赤ちゃんのころのこと、覚えていますか?

胎児記憶って、ご存知ですか?
生まれる前の記憶です。お母さんのお腹のなかにいたときのことを覚えている。さらには、それ以前の、どうしてこの家族を選んだのかについても、記憶があるケースもあるのだそうです。
子供のときは、お母さんに話ができるぐらい、鮮明に記憶に残っているのだけれど、成長するにつれて忘れてしまうことがほとんどなのだとか。

みなさん、赤ちゃんのころのこと、覚えていますか?

私は、胎児記憶ほどではありませんが、一歳前後ぐらいだと思われるころの記憶があります。

場所は銭湯です。その銭湯には、赤ちゃんを着替えさせたりするためのベッドがあって、私はそこに寝かされています。
泣いています。一人で寝かされているのが不安だからです。
すると、女性が覗き込んできます。
私はいったん泣き止みます。でも、その女性はよく見ると、知らない人です。
そこでまた泣き始めます。
すると今度は母親が覗き込みます。
ようやく私は泣き止みました。

これらを、私は、寝かされた状態の視点で見ているのです。

本当は記憶じゃなくて、夢なんじゃないかと思うときもあります。見た夢を赤ちゃんの時の記憶だと思い込んでいるのでは、と疑ったりします。
内容的に、赤ちゃんが感じたこと、というよりも、大人が考えたことっぽい箇所もありますよね。
「知らない人だったので、再び泣き始めた」とか「母親だったので、泣き止んだ」とか、赤ちゃんって、そこまでしっかり考えて行動しているのかな、もっと感覚的なんじゃないかな。
たとえば「次に覗き込んだ人が、優しそうだったので、安心して泣くのをやめた」とか。

と、思う反面、やっぱりこれは赤ちゃんのときの記憶なのだと思いたい。




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