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父の嫌なところ

せっかく今日は父の日なので、父の話をしようと思う。

わたしのnoteに、母はよく登場するけれど父はあまり登場しない。
単純に話をする機会が少ない。朝は早くに家を出るし、夜はわりと早く寝てしまう。必要なこと以外の会話がない。寡黙な性格という訳でもないけれど、そういえばわたしは父のことをあまりよく知らないなと思う。何が好きとか嫌いとか。
話はしないけれど、お互い「わかってるやろ」と思ってることが多い。確かに「わかってる」こともあれば、わかってないこともある。家族ならではのコミュニケーション不足な気がする。

わたしは父が嫌いではないけれど、小さな嫌なところが山ほどある。

例えば、お風呂から出たらそのままドアを開けっ放しにすること。指摘すると「換気のためや」と言う。「そんなんいらん」とわたしは言う。何回言っても直らない。直す気がなさそう。

例えば、階段の電気をつけっぱなしにすること。自分が最後に使うときはちゃんと消す癖に、そうじゃないときは絶対につけっぱなし。この理由はわからない。こっちも何回言っても直らない。直す気がなさそう。

・・・このままだとただの愚痴になりそうなので、このあたりで。

直らないちょっとした嫌なところが多く思い浮かべば浮かぶほど、家族なんだなあ、と感じる。たぶん直らないのは、わたしたちが家族だからだ。
父は会社員だから、毎日会社に出かける。会社でどんな風なのかは知らないけれど、恐らく会社で「ここを直して」と言われれば直そうとするはずだ。

もしかして、直らないふりをしていて、そこからコミュニケーションをとっているつもりなのだろうか?そうだとしたら、なんて不器用なんだろう。ちょっと面白い。

今日、父の好きな食べ物がエビフライだと知った。知っている母は流石だと思う。
予想外の子供っぽさを感じる食べ物で笑ってしまったけど、夕食は母とエビフライを作った。
20数年目にして、父のことをまた新しく知る。やっぱりコミュニケーションは足りない家族。それでもわたしたちは家族なんだと思う。

お気持ち嬉しいです。のんびり更新します。