街頭インタビューを受けた話

バキ童チャンネル登録者としては、光栄な事なのですが、思った事をツラツラと。

先日妻と出掛けていたら街頭インタビューを受けた。
人生で初の事だ。
割と有名な全国放送のニュース番組で使われた。

これはリア友が見たらウケるだろうと思い、ひっそりと仲間内のLINEだけでその動画をお披露目したのだが、案の定、友人としては面白かったらしく、ひと時の暇つぶしのお役に立てた。

しかし、内容が「とあるやらかし系のニュースについてどう思います?」との事で、最終的にはそのやらかした相手を叩くコメントを残す形になってしまった。

なってしまった。
ここがミソである。

そのニュースについてはうっすら知っていた程度で、スタッフさんから具体的な内容を聞きながら一般庶民として感想を述べた。
5分くらいだろうか。

ここでテレビという媒体の恐ろしさというか、モヤりを感じる事になる。

まず大前提として、テレビ局にも「欲しいコメント」というものがあり、それを引き出そうと少々強引な誘導を街頭インタビューでは仕掛けられる。

さらにそこからカットとテロップでテレビ局がみんなに見せたい「一般の皆様の声」の出来上がりだ。

色々話したと思う。
やらかしたけど、信頼回復に向けて頑張って欲しいですね、とか。

マスク緩和とはいえ冷静に考えれば、まだまだコロナ禍と呼べる時代だ。
色んな人が毎日生きていくので精一杯。
結果を残すために多少のズルもやむを得ないという気持ちもわかる。
そんな事もいった。

しかし今回のテレビ局としての方針は「やらかしはいけません。誠に遺憾です。」の画以外を放送する訳にはいかなかったのだろう。

スタッフ
「ジャイアンは映画だと良い奴だけど、アニメだとのび太をいじめるから…?」


「嫌なやつですよね」

内容こそ違えど、これくらいの勢いで誘導されます。

メディアとは恐ろしいものである。
何を信じて、何を疑いますか?

それとも脳死バンザイで自分に都合の良いものだけをなんとな〜く選びながら、一生を終えますか?

情報選びが下手な人間には、余計なリスクが襲いかかってくる可能性が増えてしまうかも。

しれないね。



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