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ひとりごとって曲ができました。

9月のはじめにこういう詩を書いた。

**相変わらず夜が怖くなってさ
1人でいることばかり
考えているんでしょう
落ち着かない事があって
これでよかったって
自分にいいきかせるのは
やめにしませんか 。
もう
「何処へだっていける」と
そんな強がりはやめてよ。
そうだな
心配しないであなたは独りじゃないから
すぐに居なくなろうとする
あなたの悪い癖
心配しないであなたはひとりじゃないから
何度だって言うよ
ここに居てほしい。


誰かにあてたものではない、きっとこう言ってほしかったに違いないが詰まった言葉だった。
homesickという曲があって、その主人公を救いたかった。ただこの物語は交差して結局お互いの願いは届かないまま消えていくことが根底にあるから、この新しい詩の待人側の願いも、遠くにいくと決めて帰り道を見失ってしまった旅人の願いもついに叶うことはなかったって話。
どうか届いてほしい程強く儚い光はないだろう、淡い色を放ちながら光も届きそうもない距離に願いを放つ。その色はのちに藍色の空に染まって消えていってしまう、そんな情景が浮かんでいた。

どれだけ待つ理由があっても、聞こえない距離にあったら届かないし。どれだけ側にいる理由を探しても近くにいなければ理由なんてものは足枷になるだけで、報われないって解釈は僕の中でこうあるんだ。

きっとこれはひとりごとだろうなって思ってそのまま『ひとりごと』ってタイトルをつけた。

**
間違い探しばっかり
それにもいい加減疲れてきたでしょ
誰もいない部屋でいくつも星を数えて
いつか帰ってくる日を数えた
いつのまにか会えない日を数え始めて
今頃溢れてくるの
本当はあの日溢すはずだったのに
ただ、同じ温度に
染まっていれたらいいなって
願っていたから だからね
心配しないで貴方は一人じゃないから
すぐにいなくなろうとする貴方の悪い癖
心配しないで貴方は一人じゃないから
どこまで行っても貴方を待っているから
君がいない夜が怖くなってさ
ここにいない日が馴染んでく
いずれ平気になってしまうようで
怯えてるの
何度だって言うよ
聞こえてる
心配しないで貴方は1人じゃないから
すぐに居なくなろうとする
貴方の悪い癖
心配しないで貴方はひとりじゃないから
臆病なまんまで
弱虫のまんまで
怖がりのまんまで
繋がってゆく
どこまでいっても
ずっと待ってるよ**


届かないひとりごと。
それでも願うひとりごと


tuna

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