもしれません。
編み直さずこのままレッグウォーマーとして仕上げてしまえば…、悪魔が囁きました。
いやいや、1回やり直しているのだからまた編み直すくらいナンデモナイでしょと、天使。
半日悩んだものの、やはりソックスとして履きたいので、天使の言う通り解きました。

そしてまた数日。
やっと2つ目のカカトに舞い戻れました。
このカカトも風車編みという初めての編み方でした。
ここでもなんだかキツイ踵になってしまった!と思ったら拾い目を10も間違ってたという凡ミス。
もう!何回やり直してんの私!

やっと全てが編み終えて、今度はちゃんとすっぽり足も入りました。
でもでも、スクラップヤーンの宿命で大量の糸始末が残っています。
100均で必要ないかなと思いつつ買ってしまった糸通しが、大活躍してくれました。
ボサボサの糸端がだんだんと綺麗に整い、やっと完璧に完成です。

左からー
右からー

いかがでしょうか。
初のスクラップヤーンソックスなのですが、面白い色の靴下になれたかなと思っています。
あえて左右は揃えず編みましたが、統一感がある範囲ではないでしょうか。

ここの紺効いているのがお気に入り!

SNSで編まれた方の投稿から、むぎゅっとする履き心地が気持ちいいと伺っていました。
確かに足を入れると模様の凹凸で感じる弾力が、気持ちいいです。
歩いていてズレるという事も全くなかったです。
靴から覗く模様がすごく可愛いので、あら?変わった靴下ね!と人の目に止まるのも間違いないです。
何より、かぎ針で編むのも楽しかったです。

piggiesagogoさん、素敵なフリーパターンをありがとうございました。
スクラッピーヤーンで編むとき、色数は頭で把握できる範囲にすることを心にとめて、また挑戦させていただきたいと思います。

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