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実写のその奥について

こんばんわ、卯月螢です。
絵や詩や文章を書いて制作しています。
今日は自身も参加している曳舟にあるgallery hydrangea企画の
「幽玄の楼」に行ってきました。
昨日に伺う予定でしたが、天候などのお陰で不調となり本日なんとか体調などを整えて伺いました。

行ってよかった。

招待作家:Toru Nagawaさんの水彩作品

招待作家のToru Nogawaさんの作品を原画で拝見できました。水彩の作品と思えないような素晴らしい作品です。過去と現在が交差する古城の風景。並び立つ麗人二人。
水彩で美しく繊細に描き込まれた写実的な作品です。
ご自身のツイートでも話されていましたが写真のような印象を持たれることが多いそうです。
現代は写真やデーター、AIなどでリアルな絵が描ける便利な時代。でも、作家の作品を原画でみて思うのは確固たる世界観と再現技術と表現力・・これはまだ写真でなどは表現できていないと思います。
これは個人的な感想なのであまり気にしないでください。
静止された画面の中でモデルの個性を表すのが立ち居振る舞いだと思います。例えるなら手の位置や足の角度、目の視線に唇の赤。
実際拝見して画像では気付けなかった細部までの配慮とこだわりに気付くことが出来ました。
モデルのお二方はよくNagawaさんの作品でもお見掛けしますが、作家とモデルの交流など感じ取れる些細なこだわりなどは原画でしか感じ取れない部分かもしれません。
あと、これが凄かった・・
背景の窓の時の流れを感じる配色の選び方。
夜の闇からノスタルジックな夕闇へ移り変わってゆくのですが、よく舞台照明の様な感じと言えばわかりやすいと思います。
舞台の照明の様に移り変わりは時の流れを感じさせますね。
あと、小道具の細部の書き込みは、写真では潰れてしまうような陰影まで表現してあり、実際その場に居るような臨場感を受けます。
素晴らしかったです本当に
大劇場で演じられている一場面を切り抜いたような作品は、第一線で活躍されている作家さんの迫力を感じ取れますね。

自分の絵が一緒に飾られているのを見たくって足を運びましたが
やはり圧倒されますね。
自分なんて、当たり前ですがまだまだだなと思います。
本当に、この様な素晴らしい作品は原画で見て頂きたいですね。

自分の作品の事を話そうと思っていましたが、感動して興奮しているようで
覚めてしまいそうなのでここまでにします。

本当に良い作品を見れてよかったです。
有難うございます。

https://note.com/turehotalu/n/n48fa6262abbf


【幽玄の楼】
gallery hydrangea
2023年5月5日~5月14日(日)
13:00~18:30(最終日17:00)
〒131-0032
東京都墨田区東向島1-3-5


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