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初心者のための競馬チュートリアルノート

(投げ銭方式です。本文はすべて無料で読めます)

1.競馬場へ行こう

競馬場は芝も馬も美しく、子供向け遊具施設、ヒーローショー、乗馬体験、芸能人を呼んでのイベントなども充実しており、自然公園としても優秀な上に入場料はたったの200円。女性は時々無料と大変コスパの高い施設である。

客層は悪いが景色は綺麗。汚いのは競馬オヤジ達だけなのだ

場外馬券売り場やネット販売でも馬券は買えるが、やはり現地観戦のインパクトには遠く及ばない。是非行こう。競馬経験者と同行可能ならば色々教えて貰えるのでなお良し。

但し、競馬場で実際に馬が走っているのは開催日だけである。例えば京都競馬の開催日に阪神競馬場を訪れても実際のレースを見る事はできない。モニターに映し出される他場のレースを観るだけとなる(馬券は購入可能)。

開催日、開催場をJRAホームページなどで調べていくのが大事だ。気候の穏やかな春秋が特にオススメで、G1などの大レースが数多く行われるのもこの時期である。

2.馬券を買おう

競馬は間近で観戦するだけでもかなりの迫力がある。ドカドカと鳴る蹄の音、風が運ぶ土や草の薫りを楽しめるのは現地ならではだ。

だがやはり、本当の醍醐味は予想をして馬券を買って最後の直線で自分の賭けた馬を応援する為に絶叫するシーンである。

百円でも馬券を買って最後の直線で数多の観衆と共に「差せェ!!」「粘れェ!!!」などと叫んでみよう。それだけで脳内麻薬がドッパドパ出るし、的中の喜びが重なれば尚更である。

競馬場での馬券購入方法はマークシート方式であり、競馬場、レース、券種、馬番を塗り潰して購入窓口や自動券売機に通すだけだが、よく分からなければ緑の服を着た職員に訊くとよい。

また、初心者向け講座なども競馬場内で催されているので、そちらを利用するのも手である。

3.初心者向けの買い方のすすめ

馬券というのは実に沢山の種類があるのだが、初心者というのは実に難儀な生き物で、彼らの要求は概ね

・なるたけ簡単に馬券の買い方を覚えたい
・そしてそこそこ当てたい・しかも時々高い配当を当てたい
・でもなるべくお金はかけたくない

などに集約される。

これらを満たす券種は少ないのでここでは

・馬連(1.2着の組み合わせを当てる。順不同)
・ワイド(1-3着のうちの二頭を順不同で当てる。馬連より3倍当たりやすいが、配当は1/3前後になる。別名拡大馬連)

のみを紹介する。

要は二頭を選んでその二頭が共に上位2着以内または3着以内に入れば的中となる。

その二頭だが

一番人気+穴馬(自身で予想したあまり人気のない馬)

これだけを買おう。一番人気と穴馬の組み合わせのみをを買う戦術は、フォロワーのケリー氏@KellyPAMYAPAMYA が多用することからケリーフォームと呼ばれている。
https://gamp.ameblo.jp/team-kimasuka/entry-12227242912.html?__twitter_impression=true

ケリーフォームの優秀な点は

1.点数を少なく絞れる

2.穴馬の人気次第では充分な儲けが出るし、初心者の大好きな万馬券も夢ではない

3.を一番人気で固定することで予想コストが大幅に短縮できる

などがある。

尚、選んだ穴馬は複数でも構わないが、当然点数は増える為、的中率は上がるが当たった時の威力は下がる。

何故一番人気を盲目的に買うかというと、競馬ファンというのは実は優秀で、一番人気の馬はちゃんと馬券になる確率が一番高い。

3着以内60%

2着以内50%

1着35%

程度が平均的な成績となるのだ。

これを買うだけである程度の的中率が確保できる上に、2番人気や3番人気に目移りして点数を増やすよりも少額で遊べるのである。初心者から中級者以上までしっかり使える優秀な戦法なのだ

4.穴馬の選び方

これは多種多様で一口では説明出来ないのだが、大きくピントを外さないエッセンスだけを記しておくと

・なるべく前に行く馬を買え(逃げ馬、先行馬)
・過去好走歴があるが、最近着順と人気を落としている馬を買え

などがある。

後ろから鮮やかに差し切る差し馬追い込み馬は派手で強く見えるのだが、競馬はハッキリと先行有利。高配当を演出するのも前掛かりの馬が多いのだ。迷ったらまず逃げ馬・先行馬を探そう

一番人気がレースの主役、逃げ馬が展開の主役、穴馬が配当の主役であることは中級者以上であっても何も変わらない競馬の本質なのだ。

次に「過去好走歴のある馬」とは例えば、

5→4→12→8→15着

みたいな馬である。
最近はなんらかの理由で凡走しているが、本来力のある馬であることが多い為、なんらかのきっかけで今回2着や3着に入って波乱演出というケースが多々あるのだ。

他にも沢山穴馬発見法はあるので、各種書籍やサイトなどを読んで研究されたし。

5.競馬における一番大事な事とは?

上記における買い方は当然のことながら必勝法ではない。初心者はまず少額から始めることを強くオススメするし、高額を賭けて大敗を喫しても自己責任なのがギャンブルの掟である。右も左もわからないまま高額ベットなど愚者のやることだ。無理は禁物。

そして、上記の買い方でも穴馬選びにセンスがある人、または当日に運がある人なら勝つことは充分可能だが、基本競馬というのは長期で見れば九割が負けるギャンブルである。

ただ、競馬というのは馬の美しさや携わる者の想い、勝負の場における駆け引きの妙など、ギャンブル性だけがその魅力ではない。このスポーツは節度さえ覚えて賭ければ、長期に渡って楽しめる素晴らしいものなのだ

初心者であっても上記のようにそこそこの的中率を確保できる買い方なら、まず大負けはしない。負けても丸一日遊んで数千円くらいのものである。大人の他の趣味と変わらない。

ならば、まずは大勝を目指すよりもゆっくりじっくり大負けを避けつつ楽しんで、自分の人生を豊かにするような遊び方が出来たならば、それはもう勝ちみたいなものではなかろうか。

競馬に限らず思うことだが、短期でドカンと何かしらをやり遂げる事ばかり持ち上げられて、長く緩やかに楽しむことの素晴らしさを伝えるものは少ない。人生は長いし、俺はそちらの方がずっと大事であるような気がしてならないのだが。

6.おわりに

これから春めいて来るつれて、大レースに向かう名馬達も始動し、競馬ファンたちも連動してソワソワし始める。

桜並木の下で若駒の競う桜花賞や皐月賞は風光明媚であるし、言わずと知れたクラシック最高峰レース、オークス、ダービーが行われる頃は府中の芝の新緑が最も映える季節だ。

今はその前哨戦が行われる頃であり、競馬を始めるにはとてもいい時季なのだ。

百円馬券で喉嗄れるまで叫んでも何恥じることは無い。くだらないことで熱くなれるサガは人類のみに許される美徳だ。日本のプロスポーツに於いて十万人が一堂に会するものは競馬の他には無いのだ。

日々の想いを駛馬に乗せて、青天の下、数多の同胞たちと狂い混ざることに、仄かなる憧憬を覚えるのならば、競馬場へ行こう。

(当エントリの本文は以上になります。以下の有料部分には2019/3/16に撮り下ろした焦燥ガールさんとの婚活についての対談キャス合言葉こと閲覧パスワードのみを記しています。すでに購入済みの方は再度課金する必要はありませんが、おひねりのつもりで投げ銭頂くと、今後の更新の励みとなります。よろしくご検討願います)

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