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人生を変えたゲーム「碧の軌跡」

英雄伝説 軌跡シリーズとは

 日本ファルコムが手掛ける国産RPGゲームで、「空の軌跡」から始まり、現在までに11作が発売されています。舞台や主要キャラクターを変えつつも物語は全て繋がっており、その壮大な物語はまさに“軌跡”___
2022秋頃には12作目となる「黎の軌跡Ⅱ」が発売予定と、今や日本が誇る人気タイトルへと急成長を遂げています。その中で今回は僕が初めて軌跡シリーズに触れた作品「碧の軌跡」にフォーカスしていきます。

目の前に立ちふさがる壁~真実を諦めない若者たちの葛藤~

 エレボニア帝国・カルバード共和国という二大大国に挟まれたクロスベル自治州という場所が舞台の今作。「特務支援課」という警察の一部署に配属された主人公ロイド、そしてエリィ・ティオ・ランディの4人の若者たち。
およそ縁もゆかりもない4人が、まるで市民のご機嫌取りのような職務に励みながら、やがてクロスベルを揺るがす“巨大な陰謀”へと迫っていきます。今のクロスベルを作ってきた流れを体当たりで知っていく若さと、彼らが目の前の“巨大な壁”にどう向き合い、どう乗り越え、どう成長していくかの過程。物語全体の起承転結。丁寧に作りこまれたストーリーにキャラクター達。良さを挙げればキリがない……。
 そんなこのゲームを更に盛り立ててくれる忘れてはならない要素があります。それが日本ファルコムさん名物?の楽曲たちです!

プレイヤーを軌跡の世界観に引き込む楽曲たち

 軌跡シリーズを面白くする要素の半分以上を占めるであろう楽曲。日常、コミカル、真面目、緊迫、佳境、負けられない戦い…その場のシーンに合わせた的確なBGMがプレイヤーを物語の中へと引き込みます。
例えば碧の軌跡2日目。序盤も序盤です。この日は雨で、いつもとは違うBGMが流れます。雨の日というそんな現実でも当たり前の日常が、なんとも言い難い儚さを表し、それがとても癒される。かなりコアだと思いますが、個人的に大好きなシーン。ぜひ実際にプレイしてその癒し効果を実感してほしいところです(笑)

碧の軌跡から学んだ“諦めない心”

 主人公ロイドのセリフの中で印象に残っているものがあります。

「誰かが立ち上がらなかったら何も変わらない……!」
「流されるだけじゃなく……自分自身の目で真実を見極めるためも……!」
「大切な人たちを……取り戻すためにも……!」
「俺は……!絶対に諦めたりしない!!」
「何度でも……!たとえ足をへし折られても立ち上がってみせる!!」

 熱い…熱すぎるよロイド君!だが、それでいい!
絶対に諦めないという信念。そして子供の頃に抱いたこの“熱さ”が一周回って「真理」なんだと悟った瞬間でした。

真実を追い求めることの大切さ

 真実を追い求めることはとても困難で大変な道です。
「一体いま世の中で何が起きているのか!?」
そんな疑問を抱いている方ならば、おおよそ理解出来るかと思います。
混乱する昨今の世界で、必死にあらゆる情報を漁り、時に陰謀論だと揶揄され、それでも諦めずに確かにある真実を探し続ける___
その姿はまさに特務支援課。彼らと重なって仕方ないのです。
陰謀論(不確かなこと)→事実→真実→信仰
こうして検討を重ね、検証を重ね、徐々に陰謀論は姿を変えていきます。
真実を追い求めることは悪ではありません。間違った情報を得ることも間違いではありません。違う情報だった、それだけのことです。
検証した結果間違いだった。ただそれだけのことなのです。
大事なのは「真実を追い求める心」そしてそれを「諦めない心」だと思います。
我々が本当に幸せになるために諦める理由なんてどこにもないのですから。







 





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