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私はなぜnoteを書けなかったのか

スラムに入ってから、色んな人のnoteを見てきた。
ずっとnoteを書いてみたいと思っていた。書くチャンスはいくらでもあった。
それでも書けなかった。

今日、自転車を漕ぎながら書けない理由を考えてみたら、思いのほか言葉がポンポンと浮かんできた。まとめたらひとまとまりの文章になりそうだったので、いっそのことnoteにしちゃおう!と思い立ったわけだ。やる気のあるうちに書いておく。

私はなぜ、今までnoteを書けなかったのか?

一言で言えば、私には文才がないと思っているからだ。

私が通っていた中学・高校では学年ごとに作文集が発行されていたのだが、課題として提出された作文のうち、優れたものだけが掲載されていた。冬休みの宿題で作った短歌(全員掲載する)以外で、私の文章が載ったことはない。
つまり、選ばれたことがないのだ。
そこで私はこう思った。
私に文才がないから選ばれないんだ。
私が書く文章は、人様に見てもらうほどのものではない、と。

スラムに入ってからは、一時期連載をやっていた。
編集部でも「面白い」と感想をいただいたのだけれど、「えっ、私の文章が面白い?そんなことある?」というのが真っ先に抱いた感想だった。私の書いた文章が好意的な評価を受けたという事実を、信じられなかったのだ。
結局、連載のテーマが重すぎたのもあって、ひと月で辞めてしまった。
続きを楽しみにしてくれていた人がいたらごめんなさい。

綺麗な文章を読めば読むほど、自信をなくしていった。
私の拙い文章を人に見せるなんて恥ずかしいことだと、今でも思っている。
ツイート(決してポストとは言わない)のような独りよがりな呟きなら良いけれど、人に読んでもらうための文章を書くのは怖い。

…という感じでずっとためらっていたけれど、いざ書いてみると、

noteを書くって、意外と楽しいぞ…!

これを機に、noteを書くことへのハードルが下がって、いっぱい書けたらいいなあ、と思う。でも、書けなくてもいい。それくらいの軽い気持ちで、自然と浮かんできた言葉を紡ぐのが好きだから。


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