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今さら?いいや今こそ!クロノトリガー初プレイ

SFC時代ゲームやってた人のほぼ8割遊んでる(気がする)作品、私は縁がなかったので(クロスは縁がありました。なぜいきなりクロスを遊んだかはいきなり買ってきた兄に聞いてください…)いずれやりたいで止まっていました。そして最近、鳥山明先生のイメージボードをたまたま目にして感動し、こんな素敵な冒険ができるのか…とついにプレイ。
今回も超名作のため今更紹介するのもなぁと思うのでバトル、シナリオ、その他で個人的に良かったところをそれぞれ書いていこうと思います。(それいつもと同じか…)

使用ハード: PSVita
関連作プレイ歴: クロノクロス
プレイ時間:22時間(サブイベントもほぼ全部見て1周)

〜だいたいの内容〜
平和を祝う千年祭で出会った少女、マールがいろんな偶然が重なって起きた空間の歪みに取り込まれ消えてしまい、助けようとする事から始まる、時空を超える大冒険RPG。

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バトル周り:数より質!楽しく進めやすいバランス
本作はシンボルエンカウント方式ですが「敵シンボルがうじゃうじゃいて近くに寄ったらすごい追いかけて来て面倒な雑魚戦を余儀なくされる」というものではなく、敵シンボルは決まった場所で決まった動きを繰り返している、私は初めて見るタイプでした。そのため回避も楽にできて(避けられなさそうなものもあるけど)そもそも数も多くないので、RPGとしては通常バトルは少なかった気がします。(自分があまりレベル上げをしないタイプなのもあります)
しかし敵の行動パターンがユニークで、脳死で通常攻撃を連打して倒せる敵もいますが、倒す順番やタイミングを調整しないと反撃などで手痛い目を見る敵もいて、バトルの楽しさはしっかり味わえました。
そしてボス戦。反撃してくるから二人技で被害を減らしたり、こちらの行動によって攻撃方法が変わるので一番マシな攻撃をしてくるように戦い方を調整したり、毎回違う戦略が必要になるのもゲーム性が高くて楽しいです。
システムはFFのアクティブタイムバトルですがFFよりもボスの特性に個性があって初見だと相手の特徴を見抜き切るまでは何をされるかドキドキします。

◆シナリオ: 信頼度の高すぎるSFC時代のスクウェア&エニックスクオリティ
すみません、スクウェア&エニックスと書いたけど私はエニックスのゲームほぼしてないので「やってないけど良いはずだ」と思って書きました。
でもSFC時代のスクウェア作品と聞いて「好き…!」となる人にはわかっていただけると思います。このクオリティ。
外れがあるなんて微塵も考えなかったあの絶対的信頼。
もちろんクロノトリガーにもその高クオリティをしっかり感じました。
当時の流行などをだいたい知っている自分には「これは当時遊んだらかなり革新的で衝撃的だったな」と思えましたが、正直いろんなストーリーが展開され尽くしている現代においては割と先は予想できるかもしれません。
しかし作品全体のテーマというか終わった後に思い返した時、あれはああいう事だったのだな、とか色々考えだすと止まらないシナリオだと思いますし終わった後も余韻でしばらく楽しめるのは良作の証だと思います。
そして個人的にシナリオの肝はゲーム後半で行けるサブイベントで、どれも心に残るものだったのでメインだけでなくそちらもぜひ全部遊んでいただきたい…!
あと、この時代のゲーム独特の「メインにそこまで影響ない、失敗しても損はないけど成功したかった!」みたいなちょっとした仕掛けをはじめ遊び心が詰まっていて事あるごとに「ああっしてやられた…!」という場面があって(序盤の裁判など)そういう部分で一気に心を奪われますね。ゲームならではの楽しさが込められているというか…。
あと背景グラフィックがめちゃくちゃきれい。

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◆その他: 周回プレイでやり込み要素もたくさん
今ではおなじみの強くてニューゲームとユニークなED分岐、そしてバトルで書いたように遊びやすいゲームバランスで周回プレイも楽しく遊べそうです。
ちなみに自分は遊ぶ前「時間がないからメルカリとかでDS版のクリア済データのある中古を買って強くてニューゲームで始めて楽にシナリオだけ見ようか…」などと考えていました。
結局やりませんでしたが、時間がないけど遊んでみたい方はどうでしょう(ただしラスボスにすぐ挑めるので気を付けてください)。

◆ところで平成最高のゲーム1位とのこと
各所ランキングで1位獲得の本作、平成最高のゲームナンバーワンにも選ばれており、そう聞いて「遊ぶ者すべてを超魅了する圧倒的王者ゲーム!」みたいなものっっすごい期待をなんかしてしまいました…wそんな作品どこにもないだろっていう。
実際遊んでみて個人的には1位に選ばないけど上位には入るなって感想ですがランキングとか意識しすぎながら遊ぶのって作品を自分の純粋な、正直な気持ちで見れなくなるしそれはもったいない事だと思うので平成最高と聞いてハイパー期待を持って遊ぼうとしている方がもし私の他にもいらっしゃったら「ちょっと落ち着いて…でも面白からやっぱり遊ぼうか」という感じでおすすめしたいです。

総評
シナリオで良いところをもっと書くとネタバレになってしまうのでうまく説明できないのがもどかしいところです。もっといろいろ特徴的なところがあるんです…というか基本的に全編通して「普通に考えれば」から外れた型破りな作品だなと思いました。
ほんとにサクサク進むしダンジョンもマップなしでも私が迷わなくて済んだくらいで、ストレスがほとんどないので止め時がなくゲーム自体も長くないので「久しぶりにゲームするけど今RPGできるだろうか」という方にもいけるのではないでしょうか。
同じように当時縁がなかった方がやってみるのおススメです。

自分は鳥山明先生の絵を見て、それがきっかけで満を持して遊んだわけですがあの素敵なイラストの通りの楽しい冒険ができ、いい思い出になりました!

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