すぎもと

哲学対話団体「ダイアログ」を主宰。 ITコンサルタントとして働きながら哲学をビジネスで…

すぎもと

哲学対話団体「ダイアログ」を主宰。 ITコンサルタントとして働きながら哲学をビジネスで活用するための活動を行っています。 哲学対話ブログも是非ご覧ください。 http://philofolio.com

最近の記事

哲学対話で出会った夫婦二人、そろって夫婦会議アンバサダー®︎に就任しました

こんにちは、すぎもとです。 「夫婦会議」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「家族会議」なら聞いたことがあっても、夫婦会議はあまり耳馴染みのない方が多いと思います。 そんな「夫婦会議」をより多くの方に広めるため、第3期の夫婦会議アンバサダー®として活動することになりました。 この記事では、夫婦会議とは何で、なぜ夫婦会議アンバサダー®になったのか、これからどのような活動を行っていくのかをお伝えします。 一言で結論を言うと、対話を大事にする人を増やすことが今回の私の活動の最

    • 哲学的に本質を考える— 本質を洞察する哲学対話のつくり方

      私は哲学対話を定期的に主催しており、その楽しさや意義を広く伝えたいと考えています。哲学対話は「〇〇とは何か?」というテーマを設定し数人で共に考えていく会です。この記事では苫野一徳「はじめての哲学的思考」 (ちくまプリマー新書)、西研「哲学は対話する: プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉」 (筑摩選書) を参考にフッサール現象学の本質観取をもとにした哲学対話の方法を解説していきます。 哲学史から見た現象学についての解説はこちらの記事を参照ください。 本質観取とは

      • 知識0でもわかる認識論の哲学史

        哲学の世界では何百年、何千年もかけて人がどのように物質や概念を認識するのかを議論してきました。これを認識論といいます。 例えば目の前にリンゴがあれば、私たちは当たり前のようにそのリンゴがそこに存在しているとして認識しますよね。 でもそれって本当でしょうか?もしかしたらそれは精巧に作られた食品サンプルのリンゴかもしれませんし、私たちがリンゴの幻覚を見ている可能性もあります。 そのような可能性を考えだすと絶対に本当のリンゴがそこに存在することは証明し得ないのです。 つまり

      哲学対話で出会った夫婦二人、そろって夫婦会議アンバサダー®︎に就任しました