弥生賞 レースレビュー

3月を機に久々に。
クラシックに向けて皐月ダービー出走馬全頭の寸評が出来たら。牝馬は出揃ってからかな。

しかし強かった。
馬券的にはプレミアムから入れてたもののって感じ。

◎優勝【ダノンプレミアム】

完勝。
ちょっとケチが付けられないレベルになった。

レースラップが
12.5 - 11.0 - 12.5 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 12.8 - 11.7 - 11.0 - 11.6
という前半5Fの方が2秒遅いスロー戦。

サンリヴァルが積極的にコントロールしていくところを離れて追走。3ー4コーナー中間でサンリヴァルに取り付き、直線入り口では余裕を持って馬場の良いところに進路を取り後続を寄せ付けなかった。
先ずこのレース結果から皐月賞に繋がるかは後に置いておくが、最大の課題であったスローでの折り合いをクリアして来たというのは非常に大きい。
流石に相当噛んでいたし、常に力んでの追走ではあったものの我慢は利いていたし、結果的にあのギアチェンジだからね。これで折り合い及び距離については大きく問題にしない。
レースを使った影響が出るかは注視する必要はあるものの、総合力の高さがちょっと違う。
この手の馬に川田というのも好材料。

他馬比較で見ても、2着のワグネリアンにゴール前詰められてはいたものの決定的に詰めさせてない、仕掛けを待ちたかったサンリヴァルに対して馬なりでスッと抜けていく場面といい、全ての武器で上回って来てしまったからな。。

朝日杯の時も感じたけど、同じ条件で走れば、決定的な不利と故障が無ければ100回走って100回勝つだろうなって内容。。。

当たり前に皐月賞も筆頭になる。


後に置いておいた皐月賞に繋がるレースだったかという点については、ラップだけを見れば繋がらないのは間違いない。
先ず皐月賞の道中で12秒後半が5F連続することは有り得ないからね。

ただ、このレースのラップの刻み方はダービー向きということを証明した結果になる。
例えば昨年圧倒的に能力が足りてなかったマイスタイルがダービーで掲示板に乗り、マカヒキがダービーを制した、サトノクラウンがダービー3着だったように、弥生賞の絶対的傾向であるスローからのギアチェンジのというのは皐月賞では無くてダービーに繋がる。
推定では今回のラップで11.7-11.0-11.3か4程度のラップだと思うので、ゴール前でも大きく落として来てないというのも東京を考えた時には大きい。

では、皐月賞に向けて死角があるかというと、これもまた問題にしない可能性が極めて高い。

朝日杯ももちろんではあるが、それよりもハイレベルだったサウジアラビアロイヤルカップが皐月賞という意味では参考になる。

時計の出やすい馬場状態だったこともあり、勝ち時計自体は鵜呑みには出来ないものの、11秒台が続く流れで削がれていない点、同様に心肺能力についてクリアしているし、前後半微差ではあるが、4Fでハイの流れではあるしね。

後はこのハイで2000を走れるかだけだけど、崩れるところは想像し難いからな。

多少難しくなっても上回れる馬が現時点では出て来ていないし、早熟血統は否めない、完成し切っているという成長力の問題はあれど、残り1ヶ月で他の馬がどこまで差を詰められるのか。

多分本番2つで大きく負荷を掛けてくることも無いし上積みのカーブとしてはかなり緩やかな曲線になると思う。僅かな隙を付くならそこになるかな。

現時点では皐月賞ダービー共に迷うことなく本命の印を打ちたいというか、打たざるを得ないという評価。



○2着 【ワグネリアン】

現状完敗だね。

ただ個人的な印象では想像以上にやれていて絶望的では無いと思うし、逆転の可能性を数パーセントは残したという評価で良いと思う。

ただ、今日の結果を受けてダービーは絶望的かな。。
東スポ杯でもそうだったけど、瞬発力で勝負するタイプでは無くて末脚の持続力で勝負するのがこの馬の特徴の1つになる。その点で今日一緒に走っていたオブセッションとキャラクターは同じ。

福永も流石に脚質を把握してるので4角で早めにステッキを入れたし、乗り方としては一応の正解だった。あくまでトライアルとしてだけど。
ダービーではこのズブさは結構致命的かなと思っていて、先ず距離的にこの馬が2400がギリギリだと思うので、ポジションとしては後方に構えて追走心理で持たせたいところ。
もう1つは弥生賞の時点でかなり仕上げているので皐月がピークで、ダービーでは少し下降したところでの出走になるだろうというところ。
そうなると後方待機でズブくてとなると他の有力にはちょっとキツイと思う。
弥生賞のラップでも11.5-11.1-11.1くらいで上がって来てるとは思うので、おそらくもう200伸びれば11後半で上がるとは思うけど、アタマ差が遠そうな。。

逆に皐月に関してはいくつかの条件を満たせば逆転の目があると思っていて、最大の条件がダービーを捨てることになる。
先の通りほぼ皐月で100に出来てしまうのだけど、ダービーを見据えた時に少し余裕を残すようでは厳しくて、皐月一本に切り替えて一冠だけは奪いに行くのが大事。

そして、東スポ杯から見てワグネリアンは皐月賞に対応出来るベースのスピードがある馬なので、明確にポジションを取りに行って良いと思う。
今回はジャンダルムとプレミアム二頭をを見るように進めたけど、プレミアムに絞って背後を狙えば善戦は可能だと。ゲート自体に大きく難がある馬でも無いし、プレミアムよりはうるささも出てなかったので、流れる皐月なら折り合いは付けられるだろうからね。
それでも上がりが引き出せるのが強みなはず。

最後に大変申し訳無いがデムーロを鞍上に据える。福永は折り合い重視にする時にポジションと馬群で折り合いを作るけど、デムーロはペースを踏まえてギリギリで堪えられるタイプ、加えて仮仕掛けが作れる騎手だからね。
マークをするとそこで満足して仕掛けを待ちたがる福永と違って加速扶助が上手いデムーロならズブいのを加味してゴーサインのプレサインを作れるのが良い。

もちろん福永の騎乗が悪いということではなくて、こればかりは日頃の癖もあるし、噛み合わせの問題。
福永が割り切ってこの乗り方が出来れば良いんだけどね。

対ダノンプレミアム戦線の筆頭グループの2番手っていう評価かな。人気落ちしないラインなので美味しく無いけどギリギリまで注視したい。



▲ 3着【ジャンダルム】

あんまり語ることは無いかな。
底を見せた。トライアル乗りではあったけど、仕上がりもワグネリアンとそこまで差があったとは思わないし、純粋に力負けした形。
反応速度で勝負するタイプだから、プレミアムと同じ位置で競馬すれば面白いけど、それでも差は明確にあるから勝ちまでは無い。

現状対ダノンプレミアムでは完敗組の2番手グループの上位、馬券としては仕上がりと枠で3着一考というところか。
怖いのは鞍上が豊さんで池江厩舎というクラシックで加点しか無い2人ってところだろうね。

馬券的な妙味も含めて今後は考えたいけれど、最内でも引かない限りは買い目には入れない方向で進めたい。



× 馬券外 【オブセッション】

馬が幼かった。

個人的には大きく評価を上げなかった一頭で、その理由はワグネリアンと同様に、というよりそれ以上にズブい馬というところ。

前走阪神コースで下り坂の扶助がありながら伸び始めたのが逆に登り坂という点で見ても極端にズブい。

そこに優等生(最近はそうでも無い)のルメールでは加速扶助が付けられなくてキレ負けすると思ってたからね。こんなところでレイデオロのダービーやるとも思えないし。
能力的には優ってるのにジャンダルムにも完敗したのは幼くて逆手前になったというところも勿論だけど、そこに至るまでの過程も悪かったということころになる。
もう少し事前に進めておけばステッキに過剰リアクションして逆手前から膨れてタックルなんて大事故にはならなかったと思うけどな、、

ただ伸び始めるとエゲツない持続力とキレを持つ馬でもあるので、良い脚を長く使うのが求められるレースでは恐らく無双出来るくらいのポテンシャルを持ってると思う。
そういう意味で今回はスローからのヨーイドンだったので、展開的には最悪だった。

全体的にスッキリとしていた仕上げだけど、余裕は残しつつトモが甘いあたり陣営としても本番というよりダービートライアルを踏まえてた可能性はあるなと。

脚質的には厩舎お得意の青葉賞ローテで見たい一頭なんだけど、そこで出てこられても人気だしな、、。
春負け続けて菊花賞トライアルで買える方がオッズ的には妙味あるし、どこを買い時と見るかは難しい。青葉賞でも気性面で嫌われるなら美味しいと思うんだけどね。
こればかりは読みづらいし、抑え続けるしか無い。



こんなところかな。

プレミアムが圧倒的なのは間違いないとして、ワグネリアンが全部噛み合えば逆転できる枠に入ったのは自分でも驚いてる。
どちらかというと、全力で嫌うタイプの馬なんだけどね。冷静にレースだけを見るとこうなるかな。

加えて追い切りも前駆の伸びが良くなってるし、負荷じゃ無くて走り方の部分で改善すれば面白いはず。


あと1ヶ月他の馬にも触れながら本番前に再度検討をしたいと思いますので、ぜひお付き合いを。

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たき

競馬予想

夢と馬体は大きいに限る。 競馬を投資にするべく日々精進。
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