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幻の魚イトウを釣る。

19歳、フリーターほぼニート。
家なし金なし。
貯金を全て使い込みリボ、キャリア決済、両親、彼女etc...。
短期バイトの稼ぎとあらゆる手段でお金を借り向かうは聖地、猿払川。

5月末。
最初のバイトが1段落し久しぶりの連休。
誰が呼んだか幻の魚"イトウ"を狙いに来た。
この時期はイトウ釣りのベストシーズン。
産卵を終え河口や海に降り餌を食べるイトウを狙う。
SNS上では何十本ものイトウが上がっており期待して来たのだが....。

生憎の天気。
僕が着いた頃から爆風に雨。
期待してたサーフでの釣りは波が高くどうしようもない程荒れていた。
河口で狙うも寒さに体力を奪われて釣りにならない。
初日、2日目ともにイトウの気配すらなくあまり釣りもできなかった。

そして3日目。
風は残るものの雨は止み少し上流域で釣りをすることに。

少し釣りをしていたらたまたま同じタイミングで来ていたSNS上の知り合いの方からイトウが釣れたとの連絡が。
写真撮影を頼まれて向かった後そのままポイントを打たせてもらうことに‼︎

濁りがキツい川の中にラパラのシャッドラップを投げるとゴンッッ

50センチ強の初イトウ😭
思わず叫んでしまった、、その後の仕事もあり帰るギリギリの時間でなんとか取れた最高の1匹。
恐らくこれからもっとデカいサイズを手にしたとしてもこの1匹の感動は超えられないだろう...。
そんな価値ある1匹だった。
(zenさん本当にありがとうございました‼︎)

2度目の猿払。

6月中旬。先輩から誘っていただき河口エリアでデカイトウのリベンジへ。
さらに今回少し時期は早いが上流域に登り始めているイトウにも挑戦することになった。

1日目。
夜のうちに出て朝まずめからがっつりスタート。
釣り開始すぐに先輩のルアーにイトウが食った!

小ぶりだがサーフェイスで水面爆発💥
あまり睡眠が取れていなかったのでもう少し休んでから釣りしようと思っていたが触発され僕もルアーを投げ始める。

手に取ったルアーはS字系のビッグベイト。
リーリングジャークで水面を誘った数投目。

グンッ‼︎

食った!30m先で巨体が暴れ回っている。
走る魚ではないが首振りのパワーが凄い。
ゆっくりゆっくり慎重に寄せて先輩にランディングしてもらった。
無事にネットイン。
静かに吠えた。

85センチを超える立派なイトウだった。
まさかビッグベイトに食ってくるとは...。

ブツ持ちの撮影以外水面に出さずに丁寧にリリースしてやるとそのまますっ飛んで帰っていった。

開始すぐに釣れたほぼまぐれのような魚だが1つ気づいた事が、試してみよう。
ラインをチェックしすぐにキャストを再開。

そしてまた数投目...。

グンッ‼︎
食った!

ひと暴れした後引き方が変わった。

手前に全力ダッシュした後沖にズルズルラインが50m程出された、スレだ。
遠くだが背中に掛かっているのが見えた。
奇跡的にかかり直ったようだ。

余計に慎重にファイトをする。
そして無事にネットイン。


ほとんど先程と同じようなサイズ。
何匹かのスクールで入っていたのだろうか?

これも元気にリリース。
正確な計測はできていないが陸にあげずにリリースするのが魚に1番だな。

2匹とも傷もなく見惚れるほど綺麗な魚だった。

先輩たちもメーターイトウをダブルキャッチ!
迫力が凄いww

僕もさらに狙ったが釣ることは出来なかった。

そして上流へ。

上流域でのイトウ釣りは危険が伴う。
藪漕ぎをし沼に浸かりながらながら釣りをする。足場は最悪。
そして蚊やあぶ、蜂に襲われ、ヒグマと出くわす可能性もある。

いずれは1人でこの釣りを出来るように...と目標にしているが今回は経験のある先輩たちにガイドしてもらった。
(自殺願望があるなら1人でやるといいよ...と冗談抜きで言われるくらいの釣りだw)

2日間で3河川を回った。
先輩たちは70センチ強のイトウを頭に数本釣り上げたが僕は45センチほどのチビイトウのみで終わった。

先輩たちのアドバイスを無視して半分以上ビッグベイトを投げ何度かチャンスはあったもののバラし...。
しかもデカかったんよな、

たまたま同じルアーを持っていた先輩が後から投げ始めると2本イトウをあげていた。
確実にビッグベイトは武器になる!

↑これは先輩の魚!

狙いどころやイメージはなんとなく掴めたが季節が移り水位も変わるとどうなるか...。
また次回に持ち越しだ。

次の目標はビッグベイトで上流イトウ80UP。
久しぶりに泥臭く狙いたいと思っている。

本格的な上流イトウシーズンの幕開けと北海道で最大の目標である某魚、さらに8月の西表遠征!

待ちに待った俺たちの"夏"が始まる‼︎

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