ネット銀行とヘソクリは相性がわるい
「電子化と監視社会は相性が良い」という話があってだな。たとえば「ITテクノロジーによって顔認証や個人情報管理が進むと、権力者がそれを掌握することで権勢が増す」みたいな話な。中国とか今そんな感じだよね。
今回はそこまでスケールの大きくない話なんだけど、前提として知り合いの既婚男性がメインバンクを地銀からネット銀行に移行したわけ。
「スマホアプリから出入金を一瞬で確認出来てしまう利便性には敵わない」というのがその理由らしいのな。気持ちはよくわかる。
するとどうなったかというと奥さんに残高を頻繁にチェックされるようになって、かれの無駄遣いとかヘソクリの余地が劇的に減ってしまったんだよね。
所帯持ちサラリーマンにとっては「ハイテクノロジーも良し悪し」という実に哀しい話なのである…
(了)
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