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無知な中年とか正直ゴミだよね

固定費の見直しなどをしているうちに「身近かつ、知っておいたほうがいいのにロクに知らなかったこと」がたくさん見つかってしまい「四十過ぎてこの無知はいかがなものか」などと反省しつつ、最近はツイッターもそこそこにひたすらインプットの日々だ。

「配偶者が死んだ時の相続税は1億6000万までは非課税」とか「遺族年金の男女格差はひどい。もらえる総額にして男は女の約半分」とか「金持ちがタワマンを買うことは凶悪な節税対策である。なぜならば固定資産税や相続税における不動産評価額が、実際に取引される価格と比べ著しく安いからだ」とか「死亡保険金に掛かる相続税には500万の非課税枠がある」とか「楽天ポイントはやり方次第で半端なく貯められる」とか「一般的にいうところの確定申告とは所得税の確定申告にすぎず、住民税の確定申告はまた別概念」などなど世の中の九割が知らないけど「それ知っとかないとヤバくね?いきなり死なないまでも時と場合によってはめっちゃ損するんじゃね?」みたいなことは山ほどあるんだなあ。

学校の勉強も大事だろうが、おれが思うにこの手の知識を学校で教えないのはわざとやっているんじゃなかろうか。

「金とか生活には頓着なく、机の上の勉強だけ得意な人間を国策的に量産しようとしてるんじゃないか」などと邪推してしまう。そういう労働者って優秀で買い叩けるもんな。

学校でろくすっぽ教えない以上、この辺の知識は親が学んで親がこどもに教えるか、自分で学ぶしかないんだよね。

そして、この手の知識を吸収することは個人的にはあまり苦に感じない。

将来役立つかどうかもわからん知識を学ぶよりも遥かに手ごたえがあって、じんせいをゴリゴリ駆動させている実感を得られるからだ。

本来、人間の好奇心とは「新たな知恵を得ることに喜びを感じる」という本能であり、それを刺激し続けているおれの近況は多忙ながらもそこそこ充実しているのだ。

もうちょっと身近な話をしよう。

おれは長年のdocomoユーザーなんだけど、スマホと自宅の光回線利用料で毎月の支払いが15000~から来るのな。

それをdカードゴールドで支払う設定にすると月10%がdポイントで戻ってくる。そしてそれは料金支払いに流用できる。

すると、年間で18000~ポイントがバックされて一月分くらいの支払いがゆうに浮いてしまう計算なのだが、なんとその設定をずっと忘れていて、数万ポイントをドブに捨てていたことに今日気づいてしまった。

ちなみにdカードゴールドは年会費10000かかるため、docomoユーザーがそのような使い方をすることを前提として作られているはずだ。

つまりおれは当カードのデメリット(高い年会費)だけを負担して/メリット(ポイント還元)を見逃すというマヌケっぷりを数年単位で続けていたことになる。

これは迂闊すぎる案件だが、ちょっと気に掛ければ得られる情報を知ろうとしないまま放置したり、少しの手続きをめんどくさがることで月数千~数万円相当の損失を見逃すことは多々あるのだ。

最近はd払い、paypay、auペイ、楽天payなどのコード決済キャンペーン合戦も熾烈につき、このへんも導入するならば早いほうがいいだろう。

メリットを簡単に説明すると、

1.スマホに入れたアプリを開いてコンビニなどで(大手は大抵使える)バーコードを見せるだけで決済が完了するため財布を開く必要がなく楽チン。

2.決済のたびにポイントがたまってお得。

3.各決済アプリの支払い方法をクレジットカードに設定しておくと、大抵そっちでもポイント入ってお得。

4.既述のごとく、コード決済アプリのシェア争いは激化しているため、キャンペーンなどを利用することによりさらにポイントたまってお得。

だいたいこんな感じである。

ちなみにコンビニ店頭などにおけるキャッシュレス決済方法については、すでにid払い、楽天edyなどのおサイフケータイが既にある。

だのに、なんでコード決済みたいなものを新たに作らなあかんわけ?設定めんどくさいんやが?という疑問も湧くところだろう。

おサイフケータイには弱点があり、FeliCaという機能を搭載したスマホと(その結果、スマホの単価が数千円から上がる)/店側に設置する専用読み取りマシィンの二つが揃わなければ使えないのである。

その点、コード決済はアプリを入れてバーコードかQRコードを読むだけで決済可能につき、客も店も導入コストを削減することができて、双方にメリットがあるというわけ。これを知らないとワケワカメになってしまうのだ。

docomoだとid払いは既存のおサイフケータイ/d払いは後発のコード決済。楽天だと楽天edy/楽天payがその二者にあたる。この関係を覚えておけばだいたいOKだ。

あとはポイントを集めまくって使いまくれば結構な利得があるわけだが、ポイント集めにもコツがある。いちばん大事なのは「集めやすくて使いやすいポイントを重点的に貯めること」だ。

当たり前だが集めにくいポイントを獲得しにいってもショボイ額しか貯まらないし、そこそこ貯まったところで使うところが少なければ無駄になる。

それにこの手のポイントは一定期間で失効する場合が殆どなので、あるていど貯まったらドンドン使わないともったいないのだ。

となるとまず貯めるべきは、支払い料金が比較的大きくなりやすいスマホ料金や電気料金、頻繁に使う実店舗、ネットショップなどで獲得可能なポイントである。

よって、コード決済競争で勝ち残るのはおそらく三大携帯キャリア(docomo、au、ソフトバンク)プラス楽天が濃厚と見られているのだ。

docomoならば携帯と光回線料金などを合算してdカードで支払い、既述の通りコンビニなどの実店舗ではd払い、それが使えないところではid払いでひたすらポイントを貯めることがセオリーになってくる。

ソフトバンクならpaypay、auならaupay、カードもそれぞれのポイントと相性が良いものを使うことが効率的だ。

楽天はさらに強力で楽天経済圏と呼ばれる多数のサービスを併用することでポイント獲得効率が飛躍的に上がる。

そこで獲得したポイントはやはり殆どの楽天系サービスで利用できるのである。ポイントの入口と出口を競合他社よりいち早く整備してしまった感があるのだ。

具体的に言うと楽天銀行と楽天証券で口座を開き、楽天カードを作って、楽天市場でたくさん買い物をするとハチャメチャにポイントが貯まってしまう。

そのポイントは楽天経済圏においてはほぼ通貨同様であるため、さらに楽天市場で買い物をしたり、楽天証券で株式や投資信託を買ったり、なんと楽天競馬で馬券を買うこともできるのだ。

実際にポイントを現金化しようとしたバケンカスが、クッソ固そうな馬の複勝に大量の楽天ポイントをぶち込んでいるのを見たことがある(ちなみにその馬は見事に大敗した。畜生のやることに絶対など無いのだ)。

また、どのクレジットカードにも言えることだが、カード支払い対応サービスではとにかくメインカードを設定しまくって、そこでもやはりポイントを集中獲得ことを薦める

とくにamazonなどの大手ネットショップや、電車通勤マンのモバイルicokaなどは年間だと結構な利用額となるため、数万ポイント獲得できるケースも珍しくない。

これはもちろんオンラインサービスだけに留まらず、各種保険や税金の支払いなどについてもかなりのポイントが発生しうるため、特に支払額の大きいもの程しっかりポイントバックを受けておくべきだ。

ちなみにおれはマヌケであるため、いくつものサービスで設定し忘れていることにやはりつい最近気づいてしまった。とうぜん死ぬほど後悔している。

だって累計損失額数十万(ポイント)とかなんだぜ・・・おまえら数十万ほしくない?おれはほしい。ほしかった。おまえらはおれの轍を踏むな。屍を超えていけ。

長くなったのでまとめておこう。

・金と生活に関わる知識はめんどくさがらず常に仕入れておけ。ググったりようつべで検索すればいくらでも解説が見つかるし、知らないとめっちゃ損する。

・とりあえず今すぐコード決済アプリ入れてさっさと初期設定してバリバリ使え。最初のわずかな面倒さえクリアすれば、長期的にはどう考えても楽だし得。

・ポイントはたくさん貯めて使えるものを集めろ。貯まったらガンガン使え。

・クレカ決済はメインカードをとにかく設定しまくって、さらにポイントを集約しろ。

だいたいこんな感じである。

それではまた次回!

(了)


◇追記・参考意見など






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