【釣り情報】マサバの釣り方・ 生態を詳しく解説!!
お店のお寿司にはじまり、塩焼きや煮付けなど家庭料理としても馴染みのあるマサバ。日本国内での流通量も多いことから釣りをする機会が少ない主婦にも多く知られています。
釣り場としては堤防や船。釣り方としてはサビキ釣りが定番の釣り方ですが、ルアーでも釣れるため場所や釣り方が選べる魚です。今回は、そんなマサバの基本情報から分布場所、釣り方をご紹介します!
マサバの基本情報
・名前:マサバ(真鯖)
・名前の由来
サバ属にはマサバを含め全3種おり、その中で一番流通しているのでマサバと呼ばれています。
・他の呼び方
日本各地の市場:ヒラサバ・ホンサバ
サイズ別
-小型:コサバ・サバゴ
-24cm未満:ローソク・ローソクサバ
-24~25cm:ギリ
-25~28cm:ナンキン
・分類
サバ亜目サバ科サバ属
・旬
海水の温度が14~17℃ほどの暖かい海流に乗ってやってくるマサバは、5~11月がベストシーズンです。
・大きさ
20~30cm前後が平均的なサイズで、大きい物だと60cmを超える大物を釣ることができます。
・種類
マサバ・ゴマサバ・タイセイヨウサバの計3種がサバ属分類されています。
・繁殖期
全国的に見ると産卵期間は2~8月と長期ですが、これは産卵地域によって差異があるためです。以下に地域別の期間を記載します。
3~6月:九州南西・西岸域
4~5月:日本海北陸沿岸部
5~8月:北海道南部
マサバが釣れる生息域
北海道から九州まで日本各地に生息しています。
生息場所
比較的表層付近を群れで回遊していいます。潮の流れによってマサバは堤防付近に接近します。
マサバの特徴
サバ属に属している3種マサバ・ゴマサバ・タイセイヨウサバについて特徴を紹介します。
・マサバ
形は紡錘形でラグビーボールのように真ん中から両端にかけて徐々に小さくなっています。
海上からの保護色の為に青と緑をベースに、黒い波模様が入った模様が背中にあります。また、お腹の部分を銀色にすることで海底の捕食者から身を守っています。
・ゴマサバ
マサバより真ん中がやや細くなっているので、細長く見えます。背中の色合い・模様は変わりませんが、お腹の部分に黒い点が多くあります。
・タイセイヨウサバ
形はマサバに酷似し紡錘形になっていますが、頭部が小さく口が突出している点が違います。タイセイヨウサバも背中は同じですが側面にマサバにはない細い点線があります。
マサバの釣り方
マサバの定番的な釣り方は、堤防や船ともにサビキ釣りです。群れに遭遇した際には大漁を狙うことができます。
また、船釣りの際にはルアーでも釣ることができます。群れによっては昼間でも大漁になりますが、狙い目の時間帯は朝マズメ・夕マズメの時間帯です。
・サビキ釣り
複数のハリがついているサビキ上部にコマセカゴを取りつけ、コマセを撒いて誘い釣り上げます。
竿を上下に動かすことでコマセ袋のエサが周囲に広がり、回遊魚であるサバをおびき寄せます。うまく誘導することができれば足元に誘い出すことができます。
ー竿
長さが3.6~4.5mほどの堤防竿やオモリ負荷5~15号の磯竿をおすすめします。
ーリール
2500番台の小型スピニングリールでも糸を150mほど巻くことができるため、十分使うことができます。
ー糸
ナイロンラインをおすすめします。値段が安いため、万が一何か問題が起きたとしても痛手が少なく、糸をつなぎ合わせてすぐに釣りを再開できるからです。
ーエサ
大手の釣具屋さんなどで販売されているアミエビが良いでしょう。冷凍・常温・チューブなど種類が豊富なため使いやすいエサを選ぶことができます。
・ルアーフィッシング
アジのルアーフィッシングを「アジング」と呼ぶように、サバでも「サバング」と言われて認識が広まり始めています。
回遊魚であるマサバは一度アタリがでると以降続けてアタリが出やすいため、ルアーフィッシングを始めたばかりのビギナー向けの魚でもあります。
フックの返しが無いハーブレスを使うと、大漁に釣り上げる際に便利です。
ー竿
長さ2.5m前後のシーバス・エギング用の竿もしくは、長さ2m前後のアジング用の竿を代用して使うことができます。
ーリール
リールはシーバス・エギング用の竿でしたら2500番台、アジング用は2000番のスピニングリールをおすすめします。
ー糸
PEライン0.8号をおすすめします。同じ場所にマサバではなくチヌやシーバスが食いついて来ることがありますが、安心して対応できます。
ールアー
主に小型ワーム1~2cm・メタルジグ3g・トップウォータープラグの3種類が使われることが多いです。マサバが表面にいる時は小型ワーム、トップの反応が悪い時はメタルジグを使うと良いでしょう。
マサバを釣る時の注意点
マサバは引きが強く楽しむことができる反面、右へ左へとよく泳ぐので他の仕掛けと絡まないよう注意が必要です。
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