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#9 緊急帝王切開1

双子の母になりました。
今回は予定帝王切開の4日前に急遽緊急帝王切開に変更になったお話しです。長いので複数に分けます。

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この日は最後の産婦人科健診で主に帝王切開の麻酔科の先生による説明の日だった。
2日後の朝に入院で、4日後に帝王切開のため最後の検診が本当に必要なのかなーとさえ思っていた。また、心のどこかでもうここまでくれば大丈夫だろと油断もしていた。

検診前にいつも通り血圧を図ると140あり、もう一度測ると150に上がっていた。ヤバいと思って140の方を記載すると(なぜ隠蔽w)、看護師さんからもう一度測ってと言われてやっぱり150だった…。
もともと血圧は低い方。何かがおかしい。


妊婦健診の番が来ると、初めてお会いする女医さんだった。新人さんっぽい先生に優しい感じの女医さんの2人。大学病院のため、毎回担当の先生が変わるのだ。

先輩女医さんに、妊娠高血圧を発症しており、双子ということもあり悪化しやすいため本日緊急帝王切開になるかと思いますと突如告げられる。

双子ちゃんだし緊急帝王切開あるかもですねと以前助産師さんから匂わせられていたことが現実になってしまった。
もろもろ最後の検査と健診をした後、心の準備もできないまま、車椅子で別室に移動させられ、助産師さんに頑張ってくださいと応援される。
まだ何を頑張るのか全然想像出来なかった。

別室につき、看護師さん5人くらいが総がかりで除毛やら、着替え、血圧、注射など支度をしてくれた。ものすごい勢いだった。先程の新人医師さんも来てくれて採血だか高血圧だかの薬の注射を打っていたが、私の血管が細くて入らず5回くらい打たれる。
その間にも他の腕や足に数カ所何か分からないチューブを刺された。
特に血圧を下げる注射は入った後も血管が痛く激痛だった。
血圧を5分置きに測られ、その度に注射の箇所がジンジン痛み拷問のようだった。

血圧は150だったのが次第に170近く上がっていた。

そんなこんなで夫がきてくれた。
身内がいると心強い。
ようやく薬が効いて徐々に下がっていった。

しばらくすると執刀医と麻酔科の先生がご挨拶に来てくれた。まだこれから手術する実感がない。

早くて夕方からオペと言われていたが、オペが立て込んでいるため、8時半過ぎに開始となる。所要時間は1時間ほどらしい。
待つことによって変に緊張してくる。早く終わりたい。

時間になると、ベッドからタンカーに乗り換えオペ室前まで運ばれた。病院の天井ってこんな感じなんだと思っているうちにお医者さんたちのオペ前の挨拶がされる。

いよいよ手術が始まるのだ…!

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